Steamをアンインストールしても大丈夫?セーブデータを守る安全な手順と完全ガイド

素朴な疑問
  1. Steamをアンインストールするとどうなる?基本の仕組みを解説
    1. ゲーム本体データとセーブデータは別物
    2. セーブデータが保存される代表的な場所
    3. 「アンインストール」と「完全削除」の違いとは?
  2. セーブデータが消える?残る?Steamの挙動を状況別にチェック
    1. Steamクラウド対応ゲームの場合
    2. クラウド非対応・ローカル保存型ゲームの場合
    3. インストールフォルダにセーブデータがある場合の注意点
    4. MODや外部ツール利用時のリスクとは
  3. Steamクラウド機能を使って安全にデータを同期する方法
    1. クラウド同期の設定確認・有効化手順
    2. 雲アイコンの見方と同期のトラブル対処
    3. クラウド保存のメリットと注意点
  4. セーブデータを確実に残す!手動バックアップのやり方
    1. 保存場所の調べ方(AppData・Documentsなど)
    2. ゲーム別保存先の確認に便利なリソース紹介
    3. 外付けHDDやクラウドストレージにコピーする手順
  5. 万が一データが消えたときの復元方法まとめ
    1. ゴミ箱・復元ポイントからの復旧手順
    2. 専用復元ツールの使い方(EaseUSなど)
    3. Steamクライアントの整合性チェック機能を使う
  6. 容量を確保したいときのSteam整理術
    1. 不要なゲームのアンインストール手順
    2. セーブデータを残したまま容量を空ける方法
    3. 複数ドライブへの移動機能を活用するには?
  7. ゲームごとのセーブデータ管理の違いに注意!
    1. クラウド対応・非対応ゲームの具体例
    2. セーブデータに関するFAQ(モンハン・テラリアなど)
  8. Steamを安心してアンインストールするための手順まとめ
    1. アンインストール前のチェックリスト
    2. 安全にアンインストールするステップバイステップ解説
    3. 再インストール後のデータ復元確認方法
  9. まとめ

Steamをアンインストールするとどうなる?基本の仕組みを解説

ゲーム本体データとセーブデータは別物

Steamでゲームをプレイしていると、「アンインストールしたらセーブデータも全部消えちゃうの?」と不安になる方も多いですよね。ですが安心してください。Steamでは「ゲーム本体のデータ」と「セーブデータ」は基本的に別の場所に保存されています。

ゲーム本体のデータは、通常Steamフォルダ内の「steamapps\common」などに保存されており、アンインストール時にこのフォルダが削除されます。一方でセーブデータは、ほとんどの場合、ユーザーの「ドキュメント」や「AppData」フォルダの中に個別に保存されているため、アンインストールしても消えないことが多いです。

もちろん、例外もあるので次の項目で詳しく紹介していきますね。

セーブデータが保存される代表的な場所

セーブデータの保存先は、ゲームによって少しずつ違いますが、よく使われるのは以下の3つの場所です。

  • C:\Users\ユーザー名\Documents\My Games

  • C:\Users\ユーザー名\AppData\Local

  • C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming

たとえば『テラリア』のようなゲームは「My Games」に保存されますし、『Elden Ring』のような作品は「AppData\Roaming」内に保存されています。場所が分かれば、手動でバックアップすることも簡単になりますよ。

クラウドに非対応のゲームや、特殊な保存方法を採用している作品では、セーブデータがインストールフォルダに入っている場合もありますので注意が必要です。

「アンインストール」と「完全削除」の違いとは?

