携帯電話を新しく契約しようと考えたとき、「できれば昔ながらの090の番号がいいな」と思ったことはありませんか。
最近は080や070から始まる番号も増えてきて、「新規でも090はもらえるのだろうか」「070だと何か違いがあるのでは」と気になっている方も多いと思います。
長年090の番号に慣れ親しんできた世代にとっては、なおさら気になるところですよね。
結論からいうと、新規契約でも090番号になる可能性はありますが、先頭の3桁を自分で指定するのは基本的に難しいのが実情です。
また、090・080・070のどれで始まる番号でも、つながりやすさや通信の速さに違いはありません。
この記事では、新規契約で090番号が割り当てられる仕組みや、番号をどこまで選べるのかといった素朴な疑問を、できるだけわかりやすく解説していきます。
さらに、今使っている090番号を手放さずに使い続ける方法についても紹介しているので、「090にこだわりたい」という方は、申し込む前にぜひ最後まで読んでみてください。
この記事でわかること
- 新規契約で090番号を指定するのが難しい理由と、090・080・070で使い勝手に違いがないこと
- 携帯電話会社や格安SIMの新規契約で090番号が割り当てられる仕組み
- 新規契約で先頭3桁や下4桁をどこまで選べるのか、選ぶときの注意点
- 新規発行の090番号が再割り当ての番号である場合の対処法と、MNPで090番号を引き継ぐ方法
新規契約でも090番号になる可能性はあるが指定は難しい

新しく携帯電話を契約したときに、090から始まる番号が割り当てられる可能性はあります。
ただし、先頭が090・080・070のどれになるかを自分で指定するのは、基本的に難しいのが実情です。
「どうしても090がいい」と思っても、そのときの番号の空き具合しだいになる、と考えておくとよいでしょう。
ここでは、なぜ指定が難しいのか、その仕組みをかみくだいて説明していきます。
090・080・070のどれになるかは空き状況で決まる
携帯電話の番号は、国から各携帯電話会社にまとまった単位で割り当てられています。
携帯電話会社は、その中から使える番号を順番に契約者へ渡していく仕組みです。
そのため、新規契約のときにどの番号が出てくるかは、その時点で携帯電話会社が手元に持っている空き番号によって決まります。
ざっくりとした流れをまとめると、次のようになります。
| 番号の種類 | 携帯電話での使われ方 |
|---|---|
| 090 | もともと携帯電話の番号として使われてきた番号 |
| 080 | 携帯電話の利用者が増え、090だけでは足りなくなったために追加された番号 |
| 070 | 以前はPHS向けだったが、のちに携帯電話でも使えるようになった番号 |
このように、090が足りなくなったから080が加わり、さらに070も使われるようになった、という順番です。
今は090の空きが少ないため、新規契約では080や070が割り当てられることも多くなっています。
とはいえ、090がまったく出てこないわけではなく、空きがあればその中から割り当てられることもあります。
携帯電話会社や契約方法を変えても090を確約できるとは限らない
「別の会社にすれば090になるかも」「店舗で頼めば何とかなるかも」と考える方もいるかもしれません。
たしかに、携帯電話会社ごとに持っている番号の空き状況は違うため、結果が変わる可能性はあります。
しかし、どの会社を選んでも、どんな契約方法でも、090を必ずもらえるという保証はありません。
090になるかどうかに影響しそうな要素を整理すると、次のとおりです。
- 契約する携帯電話会社が、そのときに090の空き番号を持っているか
- 番号を選べるサービスがあるかどうか
- 選べる場合でも、候補の中に090が含まれているか
- 契約するタイミング(空き番号の入れ替わり具合)
どれも利用者の側でコントロールしにくいものばかりです。
090へのこだわりが強い場合は、「出ればラッキー」くらいの気持ちで構えておくと、がっかりせずにすみます。
番号を選べるかどうかの具体的な違いについては、後のセクションでくわしく取り上げます。
