お菓子作りのレシピで「セルクル」という道具を見かけて、「製菓材料店でしか買えないのかな」「100均にも売っているのかな」と気になったことはありませんか。
結論からいうと、セルクルは100均の製菓道具売り場で手に入ります。ダイソー・セリア・キャンドゥの3社とも製菓道具として扱っています。
取り扱いや価格は店舗や時期で変わる場合がありますが、1個110円から並んでいることが多いので、初めてでも気軽に試せます。
ただし、金属製のセルクルはオーブンでは使えても、電子レンジには使えません。
金属を電子レンジに入れると火花が出て、発火や故障につながります。
買ったら最初にパッケージの表示で素材と使える機器を確かめておきましょう。
この記事では、100均セルクルのサイズの傾向やダイソー・セリア・キャンドゥの違い、売り場の探し方、生地が漏れない使い方、作れるお菓子、長く使うための手入れ、セルクルが無いときの代用品までを紹介します。
これからセルクルでお菓子作りを始めたい方、厚焼きホットケーキやムースを家で手軽に作ってみたい方は、ぜひ参考にしてください。
サイズと素材を確かめて選べば、100均のセルクルでもお店のような見た目のお菓子が作れます。
この記事でわかること
- 100均セルクルの売り場と、ダイソー・セリア・キャンドゥの品ぞろえの違い
- サイズや素材の選び方と、オーブン・電子レンジ・食洗機で使えるかどうか
- 生地が漏れない使い方と、厚焼きホットケーキやムースなど作れるお菓子
- 大きいサイズや変形型の探し方と、セルクルが無いときの代用品
- セルクルは100均で買える?ダイソー・セリア・キャンドゥの製菓コーナーで手に入る
- 100均セルクルは1人分のお菓子に合う小さめサイズが中心
- ダイソー・セリア・キャンドゥの違いは素材とサイズ・形の品ぞろえに出る
- 100均セルクルはキッチン用品の製菓道具売り場にあり在庫は事前確認が確実
- 100均セルクルは金属製が多くオーブンで使えるが電子レンジ・食洗機には使えない
- クッキングシートを巻き底をラップでふさげばセルクルから生地が漏れない
- 100均セルクルなら厚焼きホットケーキからムースまで幅広く作れる
- 100均セルクルは継ぎ目・錆び・強度に気を付ければ長く使える
- 大きいサイズやハート・猫などの形は100均で見つからなければ製菓材料店で探す
- セルクルが無いときは牛乳パックやクリアファイルで代用できる
- 実在する100均セルクルならダイソーとセリアの定番品から選べる
- まとめ
セルクルは100均で買える?ダイソー・セリア・キャンドゥの製菓コーナーで手に入る

セルクルは、ダイソー・セリア・キャンドゥといった100均の製菓コーナーで買えます。
製菓材料店まで足を運ばなくても、普段の買い物ついでに手頃な値段で手に入るのが100均のいいところです。
まずはセルクルがどんな型なのかを押さえてから、100均で買うメリットを見ていきましょう。
セルクルは底のない輪っか状の型で底付きのケーキ型とは別物
セルクルは、底のない輪っかの形をした製菓用の枠です。
名前はフランス語で「円」を意味する「cercle(セルクル)」から来ていて、「セルクル型」「セルクルリング」と呼ばれることもあります。
ふつうのケーキ型との違いは、底があるかないかです。
セルクルは底がないので、天板やトレー、お皿の上に置いて使う型です。
生地を詰めて焼いたり冷やし固めたりしたあと、輪を上に持ち上げるだけで外せます。
| 比べる点 | セルクル | ケーキ型(底つき) |
|---|---|---|
| 底 | なし(輪っかだけ) | あり |
| 置き方 | 天板・トレー・皿の上に置く | 型だけで生地を受け止める |
| 外し方 | 輪を上に持ち上げる | ひっくり返す・底を押し出す |
| 向くお菓子 | ムース、厚焼きホットケーキなど | スポンジケーキ、パウンドケーキなど |
底がない分、側面がまっすぐきれいに仕上がるのがセルクルの持ち味です。
