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スマホで配信を見る人が増えるなか、自分も縦型配信を始めてみたいものの「どのゲームなら縦画面でも見やすいのか」「横型と同じ感覚で選ぶと失敗するのでは」と迷うことはありませんか。
結論からいえば、縦型配信に向いているのは、縦持ちのまま操作とUI表示が完結するスマホゲーム(RPG・パズル・シミュレーションなど)が中心で、4:3のレトロゲームや縦型UIに対応した配信向けタイトルも選択肢になることが多いです。
ただし、横持ち専用のゲームを無理に縦枠へ押し込むと上下に大きな余白ができて見づらくなったり、細かいUI確認が必要なFPSやMOBAなどは縦型だと視認性が落ちたりする場合があるため、ジャンルごとの向き不向きを確認しておく必要があります。
この記事では、縦型配信と横型配信の違いから、縦型に向くゲームジャンルの考え方、実在タイトルを交えた例、OBSでの画面設定のコツまでを順番に紹介します。
これから縦型配信を始めたい方も、雑談配信とゲーム配信を使い分けたい方も、自分の配信スタイルに合ったゲーム選びの参考にしやすい内容です。
ゲームジャンルと画面設定の考え方を押さえることで、縦型配信でも見やすい配信を作りやすくなる傾向があります。
この記事でわかること
- 縦型配信に向いているゲームジャンルとその理由
- 縦型配信と横型配信で情報の見え方がどう変わるか
- 縦型配信のメリットと情報量が制限されるデメリット
- OBSで縦型配信の画面を設定する際の基本的な手順
- 縦型配信に向いているゲームは?縦画面で完結するスマホゲームと4:3のレトロゲームが有力候補
- 縦型配信は9:16の画面比でスマホ視聴に最適化した配信形式を指す
- 縦型配信のメリットは新規流入、デメリットは情報量の制限にある
- 縦型配信は同時接続者数より流入経路の広さで伸びを判断する
- 視聴者の評判は「雑談は歓迎、ゲーム画面は見づらい」に二分される
- 雑談・歌枠は縦型、情報量の多いゲームは横型と用途で分けるのが現実的
- 縦画面スマホゲームはRPG・パズル・シミュレーションの3ジャンルが扱いやすい
- 実在タイトルなら縦画面対応と配信映えの両方を満たせる
- OBSで縦型配信画面を作るなら1080×1920の基準解像度から設定する
- VTuber・個人配信者は縦型を入口、横型を本編として使い分けると伸びる
- まとめ
縦型配信に向いているゲームは?縦画面で完結するスマホゲームと4:3のレトロゲームが有力候補

縦型配信に向いているゲームは、端末を縦に持ったまま操作できるスマホゲームか、画面比4:3のレトロゲームが考えられます。
どちらも画面の縦横比が縦型配信の枠組みと相性がよく、無理な引き伸ばしをせずに映せる点が共通しています。
逆に横持ち専用のゲームを無理やり縦枠にはめ込むと、上下に大きな余白ができて肝心の画面が小さくなってしまうので注意が必要です。
縦持ちで遊べるスマホゲームは画面をそのまま活かせる
スマホを縦に持った状態でプレイからUI表示まで完結するゲームは、そのままの画面を丸ごと配信に使えるのが強みです。
操作画面を切り取ったり回転させたりする手間がなく、視聴者にもゲーム内の情報がそのまま伝わります。
たとえば育成系のRPGやパズルゲームは、縦持ちのまま遊ぶことを前提に作られているタイトルが多い印象です。
ステータス画面やアイテム一覧なども縦のまま見やすく設計されているため、配信画面としての完成度も高くなりやすいです。
一方で、同じスマホゲームでも横画面推奨のアクションゲームやレース系は、縦型配信には向きません。
画面の一部だけを切り取る形になり、視野が狭くなって操作もしづらくなるため、事前にそのゲームが縦持ち対応かどうかを確認しておくことが大切です。
画面比4:3のレトロゲームは上下に余白を作りやすい
画面比が4:3で作られている昔ながらのゲームは、縦型の枠の中央に配置すると自然に上下へ余白が生まれます。
この余白部分に配信者の立ち絵やコメント欄、テロップなどを配置できるため、縦型配信のレイアウトと相性がよいという特徴があります。
この方法のポイントは、画面を引き伸ばして縦枠いっぱいに広げるのではなく、元の比率のまま中央に置くことです。
引き伸ばしてしまうとキャラクターや文字が縦に間延びして見づらくなるため、レイアウトを組む段階で意識しておきたいところです。
余白部分の使い方次第で配信の見た目は大きく変わります。
コメントを読み上げる配信者の顔を余白に置けば、ゲーム画面とリアクションを同時に見せられる構成が作りやすくなります。
縦型配信を前提に作られた配信特化タイトルも選択肢になる
近年は縦型のUI表示を意識して設計されたタイトルも登場しており、これらは配信画面としての見やすさを最初から想定して作られていることが多いとされています。
文字サイズやボタン配置が縦画面向けに調整されているため、配信者側で工夫を加える手間が少なく済みます。
ただし、配信特化を謳うタイトルであっても、実際の見え方はゲームごとに差があります。
実況を始める前に一度自分の配信環境でどう映るかを試しておくと、当日になって慌てずに済みます。
選択肢の一つとして頭に入れておく程度でよく、無理にこのジャンルだけにこだわる必要はありません。
縦持ちスマホゲームやレトロゲームと組み合わせながら、配信の内容に応じて使い分けるのが現実的です。
横長のマップ移動が中心のゲームは縦型と相性が悪い
広いフィールドを横方向に見渡しながら移動するタイプのゲームは、縦型配信だと視野が大きく削られてしまいます。
プレイヤー自身は横長の画面で全体を把握して操作しているのに、視聴者側には画面の一部しか届かないというズレが生じやすいのです。