090番号は使い切られたのではなく再割り当ても行われている
「090はもう全部使われてしまって、新しくは出てこない」と思われがちですが、実はそうではありません。
携帯電話を解約した人の番号は、そのまま永久に使われなくなるわけではないからです。
解約された番号は、一定の期間をおいたあとで、また別の新しい契約者に割り当てられることがあります。
つまり、090番号は「新しく作られて増えている」のではなく、「空いた番号がふたたび使われている」というイメージです。
流れをかんたんに表すと、次のようになります。
- 090番号を使っていた人が解約する
- その番号はしばらくの間、誰にも割り当てられずに置いておかれる
- 期間が過ぎると、新規契約の番号として再び使えるようになる
こうした仕組みがあるため、今でも新規契約で090番号が出てくることがあるわけです。
ただし、もともと090番号を使っている人は多く、手放す人もそれほど多くはありません。
そのため、出回る数はかぎられており、090が割り当てられるかどうかは、やはりめぐり合わせに近いといえます。
090・080・070で通話や通信の使い勝手に違いはない

結論からいうと、090・080・070のどれで始まる番号でも、電話のかけやすさやつながりやすさ、通信の速さに違いはありません。
先頭の3桁は番号を配るときの区分にすぎず、電話としての性能や料金を決めるものではないからです。
「090のほうが電波がいいのでは」「070は通話料が高いのでは」と心配する必要はありません。
通話料やデータ通信の料金は、番号ではなく契約している会社や料金プランによって決まります。
わかりやすく整理すると、次のようになります。
| くらべるポイント | 090・080・070での違い |
|---|---|
| 電話のつながりやすさ | 違いはない |
| 通話の音質 | 違いはない |
| データ通信の速さ | 違いはない |
| 通話料・月々の料金 | 番号ではなく料金プランで決まる |
| ショートメッセージの送受信 | 違いはない |
つまり、先頭3桁の違いは「見た目」や「なじみ」の差だけと考えてかまいません。
では、なぜ090・080・070と複数の番号があるのか、その背景を見ていきましょう。
090から順に携帯電話番号として広まった
携帯電話の番号に090・080・070の3種類があるのは、利用者が増えるたびに、使える番号の枠を広げてきたからです。
もともと携帯電話の番号は090から始まるものが中心でした。
ところが携帯電話を持つ人が一気に増え、090だけでは番号が足りなくなっていきます。
そこで080が追加され、さらに070も携帯電話の番号として使われるようになりました。
おおまかな流れは次のとおりです。
- 1999年ごろ、携帯電話の番号が11桁になり、090で始まる形が広く使われるようになる
- 2002年ごろ、番号が足りなくなってきたため080が追加される
- 2013年ごろ、それまで主にPHSで使われていた070が、携帯電話でも使えるようになる
このように、090がいちばん早くから使われてきた番号というだけで、あとから加わった080や070が劣っているわけではありません。
50代の方にとっては、携帯電話といえば090という印象が強いかもしれません。
それは、携帯電話が一気に広まった時期に090が主流だったため、自然と「携帯電話の番号らしい番号」として記憶に残っているからです。
なじみのある番号に愛着がわくのはごく自然なことですが、使い勝手の面では3つとも同じように使えます。
番号の先頭3桁で年代や契約先が決まるわけではない
「090の人は昔から使っている年配の人」「070は格安の会社」といったイメージを持たれることがありますが、先頭3桁で年代や契約している会社が決まるわけではありません。
たしかに、090番号を長く使い続けている人には、早くから携帯電話を持っていた世代が多い傾向はあります。
しかし、解約された番号がふたたび割り当てられることもあるため、若い人が新しく090番号を持つこともめずらしくありません。