ムースのように柔らかいお菓子でも、型をひっくり返さずに外せるので形がくずれにくくなります。
売り場では底付きのケーキ型と並んでいることもあるので、買うときは底がないかどうかを見て選びましょう。
名前や見た目が似ていても、使い方はまったく違う型です。
ダイソー・セリア・キャンドゥの3社とも製菓道具として扱っている
ダイソー・セリア・キャンドゥの3社は、どこもセルクルを製菓道具の一つとして扱っているとされています。
ケーキ型や抜き型、クッキー型などと同じ製菓コーナーにまとめて並んでいることが多いです。
ただし、どの店舗にも同じ商品が置いてあるわけではありません。
店舗の広さや時期によって品ぞろえが入れ替わるので、欲しいセルクルが売り場にないこともあります。
出かける前に店舗へ問い合わせておけば、むだ足を防げます。
製菓コーナーが広い大型店ほど、セルクルを置いている店舗も見つけやすくなります。
近所の小さな店舗で見つからなければ、少し大きめの店舗を当たってみましょう。
3社それぞれの素材やサイズ、形の違いは、このあとのセクションで詳しく比べます。
ここでは「どの100均でも探してみる価値がある」と覚えておけば十分です。
1個110円から手に入るので初めてでも気軽に試せる
100均のセルクルは、1個110円(税込)から手に入ります。
大きめのものやセット品は、110円より高い価格で売られている場合があります。
セルクルは、作れるお菓子がある程度限られる型です。
いきなり高い型をそろえても、使う機会が少ないともったいなく感じてしまいます。
110円なら、まず1個買って試すのにちょうどいい値段です。
100均のセルクルが初めての人に向いている理由をまとめると、次のとおりです。
- うまくいかなくても負担が少なく、気軽に練習できる
- 同じサイズを何個かそろえても出費をおさえられる
- 使ってみて気に入ったら、別のサイズや形を買い足せる
同じサイズを何個かそろえておくと、1人分のムースを家族の人数分まとめて作れます。
見た目もそろうので、来客のときのデザートにも出しやすくなります。
型は使い続けてみないと、自分に合うサイズや使い勝手がわかりません。
まずは100均のセルクルで使い勝手を試してから、必要な型を買い足すのがおすすめです。
100均セルクルは1人分のお菓子に合う小さめサイズが中心
100均で見かけるセルクルは、1人分のお菓子を作るのにちょうどいい小さめサイズが中心です。
ホールケーキ用の大きな型よりも、手のひらにのるくらいの個人用サイズがよく並んでいます。
サイズを選ぶときは、直径と高さの2つを確認すれば迷いません。
直径は個人用ケーキやホットケーキ向けの小〜中サイズが多い
100均のセルクルは、直径が小さめから中くらいのものが中心です。
1人分のムースやセルクルケーキ、ホットケーキを焼くのにちょうどいい大きさがそろっています。
直径が小さいほど、使う生地の量は少なくてすみます。
冷やす時間や焼く時間も短くなるので、お菓子作りに慣れていない人でも扱いやすいサイズです。
作りたいお菓子と直径の関係は、次の表を目安にすると選びやすくなります。
| 直径 | 向いているお菓子 | 使い勝手 |
|---|---|---|
| 6〜7cm | ミニムース、スコーン、小さなタルト | 何個か並べて作るのにちょうどいい |
| 8〜10cm | 1人分のムースやセルクルケーキ | 使い道が広く、最初の1個に向いている |
| 12cm前後 | 厚焼きホットケーキ、2人で分けるケーキ | 食べごたえのある大きさに仕上がる |
小さめのセルクルは、冷蔵庫に入れるときも場所をとりません。
トレーにいくつか並べてそのまま冷やせるので、限られたスペースでも作業しやすくなります。
迷ったら、直径8〜10cm程度のものから試すのがおすすめです。1人分のデザートにも、ちょっとしたおかずの盛り付けにも使えるので、出番が多くなります。
高さは商品ごとに違うので作りたいお菓子の厚みに合わせて選ぶ