横持ち専用のゲームを無理に縦枠へ押し込むと、上下に大きな黒帯や余白ができてキャラクターや文字が極端に小さくなる傾向があります。この組み合わせは避けたほうが無難です。
視聴者からは「何が起きているか分からない」という反応につながりやすく、離脱の原因にもなりかねません。
下の一覧は、縦型配信との相性を大まかに整理したものです。
あくまで目安として、ゲーム選びの参考にしてみてください。
| ゲームのタイプ | 縦型配信との相性 | 理由 |
|---|---|---|
| 縦持ち完結のスマホゲーム | 良い | 画面比がそのまま活用できる |
| 4:3のレトロゲーム | 良い | 上下の余白に情報枠を置ける |
| 配信特化の縦型UIタイトル | やや良い | 縦画面前提で設計されている場合がある |
| 横長マップ移動中心のゲーム | 不向き | 視野が削られ操作状況が伝わりにくい |
こうして比較すると、ゲームの画面比と操作の前提が縦型配信の向き不向きを左右していることが見えてきます。
次の項目からは、縦型配信そのものの仕組みについてもう少し掘り下げていきます。
縦型配信は9:16の画面比でスマホ視聴に最適化した配信形式を指す
縦型配信とは、画面の縦横比を9:16にして、スマホでの視聴にそのまま馴染む形にした配信スタイルのことです。
よくある横長の映像を単純に切り抜いただけのものや、収録済みのショート動画とは仕組みが違います。
配信の段階から縦の画面比を前提にレイアウトを組んでいる点が大きな特徴です。
横型は16:9、縦型は9:16で情報の入り方が変わる
これまでのゲーム配信の主流は16:9の横型で、テレビやPCのモニターに近い比率です。
横に広い分、ゲーム画面・コメント欄・配信者の顔などを横並びに配置しやすく、情報を詰め込みやすいレイアウトになります。
一方の9:16の縦型は、幅が狭く高さがある分、要素を上下に積み重ねる形になります。
横に並べる発想から、上下に重ねる発想への切り替えが縦型配信のレイアウトを考えるうえでのポイントです。
この違いを意識せずに横型と同じ感覚で要素を配置すると、文字が小さくなりすぎたり、大事な部分が画面の端に寄って見切れたりしがちです。
縦型は単に画面を回転させるだけでなく、情報の並べ方そのものを見直す作業だと捉えておくとつまずきにくくなります。
スマホの全画面表示で視聴されるため文字と顔が大きく映る
縦型配信の視聴シーンとして多いのが、スマホを縦に持ったままの全画面表示です。
画面いっぱいに映像が広がるため、配信者の顔やテロップが横型のときより大きく、はっきりと映ります。
この特性は雑談配信やリアクション企画とは相性が良く、表情の変化やちょっとした仕草まで伝わりやすくなる利点があります。
逆に言うと、画面の情報量が多いゲームでは、UIの細かい文字や地図表示が縮小されて読みにくくなりやすい点には注意が必要です。
- 顔・表情が大きく映るため雑談やリアクション企画と相性が良い
- テロップや大きめの文字は視認性が上がりやすい
- ゲームのUIやミニマップなど細かい情報は縮小されて読みにくくなりやすい
また、配信画面いっぱいに映る分、通知や個人情報が意図せず大写しになってしまう失敗も起こりやすいため、配信を始める前には通知オフやプライバシー設定の見直しをしておくと安心です。
YouTubeやTikTokなどプラットフォームごとに縦型の扱いが違う
縦型配信への対応状況は、配信先のプラットフォームによって差があります。
ショート動画の入口を強く前面に出しているプラットフォームもあれば、横型の視聴が中心でありながら縦型にも対応しているプラットフォームもあり、それぞれ特徴が異なります。
例えば、ショート動画のおすすめ欄から視聴者が流れ込みやすい設計になっているプラットフォームでは、縦型配信をきっかけに新しい視聴者と出会える場面が増えやすいと考えられます。
一方で、PCからの視聴が多いプラットフォームでは、縦型配信を開いても画面の左右に黒い帯が出てしまい、期待したほどの見やすさにならない場合もあります。
どのプラットフォームを使うにしても、縦型対応の仕様は更新されることが多いため、配信を始める前に最新の仕様を確認しておく姿勢が欠かせません。
推奨解像度やアプリの表示挙動は変わることがあるので、公式のヘルプページや配信ソフトの設定画面で最新の情報を確認しておくと、レイアウト崩れなどのトラブルを避けやすくなります。
縦型配信のメリットは新規流入、デメリットは情報量の制限にある

縦型配信の特徴を一言でまとめると、新しい視聴者との出会いやすさと引き換えに、画面に詰め込める情報量が減るという点に集約されます。
良い面だけを見て始めると、後からゲーム画面が見づらいという声を受けて戸惑うこともあるので、メリットとデメリットの両方を先に押さえておくと安心です。
ここでは代表的な良い点と気になる点を整理していきます。
ショート面やおすすめ欄から偶然の視聴者が入ってくる
縦型配信のわかりやすい利点は、ふだんそのゲームに興味がなかった人にも見つけてもらいやすくなることです。
スマホアプリのショート面やおすすめ欄は、検索して探すのではなく、なんとなく眺めているうちに気になる映像に出会う場所になっています。
そこに縦型の配信映像が流れてくると、目当てのタイトルを知らなくても足を止めてもらえる場面が出てきます。
これは、狙って検索してくる視聴者とは違うタイプの出会い方です。
普段の告知だけでは届かない層に触れてもらえるのが、縦型配信ならではの入り口の広さと言えます。
ただし、これはあくまで新規の目に触れる機会が増えるという話であり、そのまま常連になってもらえるかどうかはまた別の話です。
一度見てもらった後、もう一度戻ってきたくなるような雰囲気づくりも合わせて意識しておきたいところです。