Steamで「アンインストール」と言った場合、通常は「ゲーム本体データの削除」のことを指します。このとき、セーブデータはほとんどの場合削除されず、そのままパソコンに残ります。

一方で「完全削除」とは、手動でフォルダを削除したり、クリーンアップソフトなどを使って関連ファイルを一括削除する行為のことです。この場合、セーブデータまで消えてしまう可能性が高くなるので注意が必要です。

また、アンインストール時に「セーブデータも削除しますか?」という確認が表示されることがあります。うっかり「はい」を押してしまうと、復元が難しくなってしまうこともあるので慎重に操作しましょう。

セーブデータが消える?残る?Steamの挙動を状況別にチェック

Steamクラウド対応ゲームの場合

Steamクラウドに対応しているゲームであれば、基本的にセーブデータはSteamのサーバーに自動的に保存されています。そのため、ゲームをアンインストールしてもセーブデータは消えません。再度インストールすれば、自動的に以前のセーブデータが復元され、続きをプレイできます。

クラウドセーブが有効になっているかどうかは、Steamライブラリでゲームを右クリックし、「プロパティ」→「一般」→「Steamクラウドにセーブデータを保存」にチェックが入っているか確認すると分かります。

ただし、クラウドに保存されるデータ容量には上限があるため、大量のデータを扱うゲームやMODを導入している場合は、一部のデータが同期されない可能性もあります。

クラウド非対応・ローカル保存型ゲームの場合

Steamクラウドに対応していないゲームでは、セーブデータは完全にローカルPCに保存されています。この場合、ゲームのアンインストールではセーブデータは削除されないことが多いですが、保存先がインストールフォルダにある場合や、PCクリーンアップソフトが自動削除を行った場合は、データが失われるリスクがあります。

心配な場合は、事前に手動でセーブデータをバックアップしておくことが安心です。

クラウド非対応かどうかは、Steamストアページにクラウドアイコンがあるかどうかで確認できます。

インストールフォルダにセーブデータがある場合の注意点

一部のゲームでは、セーブデータがゲームのインストールフォルダ内(steamapps\common)に保存されるケースがあります。たとえば古いゲームや一部のインディーゲームが該当します。

この場合、Steamからアンインストールすると、セーブデータごとフォルダが削除されてしまいますので、必ず保存先を確認し、必要に応じて事前にコピーしておくことをおすすめします。

MODや外部ツール利用時のリスクとは

MODや外部ツールを使用している場合、セーブデータが改変されたり、通常とは異なる場所に保存されることがあります。MOD専用のフォルダやツールフォルダに保存されていると、アンインストール時にその情報が消えてしまうことも。

また、MODによって作られたセーブデータは、MODを削除すると読み込みができなくなる場合があるため、MOD利用中の方は特に注意が必要です。

セーブデータだけでなく、MODそのもののバックアップも一緒に行っておくと安心です。

Steamクラウド機能を使って安全にデータを同期する方法

クラウド同期の設定確認・有効化手順

Steamクラウドを正しく活用するには、まず設定が有効になっているかを確認しましょう。

  1. Steamを起動し、画面左上の「Steam」→「設定」をクリック

  2. 「クラウド」タブを開き、「Steamクラウドを使用して対応ゲームの設定を保存」をオンにする

  3. 各ゲームの「プロパティ」→「一般」からもクラウド同期を確認

このように設定しておけば、ゲームをプレイするたびにセーブデータが自動的にクラウドに保存されます。別のPCでログインした際にも、すぐに続きをプレイできて便利です。

雲アイコンの見方と同期のトラブル対処

Steamライブラリでゲーム名の右側に「雲のアイコン」が表示されていれば、クラウド保存が有効になっています。ただし、まれにこの同期がうまくいかないことがあります。

たとえば、「クラウドとローカルのセーブデータに違いがあります」というメッセージが出ることも。この場合、どちらを優先するか選択する必要があります。

注意点として、古いクラウドデータで上書きしてしまうと、進行状況が巻き戻ることもあるため、「どちらが最新か」を必ず確認してから操作しましょう。

クラウド保存のメリットと注意点

クラウド機能はとても便利ですが、万能ではありません。

メリット

  • 自動的にセーブデータを保存してくれる

  • 別のPCでも同じ進行状況を共有できる

  • 万が一PCが壊れても、データが守られる

注意点

  • インターネットが必要(オフラインでは同期不可)

  • 容量制限がある(MOD使用時は特に注意)

  • 一部ゲームはクラウド未対応

こうした点を踏まえて、自分のゲームがクラウド対応かどうかを把握しておくことが大切です。

セーブデータを確実に残す!手動バックアップのやり方

保存場所の調べ方(AppData・Documentsなど)