反対に、最近になって初めて携帯電話を持った年配の方が、080や070の番号になることも十分にあります。
契約先についても同じです。
以前は番号を見ると、おおよそどの会社の携帯電話かがわかる時代もありました。
しかし今は、番号をそのまま他の会社へ移せる仕組みがあるため、番号だけでは契約している会社を見分けることはできません。
よくある思い込みと実際の違いをまとめると、次のようになります。
| よくある思い込み | 実際のところ |
|---|---|
| 090の人は年配の人 | 新規契約で090になる若い人もいる |
| 070はPHSの番号 | 今は携帯電話の番号としてふつうに使われている |
| 番号を見れば会社がわかる | 番号を移せるため、番号だけでは判断できない |
| 070や080は格安の会社専用 | 大手の携帯電話会社でも割り当てられる |
とくに070については、「PHSの番号」というイメージが残っている方もいるかもしれません。
ですが今では、070もごく一般的な携帯電話の番号として使われています。
仕事の取引先や知人に番号を伝えるときに、070や080だからといって不利になったり、不審に思われたりする心配はほとんどありません。
090にこだわる理由が「なんとなく安心だから」というものであれば、080や070でも同じように安心して使えると考えてよいでしょう。
090番号は携帯電話会社や格安SIMの新規契約で取得できることがある

090の番号は、大手の携帯電話会社でも格安SIMでも、新規契約のときに割り当てられることがあります。
特別な申し込みをしなくても、契約したときに発行される番号が、たまたま090になるという形です。
ただし、格安SIMの場合は契約するプランの種類によっては電話番号そのものが使えないため、申し込む前に確認しておくことが大切です。
ここでは、番号が発行されるタイミングや、格安SIMで気をつけたい点、人気の料金ブランドでの扱いについて順番に見ていきましょう。
店舗とオンラインのどちらでも番号は契約時に発行される
新しい電話番号は、店舗で申し込んでもオンラインで申し込んでも、契約の手続きの中で発行されます。
どちらで申し込んだから090になりやすい、といった違いは基本的にありません。
違いがあるのは、番号がわかるタイミングや手続きの流れです。
| 申し込み方法 | 番号がわかるタイミング | 特徴 |
|---|---|---|
| 店舗 | 窓口での手続き中にわかることが多い | 店員さんに相談しながら進められる |
| オンライン | 申し込み完了後の画面やメール、届いた書類などで確認する | 自宅で手続きでき、待ち時間が少ない |
店舗では、手続きの途中で「この番号になります」と案内されるのが一般的です。
その場で番号を確認できるので、090かどうかもすぐにわかります。
オンラインの場合は、申し込みを終えたあとの案内や、SIMカードと一緒に届く書類で番号を確認する流れが多いでしょう。
操作に不安がある方や、番号のことを詳しく聞きたい方は、店舗で相談しながら申し込むと安心です。
なお、番号を自分で選べるかどうかは契約先によって異なるため、この点は次のセクションで詳しく説明します。
格安SIMでは音声通話付きの契約を選ぶ
格安SIMで新しい電話番号を持ちたい場合は、音声通話付きのプランを選ぶ必要があります。
格安SIMには、大きく分けて「音声通話付き」と「データ専用」の2種類のプランがあります。
料金の安さにひかれてデータ専用プランを選んでしまうと、ふつうの電話をかけたり受けたりすることができません。
| プランの種類 | 電話をかける・受ける | 主な使い道 |
|---|---|---|
| 音声通話付き | できる | ふだん使いのスマートフォン |
| データ専用(SMS付き) | できない | インターネットと簡単なメッセージの受信 |
| データ専用(SMSなし) | できない | タブレットや2台目の端末 |
SMS付きのデータ専用プランでは、メッセージのやり取り用に番号が割り当てられることもあります。
ですが、その番号で電話をかけたり受けたりすることはできないため、通話用の番号として使うことはできません。