スマホ片手・寝ながらの「ながら視聴」に強い
縦型配信は、スマホを横向きに構え直さなくてもそのまま見られる手軽さも魅力のひとつです。
電車の中や布団に入ってからなど、片手でさっと画面を開くだけで視聴を始められるので、視聴のハードルがぐっと下がります。
横型配信の場合、じっくり見ようとすると端末を横向きに持ち替える動作が挟まりますが、縦型ならその手間がありません。
家事の合間や移動中など、ちょっとしたすき間時間に「ながら視聴」してもらいやすい形式だと考えられます。
一方で、こうした視聴スタイルは画面に集中してもらいにくいという側面も持ち合わせています。
じっくり見てもらう配信というより、耳で聞きながら時々画面を見るという楽しみ方をされることも多いと理解しておくと、配信の組み立て方の参考になります。
画面の横幅が狭くゲーム情報やコメント欄を詰め込みにくい
縦型配信のデメリットとして避けて通れないのが、横幅の狭さです。
9:16の画面は縦に長い分、横方向のスペースが限られており、ゲームのステータス表示・操作パネル・コメント欄・立ち絵などを同時に配置しようとすると、どうしても窮屈になってしまいます。
横型配信であれば余裕を持って並べられていた要素も、縦型では取捨選択が必要になります。
何を優先して画面に残すかを事前に決めておかないと、配信中にあれもこれも詰め込んで文字が小さくなり、結局どれも読みにくいという状態に陥りがちです。
- ゲーム画面の情報量が多いタイトルはUIが潰れやすい
- コメント欄を大きく表示すると立ち絵やゲーム画面が圧迫される
- テロップや装飾を増やしすぎると視認性が下がる
要素を詰め込みすぎると、かえって視聴者にとって見づらい画面になりやすい点には注意が必要です。
縦型は「全部見せる」よりも「見せるものを絞る」画面づくりが向いていると考えておくとよさそうです。
PC視聴では左右に黒帯が出て没入感が落ちる
縦型配信はスマホでの視聴に最適化された形式であるぶん、PCの大きなモニターで見た場合には勝手が変わってきます。
横に長いモニター画面の中央に縦長の映像が表示される形になるため、映像の左右には黒い帯が広がり、画面全体を使い切れない見え方になりやすいです。
この黒帯部分は情報も映像もない空白なので、モニター全体を活かして見たい視聴者にとっては物足りなさにつながることがあります。
とくにゲーム実況を大画面でじっくり楽しみたい層にとっては、縦型のレイアウトが窮屈に感じられる場面も出てきます。
そのため、視聴者の多くがPCから見に来ることが想定される内容であれば、無理に縦型へ寄せるのではなく、横型のままにしておくという判断も選択肢のひとつです。
スマホ視聴とPC視聴のどちらを主な入り口として想定するかによって、縦型が向くかどうかは変わってきます。
縦型配信は同時接続者数より流入経路の広さで伸びを判断する
縦型配信の評価軸は、同時接続者数の多さではなく、新しい視聴者がどれだけ入ってきやすいかで見ることが、実情に合わせた判断とされています。
横型配信は常連が居座って同時接続が安定しやすい一方、縦型はショート面やおすすめ欄から偶然たどり着く人が多く、数字の動き方がそもそも違います。
ここでは、その流入の仕組みと、伸ばし方の考え方を整理していきます。
ショート経由の初見流入で視聴者の母数を増やせる
縦型配信の強みは、検索や登録をしていない人にも画面が届く点にあります。
ショート面やおすすめ欄に表示されると、配信者を知らない人でもふと指を止めて見てしまう、という接触が生まれやすくなります。
この初見流入は、横型の配信ではあまり期待しにくい経路です。
横型は登録者やフォロワーが自分から見に来るケースが中心になりやすく、母数を広げるには時間がかかる傾向があります。
一方で縦型は、知らない人の目に触れる回数そのものを増やせるところに価値があります。
ただし触れた人がそのまま常連になるとは限らないため、母数を増やす経路と、居着いてもらう工夫は分けて考える必要があります。
アーカイブの再生回数はショート切り抜きに転用しやすい
縦型で配信した内容は、そのままの画面比でショート動画に転用しやすいという実務上の利点があります。
横型のアーカイブから縦型ショートを作る場合、切り抜き時にトリミングや余白調整が必要になりますが、縦型で撮った素材なら手間が少なく済みます。
この転用のしやすさは、配信後のアーカイブ再生数にも影響します。
切り抜きが増えれば、その切り抜きから本編アーカイブに戻ってくる人も出てくるため、配信そのものの再生回数を底上げする流れが作りやすくなります。
ただし、切り抜きに使う区間や楽曲、ストーリー部分については、タイトルごとの配信ガイドラインで扱いが定められている場合があります。
切り抜きを前提に配信内容を組み立てる際は、事前に公式のガイドラインを確認しておくことが欠かせません。
常連が付くまでは同時接続が横型より不安定になりやすい
縦型配信は初見流入に強い反面、常連が定着するまでは同時接続の数字が波打ちやすい傾向があります。
ショート経由で来た人はそのまま離れることも多く、横型のように登録者が習慣的に見に来る配信とは、数字の安定感が異なります。
この不安定さを、伸びていない証拠だと捉えてしまうのは早計です。
同時接続の増減だけを見て一喜一憂すると、縦型本来の役割を見誤りやすいため、注意しておきたいポイントです。
下記は、横型と縦型で数字の動き方がどう違いやすいかを簡単に整理したものです。
| 指標 | 横型配信 | 縦型配信 |
|---|---|---|
| 同時接続の安定感 | 常連中心で安定しやすい | 初見が多く波が出やすい |
| 新規流入の入り口 | 検索・登録が中心 | ショート面・おすすめ欄が中心 |
| アーカイブの転用 | 切り抜き時に調整が必要 | そのまま活用しやすい |