セーブデータの保存場所がわかれば、自分でコピーしておくことができます。

代表的な保存先は次のとおりです。

  • AppData\Local

  • AppData\Roaming

  • Documents\My Games

たとえば、『Elden Ring』なら「AppData\Roaming\EldenRing」内に、『Terraria』なら「Documents\My Games\Terraria」に保存されていることが多いです。

AppDataフォルダは初期設定では隠されているので、表示させるにはエクスプローラーの「表示」→「隠しファイル」にチェックを入れてください。

ゲーム別保存先の確認に便利なリソース紹介

「どこに保存されているのか分からない…」という場合は、便利なリソースを活用しましょう。

  • PCGamingWiki(ゲーム名で検索 → Save Game Data Location)

  • Steamクラウド対応リスト(Steam非公式Wikiなど)

これらを使えば、多くのゲームのセーブデータの場所を調べることができます。とくにクラウド未対応ゲームは、保存先が特殊なこともあるので確認が大切です。

外付けHDDやクラウドストレージにコピーする手順

バックアップは、セーブデータの入ったフォルダをそのままコピーしておくのが一番簡単です。

  1. 保存場所を確認し、ゲームごとのフォルダを探す

  2. 外付けHDDやUSBメモリ、Google Driveなどにコピー

  3. 必要になったら元の場所に貼り付けて復元

クラウド同期できないゲームや、大切なデータを守りたいときには、こまめなバックアップをおすすめします。

万が一データが消えたときの復元方法まとめ

ゴミ箱・復元ポイントからの復旧手順

うっかりセーブデータを削除してしまった場合、まず最初に試すべきなのが「ゴミ箱の中身を確認する」ことです。Windowsでは、削除したファイルが一時的にゴミ箱に移動していることが多いため、ゴミ箱を開いて該当ファイルを探してみましょう。

もしゴミ箱にも見つからなかった場合、「システムの復元機能」を使って過去の状態に戻すこともできます。復元ポイントが作成されていれば、アンインストール前の状態に戻すことで、セーブデータも復元できる可能性があります。

システムの復元は「コントロールパネル」→「回復」→「システムの復元を開く」から実行できます。ただし、復元には時間がかかることもあるので、落ち着いて操作してくださいね。

専用復元ツールの使い方(EaseUSなど)

復元ポイントがない場合や、ゴミ箱からも見つからない場合には、専用の復元ツールを使う方法があります。たとえば「EaseUS Data Recovery Wizard」などのツールは、誤って削除してしまったファイルを探し出してくれる心強い味方です。

使い方はシンプルで、対象のドライブをスキャンし、削除されたファイル一覧からセーブデータを選んで復元するだけ。無料版でもある程度のデータ量までは対応できるので、試してみる価値はあります。

ただし、復元の成功率は「削除後に新たなデータを書き込んでいないか」に大きく左右されるため、早めの対応が重要です。

Steamクライアントの整合性チェック機能を使う

Steamの便利な機能のひとつに「ゲームファイルの整合性を確認」というものがあります。これは、ゲームのインストールフォルダに不完全なファイルや不足があった場合、Steamが自動で修復してくれる機能です。

  1. Steamライブラリでゲームを右クリック

  2. 「プロパティ」→「インストール済みファイル」

  3. 「ゲームファイルの整合性を確認」をクリック

ただし、この機能で修復されるのは「ゲーム本体のデータ」であり、「セーブデータ」自体は対象外のことが多いです。ですが、ゲームの不具合によってセーブデータが読み込めない場合などには、有効な手段になることがあります。

容量を確保したいときのSteam整理術

不要なゲームのアンインストール手順

ストレージ容量が不足しているとき、使っていないゲームをアンインストールするのはとても有効です。

Steamでのアンインストール手順は簡単です。

  1. Steamライブラリでアンインストールしたいゲームを右クリック

  2. 「管理」→「アンインストール」を選択

  3. 確認画面で「アンインストール」をクリック

これだけで、ゲーム本体のデータが削除され、ストレージ容量が確保されます。ただし、セーブデータがどこにあるかを確認し、必要に応じてバックアップを取っておくと安心です。