申し込みの画面では、プラン名に「音声」「通話」といった言葉が入っているかどうかを確認するとわかりやすいでしょう。
申し込み前に確認しておきたい点をまとめると、次のとおりです。
- プランが「音声通話付き」になっているか
- 本人確認書類を用意しているか
- 新しい番号での契約(新規契約)を選んでいるか
音声通話付きのプランで契約すれば、大手の携帯電話会社と同じように090・080・070のいずれかの番号が発行されます。
ワイモバイルやLINEMOでも090が割り当てられる可能性がある
ワイモバイルやLINEMOのような、料金を抑えたブランドで新規契約した場合でも、090の番号になる可能性はあります。
どちらもソフトバンクが提供しているブランドで、新規契約のときには090・080・070のいずれかの番号が発行されます。
「安いプランだから090はもらえない」といったことはなく、番号の割り当て方は料金の高い安いとは関係ありません。
同じように、ほかの大手の携帯電話会社が提供している料金を抑えたブランドやプランでも、新規契約で090になることがあります。
ただ、どの番号になるかは、そのときに用意されている番号の中から決まるのが基本です。
そのため、ワイモバイルやLINEMOで契約しても、必ず090になるとは限らない点は覚えておきましょう。
料金ブランドを選ぶときは、番号よりも次のような点を比べて決めるのがおすすめです。
- 毎月の料金が自分の使い方に合っているか
- 店舗で相談できるか、オンライン手続きが中心か
- 通話をよく使う人向けのオプションがあるか
とくにLINEMOはオンラインでの手続きが中心のブランドなので、店舗で相談しながら契約したい方には、店舗のあるワイモバイルのほうが向いているかもしれません。
まずは使いやすさと料金で契約先を選び、そのうえで090になったら運がよかった、くらいの気持ちで申し込むと気楽でしょう。
新規契約で先頭3桁や下4桁を選べるかは契約先によって異なる

新規契約で電話番号を選べるかどうかは、契約する会社やサービスによって対応がちがいます。
ただ、先頭の「090」「080」「070」の3桁は、基本的に自分で選べないと考えておきましょう。
一方で、下4桁を希望できたり、いくつかの候補から番号を選べたりする契約先もあるので、申し込む前に確認しておくと安心です。
ここでは、どこまで選べるのか、選べる場合に気をつけたい点をわかりやすく整理します。
090・080・070の先頭3桁は基本的に選べない
携帯電話の番号は、国から携帯電話会社に一定のまとまりで割り当てられ、その中から契約者に発行される仕組みになっています。
そのため、利用者が「090にしてください」と先頭3桁を指定しても、基本的には希望どおりにはできません。
新規契約のときに発行される先頭3桁は、その時点で契約先が用意している番号の中から自動的に決まるのが一般的です。
番号を選べるサービスであっても、選べるのは先頭3桁より後ろの部分であることがほとんどです。
下の表で、選べる範囲の目安をまとめました。
| 番号の部分 | 選べるかどうかの目安 |
|---|---|
| 先頭3桁(090・080・070) | 基本的に選べない |
| 真ん中の4桁 | ほとんどの場合は選べない |
| 下4桁 | 契約先によっては希望を出せることがある |
| 番号全体 | 契約先によっては候補の中から選べることがある |
もし候補の中にたまたま090の番号があれば、結果として090を選べることはあります。
とはいえ、それはあくまで候補に含まれていた場合の話なので、「090を指定して申し込む」こととは別だと理解しておきましょう。
下4桁を選べるサービスでも希望どおりにならない場合がある
契約先によっては、下4桁の希望を出せるサービスを用意していることがあります。
誕生日や記念日、覚えやすい数字の並びなど、自分にとって思い入れのある番号にしたい方にはうれしい仕組みです。
ただし、下4桁を希望しても、その番号が必ず手に入るとは限りません。
希望どおりにならない理由としては、次のようなものが考えられます。