数字だけを追うのではなく、どういう経路で人が来ているかを合わせて見ることで、縦型配信の効果を落ち着いて判断しやすくなります。
伸ばすなら縦型で入口を作り横型で定着させる二段構えが有効
縦型と横型は、どちらか一方を選ぶものというより、役割分担させる考え方がなじみます。
縦型で新しい人に見つけてもらい、興味を持った人には横型の本編で腰を据えて楽しんでもらう、という流れです。
例えば、雑談や短い企画を縦型で配信して間口を広げ、ゲーム実況のようにじっくり見せたい内容は横型でしっかり届ける、という組み合わせが考えやすいです。
入口と定着先を分けて設計することで、縦型と横型それぞれの得意分野を無理なく活かせます。
この二段構えは、すぐに数字へ反映されるものではなく、時間をかけて視聴者の動線が育っていくイメージに近いです。
焦らず経路ごとの役割を意識しながら配信を組み立てていく姿勢が、結果的に安定した視聴につながっていきます。
視聴者の評判は「雑談は歓迎、ゲーム画面は見づらい」に二分される

縦型配信に対する視聴者の受け止め方は、内容によって視聴者の好みがはっきり分かれることが多いとされています。
雑談やリアクション中心の配信には好意的な声が集まりやすい一方、ゲーム本編を見たい層からは画面の見づらさを指摘されやすいです。
ここでは実際にどんな評判が出やすいのか、具体的に見ていきます。
配信者の顔やリアクションが大きく映る点は好意的に受け取られる
縦型は画面の縦幅を活かして配信者本人が大きく映るため、表情の変化や身振りが伝わりやすいです。
雑談配信やトーク企画では、この「顔が近い」感覚がそのまま親近感につながりやすいと感じます。
特にスマホでながら視聴をしている層からは、画面を注視しなくても声とリアクションで内容がわかるという声が上がりやすいです。
電車の中や家事の合間など、片手でスマホを持ちながら見るシーンとの相性が良いことも背景にあります。
また、Vtuberの立ち絵配信のように表情差分やリアクションそのものがコンテンツになる企画では、画面いっぱいに立ち絵が映る縦型のレイアウトが強みとして働きます。
視聴者のコメントでも「顔がよく見える」「表情が伝わる」といった好意的な反応が集まりやすい傾向です。
こうした反応は、ゲームの中身よりも配信者そのものを楽しみたい層に支えられている面が大きいです。
トーク主体のコンテンツほど縦型の強みが素直に伝わりやすいと言えます。
ゲームのUIが潰れて状況がわからないと離脱されやすい
一方でゲーム実況を目当てに来た視聴者からは、画面の情報量の少なさに戸惑う声が出やすいです。
特に横持ち専用のゲームを無理に縦枠へ収めた場合、文字やアイコンが小さく潰れてしまい、状況把握が難しくなります。
視聴者側からすると、何が起きているのか分からないまま数十秒が過ぎると離脱の判断につながりやすいです。
ゲーム画面が小さく見えることに気づかないまま配信を続けてしまうと、失敗しやすいポイントとなり得ます。
下記は、視聴者から寄せられやすい評判の傾向を簡単に整理したものです。
| 配信内容 | 縦型での評判の傾向 |
|---|---|
| 雑談・トーク企画 | 顔が大きく映り好意的な反応が多い |
| 育成RPGやパズル系 | UIが縦持ち対応なら比較的見やすい |
| 横持ち専用ゲームを縦枠に収めた場合 | 文字や状況が把握しにくいという声が出やすい |
このように、縦型そのものが悪いのではなく、ゲームの種類と画面設計が合っていないことが離脱の原因になりやすいです。
事前にどのジャンルが縦型に向いているかを見極める姿勢が大切になります。
PCの大画面で見る層からは横型を求める声が根強い
PCで配信を楽しむ視聴者からは、縦型よりも横型を望む声が根強く残っています。
PC画面で縦型を再生すると左右に黒帯が出て画面が小さくなり、せっかくの大画面が活かしきれないためです。
ゲームの操作画面やマップ全体を確認しながら見たい層にとっては、情報量が多い横型のほうが没入しやすいという意見も少なくありません。
特にFPSやMOBAのように状況判断が重要なジャンルでは、この傾向がより強く出やすいです。
そのため、視聴者層がスマホ中心なのかPC中心なのかによって、求められる画面比が変わってくる点は意識しておきたいところです。
視聴環境によって評価が分かれることを前提に、配信内容ごとの使い分けを考える必要があります。
結果として、縦型と横型のどちらか一方に絞るというより、内容や視聴者層に応じて選択肢を持っておく姿勢が、評判のばらつきを減らす助けになります。
雑談・歌枠は縦型、情報量の多いゲームは横型と用途で分けるのが現実的

ここまでの内容を踏まえると、配信内容によって縦型と横型を使い分けることが、現実的なアプローチとされています。
すべてを縦型に統一する必要はなく、雑談や歌枠といった顔が主役になる配信は縦型で完結させ、情報量が多いゲーム本編は横型で見せるという住み分けが無理のない考え方になります。
以下、それぞれの理由を具体的に見ていきます。
トーク中心の配信は顔が主役なので縦型で完結する
雑談配信や歌枠のように、配信者の表情や声そのものが主なコンテンツになる場合、縦型は画面いっぱいに顔を映せる強みを発揮します。
ゲーム画面のような細かい情報を映す必要がないため、縦長の画面比によるデメリットがほとんど出ません。
スマホで視聴している人にとっても、顔のリアクションが大きく見えるほうが親近感を持ちやすいという声があります。
特に雑談は「ながら視聴」との相性が良く、画面を注視しなくても声だけで内容が伝わる点も縦型と噛み合っています。
歌枠についても、歌っている表情や口元の動きが大きく映ることで、視聴者が配信者の様子を感じ取りやすくなるという意見があります。