セルクルは、直径が同じでも高さが商品ごとに違います。
高さはできあがるお菓子の厚みをそのまま決めるので、直径と同じくらい大事なポイントです。
高さと、それに向いているお菓子の組み合わせは次のとおりです。
- 高さ2〜3cmの低めの型:タルト生地やクッキー、薄めのホットケーキ
- 高さ4〜5cmの標準的な型:ムースやババロア、スコーン
- 高さ5cm以上の高めの型:厚みを出したいホットケーキや、層を重ねるケーキ
低すぎる型を選ぶと、焼いているうちに膨らんだ生地が型の上からあふれてしまいます。
膨らむお菓子を作るなら、仕上がりの厚みより高さに余裕のある型を選びましょう。
反対に、高すぎる型で薄いムースを作ろうとすると、型の中が深くなって表面をならしにくくなります。
高さは「作りたい厚み+少しの余裕」で考えると、失敗が少なくなります。
低めの型と高めの型を1個ずつ持っておくと、作るお菓子に合わせて使い分けられます。
焼き菓子にも冷たいデザートにも対応できるので、作れるものの幅が広がります。
同じ店でもサイズ違いが並ぶことがあるのでパッケージ表記で直径を確かめる
100均の製菓コーナーでは、見た目がそっくりのセルクルがサイズ違いで並んでいることがあります。
棚に並んだ状態では大きさの差がわかりにくく、なんとなく手に取ると、家に帰ってから思っていたサイズと違うことに気づくことになりがちです。
買う前に確認したいのは、パッケージに書かれた直径と高さの数字です。見た目の印象ではなく、数字で比べるのが確実です。
あわせて見ておきたいのが、表記が「内径」か「外径」かという点です。
セルクルは金属に厚みがあるので、外側で測った数字と内側で測った数字には少し差が出ます。
お菓子の大きさを決めるのは内側のサイズなので、表記がある場合は内径を基準にしましょう。
レシピに「直径12cmのセルクル」のように書かれているなら、その数字に近いものを選べば分量を変えずにそのまま作れます。
サイズが違う型を使うと、生地が余ったり足りなかったりして、焼き時間も変わってきます。
同じサイズを複数そろえたいときは、デザインが似ていても1個ずつ表記を見比べてから買い物かごに入れると安心です。
家にあるセルクルと合わせたい場合は、手持ちの型の直径を測ってメモしておくと、売り場で迷わずに選べます。
ダイソー・セリア・キャンドゥの違いは素材とサイズ・形の品ぞろえに出る

ダイソー・セリア・キャンドゥのセルクルは、値段ではなく、素材とサイズ・形の品ぞろえを見比べて選びましょう。
3社とも110円からの商品が中心なので、どの店で買っても価格差は小さく、迷うほどではありません。
違いが出るのは、どんな素材の商品があるか、直径や高さのバリエーションがいくつあるかという点です。
どの店にどの商品があるかは、店舗や時期によって入れ替わります。
ここでは特定の店を決めつけず、売り場で見比べるときのポイントを整理します。
| 比べるポイント | 売り場で見るところ | 選び方の目安 |
|---|---|---|
| 価格 | 値札やパッケージの税込価格 | 差が小さいので決め手にしない |
| 素材 | ステンレス・アルミ・プラスチックなどの表示 | 焼くなら金属製、冷やすだけなら樹脂製も候補 |
| サイズ | 直径と高さの表記 | 作りたいお菓子やレシピに合わせる |
| 形 | 丸以外の四角や変形型があるか | 丸以外が欲しいなら複数の店を回る |
| 展開数 | 同じシリーズのサイズ違いが並んでいるか | そろえたいなら種類の多い店を優先する |
価格帯はほぼ同じなので値段より品ぞろえで店を選ぶ
100均の3社は、どこも110円(税込)の商品が基本です。
セット品や大きめの商品だと220円や330円の値札がついている場合もありますが、それでも数百円の範囲に収まります。
値段の差がこれだけ小さいと、安さを理由に店を選ぶ意味はほとんどありません。
それよりも、欲しい直径や形の商品が置いてあるかどうかのほうが、お菓子の仕上がりを大きく左右します。