- 希望した下4桁の番号が、すでにほかの人に使われている
- 「1111」や「8888」のような人気の数字で、空きがない
- 下4桁は希望どおりでも、先頭3桁や真ん中の4桁までは選べない
- 申し込みの方法(店舗かオンラインか)によっては、選択の受付をしていない
また、番号を選ぶサービスは、通常の新規契約とは別に手数料がかかる場合もあります。
費用がかかるかどうか、いくらかかるかは契約先によってちがうので、事前に公式サイトや店頭で確認しておきましょう。
「下4桁だけでもこだわりたい」という方は、第2希望や第3希望の数字も考えておくと、申し込みのときに迷わずにすみます。
候補から電話番号を選べる場合は申込時に確認する
オンラインの申し込み画面などで、いくつかの候補の中から電話番号を選べる契約先もあります。
この場合、表示される候補の中に090の番号があれば、それを選べる可能性があります。
ただし、候補の中身は申し込むタイミングによって変わるため、いつでも090が出てくるわけではありません。
候補から選べるかどうかは、申し込みの前や手続きの途中で、次のような点を確認しておくとスムーズです。
- 番号を選べるサービスがあるか、公式サイトで調べる
- 店舗とオンラインのどちらで番号選択ができるかを確認する
- 番号選択に手数料がかかるかどうかを確かめる
- 申し込み画面で候補が表示されたら、番号をよく見て選ぶ
- 確定する前に、選んだ番号をメモしておく
とくにオンラインの手続きでは、番号を選ぶ画面を見落としたまま進めてしまうと、自動で番号が決まってしまうこともあります。
番号にこだわりがある方は、画面の案内を一つずつ落ち着いて確認しながら進めることが大切です。
店舗で申し込む場合は、最初に「番号を選ぶことはできますか」と店員さんに聞いてみると話が早いでしょう。
選べるかどうかがわかれば、あとは料金やサービス内容とあわせて、自分に合った契約先を決めやすくなります。
新規発行の090番号は以前の利用者から再割り当てされた場合がある

新規契約で受け取った090番号は、以前ほかの人が使っていた番号である場合があります。
090は昔から使われてきた番号のため、新しく割り当てられる番号の中には、解約されたあとに再び使われているものが含まれていることがあります。
多くの場合は問題なく使えますが、前の利用者あての連絡が届くこともあるので、仕組みと対処法を知っておくと安心です。
解約された電話番号は一定期間を置いて再利用されることがある
電話番号は、好きなだけ作れるものではなく、数に限りがあります。
そのため、解約された番号はそのまま使われなくなるのではなく、一定期間を置いたあとに、新しい契約者へ再び割り当てられることがあります。
とくに090は、携帯電話が広まり始めたころから長く使われてきた番号です。
そのぶん、これまでに多くの人が使ってきたため、新規契約で出てくる090番号が「どこかで一度使われていた番号」であっても珍しいことではありません。
解約から再利用までの期間は、契約先によって考え方が異なり、一律に決まっているわけではありません。
また、受け取った番号が過去に使われていたかどうかを、契約者が事前に調べることは基本的にできません。
再利用された番号だからといって、通話や通信の品質が落ちるわけではないので、その点は心配いりません。
気をつけたいのは、次に説明する「前の利用者あての連絡」が届く場合があることです。
以前の利用者宛ての電話やSMSが届く可能性がある
前の利用者が、知人や取引先、利用していたお店やサービスに電話番号を伝えていた場合、その番号あてに連絡が来ることがあります。
前の利用者が番号の登録を変えないまま解約していると、新しく番号を受け取った人のところに、身に覚えのない電話やSMSが届くというわけです。
よくある例と、受け取ったときの対応の目安を表にまとめました。
| 届く連絡の例 | 対応の目安 |
|---|---|
| 前の利用者の知人からの電話 | 「番号が変わったようです」と伝えれば、多くの場合は落ち着きます |
| お店や病院などからの予約・案内の連絡 | 相手先に、番号の持ち主が変わったことを伝えて登録を消してもらう |