楽曲によっては配信ガイドラインで扱いが定められている場合があるため、配信可否は事前に公式の案内を確認しておくと安心です。
このように、トーク中心の配信は情報量よりも「表情の伝わりやすさ」が重視されるため、縦型の特性がそのまま強みになりやすいジャンルだといえます。
FPSやMMOなど視野の広さが勝負のゲームは横型を守る
一方で、FPSやMOBAのように画面の隅々まで状況判断が必要なゲームは、縦型に寄せると視野が狭くなり、誤操作や状況把握の遅れにつながりやすい傾向があります。
マップの端に映る敵の動きや、画面全体のUI表示が縦型では見切れてしまうことがあります。
これらのジャンルは横型16:9のままのほうが、本来の画面設計を崩さずに配信できます。
無理に縦枠へ収めようとすると、上下の余白が広がるだけで肝心のゲーム画面が小さくなり、視聴者にとっても状況が読み取りにくくなります。
ジャンルごとの向き不向きを簡単に整理すると、次のような目安になります。
| ジャンル | 向いている画面比 | 理由 |
|---|---|---|
| 雑談・歌枠 | 縦型 | 顔と声が主役で情報量が少ない |
| 育成RPG・パズル | 縦型 | 縦持ちのままUIが完結しやすい |
| FPS・MOBA・RTS | 横型 | 視野の広さと細部の視認性が重要 |
この表はあくまで傾向の目安であり、配信ソフトの設定やゲームタイトルによって見え方が変わることもあるため、実際に試しながら調整する姿勢が欠かせません。
同じ内容を縦横で二重配信せず切り抜きで補完する
「縦型も横型もどちらも需要があるなら両方同時に配信すればいい」と考えたくなりますが、これは配信者の負担が大きく、現実的には切り抜きで補完するほうが無理のない運用になります。
同じ配信内容を縦横で同時進行させると、画面レイアウトの調整や配信環境の管理が二重にかかってしまいます。
そこでよく使われているのが、横型で本編を収録し、その中の見せ場だけを縦型のショート向けに切り出すという方法です。
本編の情報量を保ちながら、入り口としての縦型ショートも用意できるため、無理なく両方の視聴層にアプローチできます。
逆に雑談や歌枠のように縦型が向いている配信は、そのまま縦型で本編を行い、印象的な部分を横型用に加工する必要は薄いといえます。
内容の性質によって、どちらを主軸に据えるかを先に決めておくと、後の編集作業も整理しやすくなります。
結局のところ、縦型と横型は競合する選択肢ではなく、配信内容ごとの得意分野を活かし合う関係にあります。
無理に一本化せず、切り抜きなどで補い合う形を意識すると、視聴者層を広げながら配信者側の負担も抑えやすくなります。
縦画面スマホゲームはRPG・パズル・シミュレーションの3ジャンルが扱いやすい
縦型配信でゲーム画面を使う場合、育成RPG・パズルや放置系・シミュレーションやカードゲームの3ジャンルが扱いやすいです。
どれも縦持ちのまま操作が完結しやすく、画面の情報量もほどよく整理されているため、縦型の狭い画面幅でも視認性が落ちにくいという特徴があります。
以下の見出しごとに、それぞれのジャンルがなぜ縦型と相性が良いのかを見ていきます。
育成RPGは縦持ちのままステータス画面まで見せられる
育成RPGは、キャラクターの成長やステータス確認といった操作の多くが縦持ちのまま完結する作りになっているものが多く見られます。
バトル画面だけでなく、育成画面や装備画面まで縦のまま切り替えられるため、配信中に画面遷移で見づらくなる場面が少なく済みます。
特にステータス画面は数値や項目が縦に並ぶことが多く、9:16の画面比とも相性が良い部分です。
視聴者に「今どのくらい育っているか」を見せながら解説を挟めるので、雑談を交えたトーク主体の配信スタイルとも噛み合いやすくなります。
ただし、ジャンルによっては戦闘シーンだけ横持ちを推奨しているタイトルもあるため、操作案内や公式ガイドラインで縦持ち対応の範囲を確認しておくことが大切です。
育成画面は縦、戦闘は横といった仕様の場合、配信レイアウトを事前に調整しておくと安心です。
パズル・放置系は操作が単純でトークと両立できる
パズルゲームや放置系ゲームは、タップやスワイプなど操作がシンプルなものが多く、画面を注視し続けなくても進行できる点が縦型配信と相性が良い理由です。
操作に気を取られすぎないため、視聴者とのやり取りや雑談を並行しやすくなります。
放置系はそもそも待ち時間が発生する設計のものが多く、その間にコメントを拾ったり、配信テーマの説明をしたりする余白が生まれます。
縦型配信は顔や立ち絵の占有面積が大きくなる形式なので、こうした「手が空く時間」がそのままトークの見せ場になりやすいという利点があります。
一方で、パズルの中には落下速度が速く反射的な操作を求められるタイプもあり、そうしたタイトルはトークとの両立が難しくなる場合があります。
じっくり考えるタイプか、瞬発力が求められるタイプかを事前に把握しておくと、配信中の間の取り方に迷いにくくなります。
シミュレーション・カードゲームは1ターンごとに解説を挟める
シミュレーションゲームやカードゲームは、ターン制で進行するものが多く、1手ごとに区切りが生まれる点が縦型配信に向いています。
ターンの合間に「なぜこの手を選んだか」を説明する時間を確保しやすく、視聴者が展開についていきやすくなります。
カードゲームの場合、手札やフィールドの情報量が多くなりがちですが、縦型でも要点を絞って見せることで情報過多にならずに状況を伝えられるという強みがあります。
すべての情報を一度に見せようとせず、注目してほしい部分にコメントを添える形で進めると、視聴側の理解も追いつきやすくなります。
ただし、盤面全体の把握が勝敗に直結するタイプの対戦カードゲームでは、縦型の画面幅では細部が潰れてしまうことがあります。