同じ110円の商品でも、店や商品によって素材は違います。
ステンレス製もあれば、薄いアルミ製や、樹脂でできたものもあります。
値札だけ見て選ぶのではなく、パッケージの素材表示まで見比べてから決めましょう。
安いからといって手当たり次第に買うと、使わないサイズばかり増えて収納場所が足りなくなります。
売り場に行く前に「何を作るか」「何個いるか」を決めておけば、余計な買い物をせずに済みます。
サイズ違いをそろえたいなら展開が多い店舗を優先する
小さめと中くらいのセルクルを両方持っておくと、1人分のデザートから家族で分けるお菓子まで作れるものが一気に増えます。
こうした使い分けを考えているなら、同じシリーズでサイズ違いを置いている店を選ぶのが近道です。
同じシリーズでそろえると素材や作りが共通なので、焼き色や冷え方に差が出にくくなります。
見た目の雰囲気もそろうため、お皿に並べたときにまとまりのある盛り付けになります。
サイズの種類は、売り場の広い大型店のほうが多く並ぶ傾向にあります。
小さな店舗では一部のサイズしか置いていないこともあるので、まとめてそろえたいなら大型店から回るほうがスムーズです。
欲しいサイズが1つの店でそろわないときは、無理に別のシリーズで埋めず、同じシリーズを扱う店をもう1軒探しましょう。
少し手間はかかりますが、そのぶん並べたときの見た目がきれいにそろいます。
作りたいお菓子が決まっているなら直径と高さが合う店の商品を選ぶ
作るお菓子がもう決まっているなら、品ぞろえの多さよりも、直径と高さがぴったり合う商品があるかどうかを優先しましょう。
レシピに書かれた型のサイズに近い商品が置いてある店が、そのお菓子にとってのいちばんの候補です。
たとえば厚焼きホットケーキなら、生地が横に広がらずに厚みが出るよう、高さのある型が向いています。
ムースやババロアなら、1人分にちょうどいい直径の型を人数分そろえると、切り分けずにそのまま出せます。
焼くお菓子を作る予定があるなら、サイズだけでなく素材の表示も一緒に確認しましょう。
見た目が似ていても、プラスチック製のセルクルはオーブンやフライパンで使えないので、焼き菓子には金属製を選んでください。
直径・高さ・素材の3つが条件に合う商品なら、どの店で買ったものでも問題なく使えます。
店の名前にこだわるより、作りたいお菓子に合うかどうかで選ぶほうが、買ってから迷わずに済みます。
100均セルクルはキッチン用品の製菓道具売り場にあり在庫は事前確認が確実
100均のセルクルは、キッチン用品の中にある製菓道具売り場で探し、出かける前に在庫を確かめておくのが確実です。
前述のとおり品ぞろえは店舗ごとに違うので、行ってから探し回るより先に調べておくほうが手間が減ります。
ここでは、売り場での探し方と、事前に在庫を確かめる方法を順番に紹介します。
ケーキ型や抜き型が並ぶ製菓道具の棚を探す
セルクルは、ケーキ型やクッキーの抜き型、絞り袋などと同じ製菓道具の棚に並んでいることが多いです。
キッチン用品のコーナーに着いたら、まずお菓子作り用のアイテムがまとまっている一角を探しましょう。
製菓道具の棚は、ボウルや泡立て器といった調理器具の売り場の近くにあることがよくあります。
店内の案内表示に「製菓用品」「お菓子作り」のような表記があれば、それを目印にすると迷わずにたどり着けます。
| 探す場所 | 目印になるもの |
|---|---|
| 製菓道具の棚 | ケーキ型・抜き型・絞り袋・ケーキクーラー |
| 調理器具の棚の周辺 | ボウル・泡立て器・計量カップ |
| 店内の案内表示 | 「製菓用品」「お菓子作り」などの表記 |
セルクルは輪の形なので、袋に入ってフックに吊るされていたり、台紙に付いていたりと、並べ方は店によってさまざまです。
底付きのケーキ型と並んでいると見分けにくいため、パッケージの商品名やイラストで底のない型かどうかを確認してください。
製菓道具の棚で見つからなかったときは、近くの棚もひと通り見ておきましょう。