| 各種サービスの確認コードが書かれたSMS | 操作せず、そのまま削除する |
| 料金の支払いなどを求める連絡 | 自分の契約に心当たりがなければ、その場で応じない |
とくに注意したいのが、SMSに書かれたリンクや連絡先です。
前の利用者あての連絡にまぎれて、不審なメッセージが届くこともあります。
心当たりのないSMSのリンクは開かず、名前や住所、暗証番号などの個人情報も伝えないようにしましょう。
電話の場合も、相手の名前や用件がはっきりしないまま、こちらの情報を話す必要はありません。
「この番号は最近契約したもので、以前の方とは関係ありません」と、落ち着いて伝えれば十分です。
心当たりのない連絡が続くときは契約先へ相談する
前の利用者あての連絡は、時間がたつにつれて自然と減っていくことが多いです。
それでも、何度も同じ相手から連絡が来たり、夜遅くの電話が続いたりして困るときは、一人で抱えずに契約先の窓口へ相談するのがいちばんの近道です。
相談の前に、次のような流れで準備しておくと話がスムーズに進みます。
- 届いた電話やSMSの日時、相手の番号をメモしておく
- スマホの着信拒否や迷惑電話を防ぐ機能で、相手の番号を拒否する
- それでも困る状況が続く場合は、契約先のサポート窓口や店舗に連絡する
- 状況を説明し、迷惑電話対策のサービスや番号変更ができるかを確認する
契約先によっては、迷惑な電話を減らすためのサービスを用意していることがあります。
また、どうしても連絡が止まらない場合は、電話番号そのものを変更できるか相談するという方法もあります。
ただし、番号変更の条件や手数料の有無は契約先によって異なるため、窓口でよく確認してから決めるようにしましょう。
新しく受け取った番号を、銀行や役所、各種サービスに登録する前に少し様子を見ておくのも一つの方法です。
数日から数週間ほど使ってみて、前の利用者あての連絡がほとんど来ないことがわかれば、安心して登録先を増やしていけます。
再利用された番号でも、正しく対処すれば普段どおりに使えますので、困ったときは早めに契約先へ相談してみてください。
現在の090番号はMNPを使えば他社でも引き継げる

今使っている090の番号は、MNP(携帯電話番号ポータビリティ)という仕組みを使えば、別の携帯電話会社や格安スマホに乗り換えてもそのまま使い続けられます。
新規契約では090を狙って選ぶのは難しいので、すでに090番号を持っているなら、それを手放さずに引き継ぐのがいちばん確実な方法です。
ここでは、MNPで番号を引き継ぐ流れと、注意しておきたい点をわかりやすく紹介します。
新しい契約先でMNPによる申し込みを行う
MNPは、電話番号はそのままで契約先だけを切り替える仕組みです。
手続きは、新しい契約先で「新規契約」ではなく「MNP(乗り換え)」として申し込むのがポイントです。
大まかな流れは次のとおりです。
- 今の契約先で「MNP予約番号」を発行してもらう(ネットや電話、店舗で申し込めます)
- 新しい契約先で、MNP予約番号を使って乗り換えの申し込みをする
- 新しいSIMカードや端末を受け取り、案内に沿って開通手続きをする
- 開通すると、今までの契約は自動的に解約される
MNP予約番号には有効期限があり、発行から15日間とされています。
契約先によっては「有効期限が一定日数以上残っていること」を申し込みの条件にしている場合もあるため、予約番号を取ったら早めに申し込むと安心です。
また最近は、対応している会社どうしであれば、予約番号を取らずに新しい契約先の手続きだけで乗り換えられる「ワンストップ」の仕組みも広がっています。
申し込みのときに用意しておくと手続きが進めやすいものを、表にまとめました。
| 用意するもの | ひとこと |
|---|---|
| MNP予約番号 | ワンストップに対応している場合は不要なこともあります |
| 本人確認書類 | 運転免許証やマイナンバーカードなど |
| 支払い方法がわかるもの | クレジットカードや口座の情報など |
| メールアドレス | 申し込み内容の確認や連絡に使われます |