じっくり解説する余地があるかどうかを基準に、縦型向きかどうかを見極めるとよいでしょう。
アクション系は縦持ち対応かどうかを事前に確認する
アクション系のゲームは、操作の反応速度や画面全体の視野が結果を左右しやすいため、縦型配信との相性は他の3ジャンルに比べて条件が厳しくなります。
縦持ちに対応していないタイトルを無理に縦枠へ収めると、上下に余白ができるだけでなく、肝心の操作範囲が狭く表示されてしまうことがあります。
配信前に確認しておきたいのは、ゲーム側が縦持ち操作を公式に対応しているかどうかという点です。
対応表を用意して整理すると分かりやすくなります。
| ジャンル | 縦型配信との相性 | 確認しておきたい点 |
|---|---|---|
| 育成RPG | 良好 | 戦闘シーンのみ横持ち推奨かどうか |
| パズル・放置系 | 良好 | 反射操作が必要なタイプかどうか |
| シミュレーション・カード | 良好〜普通 | 盤面情報の量と解説時間の確保 |
| アクション系 | 要確認 | 縦持ち操作への公式対応の有無 |
横持ち専用のアクションゲームを無理に縦画面へ収めると、操作範囲が見切れて誤操作につながりやすくなるため注意が必要です。
事前に公式サイトやゲーム内の操作説明で対応状況を確かめてから、配信に組み込むかどうかを判断すると安心です。
実在タイトルなら縦画面対応と配信映えの両方を満たせる

ここまで紹介してきたジャンル別の特徴を踏まえると、実際に配信で使われているタイトルを知っておくと選びやすくなります。
名前だけ聞いても縦画面でどう映るか想像しにくいことがあるため、具体的な候補を並べて比較してみます。
あわせて、それぞれのタイトルがどんな配信スタイルに合うのかも見ていきます。
| タイトル | ジャンル | 縦持ち対応 | 配信での見せ方の傾向 |
|---|---|---|---|
| バズってVtuber ゲームでいいから万バズしたい! | 配信特化 | 縦型を前提に設計 | リアクション演出やコメント欄の見せ方が組み込まれている |
| 遊戯王 デュエルリンクス | カードゲーム | 縦持ちで完結 | 盤面がコンパクトにまとまり解説と両立しやすい |
| ウマ娘 プリティーダービー | 育成シミュレーション | 縦持ちで完結 | ステータス確認からレース観戦まで縦画面のまま進む |
| グランブルーファンタジー | RPG | 縦持ちで完結 | コマンド選択中心の戦闘画面が縦持ち操作に合う |
| 777TOWN.net | パチスロ・パチンコアプリ | 縦持ちで完結 | リール演出をそのまま縦画面に収めやすい |
バズってVtuber ゲームでいいから万バズしたい!
このタイトルは、縦型配信での見せ方を前提に作られた配信向けゲームとして話題になっているものです。
一般的なスマホゲームを縦画面に押し込むのではなく、最初から9:16の画面比を意識して画面構成が考えられている点が特徴です。
配信者のリアクションやコメント欄との組み合わせを想定した作りになっているため、雑談混じりでプレイしても間延びしにくいという声もあります。
初めて縦型配信に挑戦する人にとっては、レイアウト作りに悩まずに済む選択肢のひとつになりそうです。
ただしタイトルの詳細な仕様や配信可否の条件は変わることもあるため、配信に使う前には公式の配信ガイドラインを一度確認しておくと安心です。
「バズってVtuber ゲームでいいから万バズしたい!」を検索して探す
遊戯王 デュエルリンクス
遊戯王 デュエルリンクスは、縦持ちスマホゲームの人気ランキングに名前が挙がるタイトルのひとつです。
カードゲームというジャンルの性質上、盤面の情報量がコンパクトにまとまりやすく、縦画面でも状況が伝わりやすい点が強みです。
1ターンごとに区切りがあるため、手札やフィールドの状況を解説しながら進める配信スタイルと相性が良いとされています。
視聴者側もカードの動きを追いやすく、雑談を挟んでもテンポが崩れにくいという特徴があります。
対戦カードゲームは知識量が結果を左右する場面もあるため、初見の視聴者向けに簡単な用語補足を挟むと、より親しみやすい配信になります。
ウマ娘 プリティーダービー
ウマ娘 プリティーダービーも、縦持ちスマホゲームの人気ランキングでよく見かけるタイトルです。
育成パートはステータス画面の確認が中心になるため、縦画面のまま操作が完結しやすいという利点があります。
レース観戦シーンは動きのある映像になりますが、縦画面でもキャラクターの表情や順位の変化が分かりやすく表示される点は配信映えにつながります。
育成の方針をコメント欄と相談しながら進めるような、視聴者参加型の企画にも取り入れやすいジャンルです。
一方で、期間限定のイベントやストーリー部分には配信に関する取り決めが設けられている場合があるため、配信可否や対象範囲は公式ガイドラインで必ず確認してから配信に組み込むようにしてください。
グランブルーファンタジー
グランブルーファンタジーはコマンド選択型のRPGで、こちらも縦持ちスマホゲームのランキングに挙げられているタイトルです。
戦闘はコマンドを選ぶ形式が中心のため、縦持ちのまま片手操作で進めやすいという特徴があります。
キャラクターのボイスや演出を楽しみながら進行できるので、雑談を挟むペースも作りやすくなります。
ストーリーを追いながら実況する配信にも向いていますが、進行速度は視聴者の反応を見つつ調整すると聞き手を置き去りにしにくくなります。
装備やキャラクター編成の解説を交えると、初見の視聴者にも興味を持ってもらいやすい配信になります。
777TOWN.net
777TOWN.netは、縦持ちスマホゲームのランキングに含まれるタイトルで、パチスロ・パチンコの機種をアプリで楽しめる形式として知られています。