セーブデータを残したまま容量を空ける方法

ゲームをアンインストールしてもセーブデータを残しておくことで、いつでもプレイを再開できます。以下のような手順を行えば、安全に容量を空けられます。

  • セーブデータの保存場所を確認

  • 手動でバックアップを取り、別の場所に保存

  • ゲームをアンインストール

  • 必要になったら再インストールして、セーブデータを元の場所に戻す

この方法なら、プレイデータを失うことなく、パソコンの空き容量を増やすことができます。

複数ドライブへの移動機能を活用するには?

Steamには、ゲームを別のドライブに移動する便利な機能があります。

  1. 「Steamライブラリフォルダ」を複数作成

  2. ライブラリでゲームを右クリック→「プロパティ」

  3. 「インストール先フォルダを移動」を選択

外付けHDDや大容量のDドライブなどにゲームを移動すれば、Cドライブの空き容量を圧迫せずに済みます。ノートパソコンなど容量の少ない端末を使っている方には特におすすめです。

ゲームごとのセーブデータ管理の違いに注意!

クラウド対応・非対応ゲームの具体例

ゲームによってセーブデータの管理方法は異なります。たとえば以下のような違いがあります。

クラウド対応

  • Stardew Valley

  • Skyrim(クラウド同期可)

  • Elden Ring

クラウド非対応

  • 古いインディーゲーム

  • 一部のMOD専用ゲーム

Steamストアページで「Steam Cloud」マークがあるかを確認しておくと、安心してデータを管理できます。

セーブデータに関するFAQ(モンハン・テラリアなど)

Q:モンハンのセーブデータは消えないの?
A:Steamクラウドに対応していれば基本的に消えません。ただし、クラウドが無効になっているとローカル保存のみになりますので注意が必要です。

Q:『Terraria』は?
A:『Terraria』は「My Games」フォルダにセーブされるため、アンインストールしてもそのまま残ります。ただし、手動バックアップしておくとさらに安心です。

Q:クラウドとローカルに違いがあるときは?
A:警告が出るので、どちらを優先するか選択します。基本的には「新しいほうのデータ」を選ぶのがおすすめです。

Steamを安心してアンインストールするための手順まとめ

アンインストール前のチェックリスト

アンインストールする前に、以下の点をチェックしておくと安全です。

  • クラウド同期が有効になっているか確認

  • セーブデータの保存先を確認

  • 必要なデータはバックアップを取る

  • MODがある場合はそのフォルダも保存しておく

ちょっとした手間で、大切なデータを失うリスクを防げます。

安全にアンインストールするステップバイステップ解説

  1. セーブデータの場所を確認

  2. バックアップを外部ストレージなどに保存

  3. Steamライブラリから該当ゲームを右クリック

  4. 「管理」→「アンインストール」

  5. 完了後、PC内にセーブデータが残っていることを確認

この手順で進めれば、安心してアンインストールができます。

再インストール後のデータ復元確認方法

再インストール後、セーブデータがきちんと復元されているかどうかを確認するには、ゲームを起動して進行状況を確認します。

もしセーブデータが見つからない場合は、クラウド同期が遅れている可能性や、手動バックアップの戻し忘れなどが考えられます。その場合は、保存先フォルダにデータを手動で戻すと復元できます。

まとめ

Steamでゲームをアンインストールしても、セーブデータが消えるとは限りません。多くの場合はクラウドやローカルフォルダにしっかり残っています。ただし、ゲームによって保存場所や仕様が異なるため、事前の確認がとても大切です。

セーブデータを守るためには、

  • クラウド対応状況の把握

  • 保存場所の特定

  • 手動バックアップの実施
    といった基本的なポイントを押さえておくことが重要です。

また、ストレージ容量を確保したい場合も、ただ削除するのではなく、移動やバックアップといった方法を活用すれば、安全に管理できます。

日頃から少しずつでもデータ整理の意識を持っておけば、いざというときにも安心です。あなたの大切なゲーム体験を、これからも安全に続けていけますように。

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