名義や契約状況によっては引き継げない場合がある
MNPは便利な仕組みですが、どんな場合でも必ず乗り換えられるわけではありません。
特に多いのが、今の契約の名義と、新しく申し込む人の名義が違うケースです。
たとえば、家族の名義で契約している番号を自分の名義で乗り換えたいときは、先に今の契約先で名義変更をしておく必要があります。
ほかにも、次のような状況では手続きが進まないことがあります。
- 今の契約と新しい申し込みで、名義や住所などの登録内容が一致していない
- 料金の支払いが遅れていて、回線が止まっている
- 会社名義など、個人とは手続きの方法が異なる契約になっている
- 新しい契約先の審査で、申し込みが通らなかった
引っ越しなどで住所が変わっているのに登録を直していない場合も、確認に時間がかかることがあります。
乗り換えの前に、今の契約先のマイページなどで名義と登録内容が正しいかを一度確認しておくと、あとで慌てずにすみます。
どうしても判断がつかないときは、今の契約先の窓口に「この番号はMNPで乗り換えられますか」と聞いてみるのが早道です。
090番号を維持したいなら解約前に手続きを進める
090番号を残したい人がいちばん気をつけたいのが、手続きの順番です。
先に今の契約を解約してしまうと、その番号はMNPで引き継げなくなります。
解約された番号は契約先に戻され、あとから「やっぱりこの番号を使いたい」と思っても、取り戻すのはまず難しいと考えておきましょう。
MNPでは、新しい契約先で開通した時点で今の契約が自動的に終わるため、自分で解約手続きをする必要はありません。
正しい順番と、避けたい順番を比べると次のようになります。
| 手続きの順番 | 090番号はどうなる? |
|---|---|
| MNPで申し込む → 開通する → 今の契約は自動で解約 | そのまま使い続けられる |
| 今の契約を解約する → 新しい契約先で申し込む | 番号は引き継げず、新しい番号になる |
また、乗り換えのタイミングによっては、今の契約先の料金が日割りにならず、その月の分がまるごとかかる場合もあります。
費用の面も気になる人は、今の契約の締め日や、解約に関する条件をあらかじめ確認しておくとよいでしょう。
長年使ってきた090番号は、仕事や親せき、友人とのつながりが詰まった大切な番号です。
「解約より先にMNPの申し込み」という順番さえ守れば、契約先を変えても同じ番号で安心して使い続けられますので、乗り換えを考えたときは落ち着いて手続きを進めてみてください。
まとめ
この記事のポイントをまとめます。
- 新規契約でも090番号が割り当てられる可能性はあるが、先頭3桁を自分で指定するのは基本的に難しい
- 090・080・070のどれで始まっても、通話のつながりやすさや通信の速さ、料金に違いはない
- 通話料やデータ通信の料金は、番号ではなく契約している会社やプランで決まる
- 090番号は大手の携帯電話会社でも格安SIMでも、新規契約時にたまたま割り当てられることがある
- 格安SIMはプランによって電話番号が使えないものもあるため、申し込む前の確認が大切
- 下4桁の希望や候補からの選択ができるかどうかは契約先によって異なる
- 新規発行の090番号は、以前ほかの人が使っていた番号が再び割り当てられている場合がある
- 今使っている090番号は、MNPを使えば他社や格安スマホに乗り換えても引き継げる
「やっぱり090がいい」という気持ちは、長く携帯電話を使ってきた方ほど自然なものだと思います。
ただ、新規契約で先頭の3桁を選ぶのは難しく、どの番号になるかはそのときの空き具合しだいです。
とはいえ、090でも080でも070でも、電話としての使い勝手は変わりませんので、どの番号になっても安心して使えます。
すでに090の番号をお持ちなら、MNPで引き継ぐのがいちばん確実な方法です。
これから新しく契約する方は、番号を選べるかどうかや、電話番号が使えるプランかどうかを事前に確かめておくと安心です。
ご自身に合った方法を選んで、新しい携帯電話を気持ちよく使い始めてください。