リール演出が画面の中心になるため、縦画面でも動きがしっかり伝わりやすい構成です。
演出のタイミングに合わせてコメントを拾ったり、リアクションを取り入れたりすることで、雑談配信のような雰囲気を作りやすい点も特徴です。
1回あたりの区切りが分かりやすいので、視聴者が途中から見ても状況を把握しやすいという声もあります。
こうしたジャンルは演出の派手さが配信映えにつながる一方で、配信できる機種や範囲に条件が設けられていることもあるため、事前に公式サイトで確認したうえで取り入れると安心です。
OBSで縦型配信画面を作るなら1080×1920の基準解像度から設定する
OBSで縦型配信を組む場合は、基準解像度と出力解像度を最初から1080×1920にそろえて設定します。
横型で作った映像を後から縦に切り抜くやり方だと、画質が粗くなったりレイアウトが崩れたりしやすいためです。
ここでは設定の考え方と、実機確認までの流れを順番に見ていきます。
基本解像度と出力解像度を9:16にそろえて黒帯を防ぐ
OBSの設定画面には「基本(キャンバス)解像度」と「出力解像度」という2つの項目があります。
この2つを1080×1920で統一しておくと、配信画面の上下左右に黒帯が出るのを防げます。
片方だけ縦にしてもう片方が16:9のままだと、映像が引き伸ばされたり中央に小さく表示されたりして見た目がちぐはぐになりやすいです。
設定は「設定」メニューの「映像」タブから変更できる場合が多く、数値を入力するだけなので操作自体は難しくありません。
ただし機種やOBSのバージョンによって表示位置が異なることもあるため、最新の操作手順は公式サイトや配信ソフトのヘルプで確認しておくと安心です。
解像度を変えた直後は、シーンに置いていたゲーム画面や画像の位置がずれることがあります。
数値を変更したら一度プレビュー画面を確認し、必要に応じて各パーツの位置とサイズを調整し直す作業が必須です。
ゲーム画面は上寄せ、下部に立ち絵とコメント欄を配置する
縦長のキャンバスにゲーム映像をそのまま貼ると、上下に大きな余白ができます。
この余白を活かすなら、ゲーム画面を上寄せにして、下部に立ち絵やコメント欄を置く配置が扱いやすいレイアウトです。
視聴者はスマホを縦に持ったまま画面全体を見ることが多いため、情報を上下で分けておくと視線の動きが自然になります。
例えば次のような割り振りが基本形です。
- 画面上部:ゲーム映像(横幅いっぱいに配置)
- 画面中央〜下部:配信者の立ち絵やワイプ映像
- 画面最下部:コメント欄やテロップ
この配置なら、ゲームの状況と配信者のリアクション、視聴者のコメントを一度に把握しやすくなります。
ただし詰め込みすぎると文字が小さくなり読みにくくなるため、要素は絞り込むくらいがちょうどよいです。
レトロゲームなど横長映像は上部に置き余白を情報枠に使う
4:3のレトロゲームや、16:9のまま撮る横長のゲーム映像を縦キャンバスに置く場合は、映像を上部にまとめて残りの余白を情報枠として使う組み方が向いています。
横長映像を無理に引き伸ばして縦全体を埋めようとすると、画質が荒く見えたり人物やUIが不自然に伸びたりするため注意が必要です。
余白部分にはコメント欄のほか、配信タイトルや操作キーの案内、簡単なテロップなどを置くと画面が単調になりにくくなります。
横長映像はもともと情報量が多いジャンルで使われることもあるため、余白側で状況を補足する使い方が相性よく感じられます。
レイアウトを組む際は、映像の縦横比を保ったまま配置することを意識してください。
縦横比を無視して枠いっぱいに引き伸ばすと、映像が歪んで見づらくなりやすいため注意が必要です。
配信前にスマホ実機でプレビューして文字サイズを確認する
PCのモニターで問題なく見えていたレイアウトでも、スマホの小さい画面では文字やアイコンが潰れて読めないことがあります。
配信を始める前に、実際にスマホでプレビューを表示し、コメント欄やテロップの文字サイズを確認しておく手順は欠かせません。
確認する際は、次のような点をチェックリストとして見ておくと抜け漏れが少なくなります。
| 確認項目 | チェックの目安 |
|---|---|
| コメント欄の文字サイズ | 歩きながらでも読める程度の大きさか |
| ゲーム画面のUI | 数値やアイコンが潰れていないか |
| 立ち絵・ワイプの位置 | ゲーム画面と重なっていないか |
| 余白部分の情報量 | 詰め込みすぎて窮屈になっていないか |
こうした確認を配信開始前のルーティンにしておくと、本番中に慌ててレイアウトを直す場面が減ります。
実機で見た印象を基準に微調整することが、縦型配信の見やすさを保つコツといえそうです。
VTuber・個人配信者は縦型を入口、横型を本編として使い分けると伸びる

縦型と横型はどちらか一方を選ぶものではなく、役割を分けて組み合わせることで、視聴者との接点を増やしやすくなる傾向があります。
縦型は新しい人に見つけてもらう窓口、横型はじっくり見てもらう本編という位置づけです。
それぞれの得意分野を理解して使い分けることが、配信全体を伸ばす近道といえそうです。
立ち絵を大きく映せる縦型は表情差分やリアクション企画に向く
縦型配信では画面の縦幅を丸ごと使えるため、立ち絵やアバターを大きく表示できるのが強みです。
ゲーム実況のようにUIを細かく見せる必要がない企画では、この画面比がむしろ活きてきます。
たとえば視聴者からのコメントに表情差分で反応する企画や、雑談中の細かいリアクションを見せる配信は、顔まわりが大きく映る縦型と相性が良いと考えられます。
横型では小さくなりがちな表情の変化も、縦型なら画面の主役として見せられます。
ただし立ち絵を大きくしすぎるとコメント欄やテロップを置く余白が減ってしまう点には注意が必要です。
前セクションで触れたレイアウト確認と合わせて、立ち絵の比率も事前に調整しておくと安心です。
配信の山場をそのままショート化して次の配信へ誘導する
縦型配信の映像は、そのままの画面比でショート動画に転用しやすい形をしています。
配信中に盛り上がった場面や印象的なリアクションを切り出せば、追加の編集作業を減らしながら告知素材を作れます。
切り出したショートは次回配信の告知として使えるほか、ショート面やおすすめ欄からの流入経路を広げる役割も果たします。
これは既出セクションで触れた「流入経路の広さで伸びを判断する」という考え方とも重なる部分です。
山場を選ぶ際は、状況説明がなくても伝わる一言や表情の変化がある場面を選ぶと、初見の視聴者にも意図が伝わりやすくなります。
逆にゲーム内の文脈が必要な場面は、切り抜いても伝わりにくいので避けたほうが無難です。
言語に頼らないレトロゲーム実況は海外視聴者を拾いやすい
4:3のレトロゲームはテキスト量が少ないタイトルも多く、言葉の壁を越えて楽しんでもらいやすい素材です。
操作画面が単純なぶん、リアクションや効果音だけで状況が伝わりやすいことも理由のひとつです。
縦型のレイアウトでは映像を上部に置き、下部の余白に配信者の顔や簡単なテロップを添える形が取りやすくなります。
言語がわからない視聴者でも配信者の反応を見て楽しめる構成にできるため、国内外を問わない流入につながりやすいと考えられます。
なお、配信で扱うタイトルによっては配信可能な範囲がガイドラインで定められている場合があるため、配信前に公式の案内を確認しておく姿勢は欠かせません。
縦型は短時間・高頻度、横型は長時間で役割を分ける
縦型配信は「ながら視聴」に強い一方、長時間続けると視聴者の集中が続きにくい面もあります。
そのため、短時間で区切りをつけて配信回数を増やす運用のほうが、縦型の特性には合っていると考えられます。
反対に横型は、ゲームの情報量をしっかり見せながら長時間の実況や配信を続ける本編向きの形式です。
以下のように時間配分の目安を分けておくと、企画を立てる際の判断材料になります。
| 配信形式 | 向いている時間の目安 | 役割 |
|---|---|---|
| 縦型 | 30分前後・高頻度 | 新規流入の入口、雑談やリアクション企画 |
| 横型 | 1時間以上 | ゲーム本編、常連向けのじっくり配信 |
縦型のまま長時間配信を続けると、視聴離脱だけでなく端末への負荷が積み重なりやすい点にも注意が必要です。
スマホ実機で配信する場合は、充電しながらの高負荷運用や布団・ソファでの放置、密閉ケース装着での連続配信を避け、スマホ用冷却ファンや空調を活用しつつ休憩を挟みながら運用することが端末を守るうえでも大切です。
縦型と横型それぞれの持ち味を活かしつつ、無理のない配信時間で続けていく形が現実的といえそうです。
まとめ
この記事のポイントをまとめます。
- 縦型配信に向くのは、①縦持ちのまま完結するスマホゲーム(RPG・パズル・シミュレーション)②4:3のレトロゲーム③縦型UIに対応した配信向けタイトルの順が有力候補になる
- 縦型配信は9:16の画面比でスマホの全画面視聴に最適化した形式であり、横型映像の切り抜きとは区別される
- 縦型配信のメリットは新規流入のしやすさ、デメリットは情報量を詰め込みにくい点にある
- 縦型配信の評価は同時接続者数ではなく、ショートやおすすめ欄からの流入経路の広さで判断するとよい
- 視聴者の反応は雑談向きの好意的な声と、ゲーム画面の見づらさへの指摘に分かれやすい
- 雑談や歌枠は縦型、情報量の多いゲーム本編は横型という使い分けが現実的とされている
- 縦画面スマホゲームの中でも、RPG・パズル・シミュレーション系は操作とトークを両立しやすい
- OBSで縦型を作る際は、基準解像度と出力解像度をどちらも1080×1920にそろえることが基本になる
- VTuberや個人配信者は、縦型を入口に横型を本編とする使い分けで役割を分担しやすい
縦型配信と一口に言っても、向いているゲームの選び方から画面設定、視聴者の受け止め方まで、押さえておきたいポイントは意外と多くあります。
ここまで見てきた内容を振り返ると、縦型と横型はどちらか一方が優れているというより、内容に応じて使い分ける道具のようなものだと感じられるのではないでしょうか。
特に、縦持ちで完結するスマホゲームや4:3のレトロゲームは、縦型配信の画面構成と相性が良いとされています。
一方で、細かい視野情報が勝敗を左右するようなゲームは、無理に縦型へ寄せるよりも横型のまま見せたほうが視聴者にとって分かりやすい場合もあります。
また、縦型配信を長時間の実機配信で行う際は、端末の発熱やバッテリーへの負担にも気を配りたいところです。
充電しながらの高負荷な配信や、布団やソファの上に置きっぱなしにする運用、密閉ケースを付けたままの連続配信は避け、スマホ用冷却ファンや空調を活用しつつ休憩を挟みながら無理のない範囲で楽しむ姿勢が安心につながります。
なお、保冷剤や氷を端末に直接当てる冷却は結露による内部腐食・ショートの原因となるため行わないでください。
配信を始める前には、通知設定やプライバシーに関わる表示、利用しているゲームの配信ガイドラインについても、あらかじめ確認しておくと安心です。
縦型は画面の占有率が高い分、思わぬ情報が大きく映り込みやすいという点も意識しておきたい部分です。
今回の内容を参考にしながら、まずは手持ちのゲームやスマホの環境で、無理のない範囲から縦型配信を試してみてはいかがでしょうか。
最新の仕様や配信ルールについては、各ゲームやプラットフォームの公式サイトで確認しながら進めていくと安心です。