品出しの都合で、調理器具と同じ場所に並べられていることもあります。
公式ネットストアや在庫検索で取り扱いの有無を調べてから行く
店に向かう前に、公式のネットストアや在庫検索で取り扱いを調べておくと、空振りを防げます。
100均の中には、公式サイトやアプリで商品を検索して、近くの店舗の在庫を確認できるサービスを用意しているところもあります。
調べるときは「セルクル」だけでなく、「セルクル型」「サークル」「リング」といった言葉でも検索してみてください。
商品によって呼び方が違うので、ひとつの言葉だけでは見落としが出ます。
ネットストアで商品が見つかったら、商品名や直径・高さ、載っていればJANコードなどの番号もメモしておきましょう。
店頭で探すときや店員に尋ねるときに、そのまま伝えられるので話が早く進みます。
ただし、ネットストアに載っている商品でも、近くの店舗に置いてあるとは限りません。
在庫検索の結果は、更新のタイミングによって実際の在庫とずれることがあります。
どうしても手に入れたいときは、出かける前に店舗へ電話で問い合わせておくと安心です。
見つからないときは商品名を伝えて店員に取り寄せや在庫を尋ねる
売り場を探しても見つからないときは、ひとりで探し続けるより店員に尋ねるほうが早いです。
バックヤードに在庫があったり、別の棚に置かれていたりすることもあるので、声をかければその場で見つかることがあります。
尋ねるときは「セルクルはありますか」とだけ聞くより、商品名やサイズまで具体的に伝えるのがコツです。
次のような情報があると、店員も探しやすくなります。
- 商品名(ネットストアで調べた名前)
- 直径と高さ
- 素材(金属製かプラスチック製か)
- JANコードなどの商品番号(わかる場合)
店頭に在庫がないときは、取り寄せができるかどうかもあわせて聞いてみましょう。
取り寄せに対応しているかどうかは店舗や商品によって異なるとされているので、対応できるか、届くまでどのくらいかかるかを確認しておくと予定が立てやすくなります。
取り寄せが難しいと言われたら、近くの別の店舗に在庫がないか確認してもらえるかも聞いてみてください。
電話で問い合わせるときも、上の情報を手元に用意しておけばスムーズにやり取りできます。
100均セルクルは金属製が多くオーブンで使えるが電子レンジ・食洗機には使えない

100均のセルクルは、金属製ならオーブンで使えますが、電子レンジと食洗機には使えません。
金属は熱には強いものの、電子レンジに入れると火花が出ます。
食洗機で洗うと、錆びや変形の原因にもなります。
買ってきたら、使う前にパッケージの表示を読んでおきましょう。
使える場面と使えない場面を先に知っておけば、失敗を防げます。
金属製セルクルの使い分けをまとめると、次の表のようになります。
| 使う場面 | 金属製セルクル | ポイント |
|---|---|---|
| オーブン | 使える | 表示された耐熱温度の範囲内で使う |
| フライパン | 使える | 弱火でふたをして焼く |
| 冷蔵庫 | 使える | ムースなどを冷やし固めるときに使う |
| 電子レンジ | 使えない | 火花が出て、発火や故障につながる |
| 食洗機 | 避ける | 錆びや変形を防ぐため手洗いする |
ステンレスやアルミなどの素材をパッケージの表示で確認する
100均のセルクルは金属製のものが多いですが、同じ金属でもステンレスやアルミ、ブリキなど素材はいろいろあります。
見た目だけでは見分けにくいので、パッケージの裏にある品質表示で素材名を確かめましょう。
素材によって扱いやすさも変わります。
ステンレスは錆びにくくて丈夫です。
アルミは軽くて熱が伝わりやすいのが特徴です。
ブリキは鉄にスズをめっきしたもので、表面に傷が付くとそこから錆びやすくなります。
ブリキのセルクルを使うなら、使ったあとの手入れを特にていねいにしてください。
パッケージで確認したいのは素材名だけではありません。
次の項目もあわせて見ておくと、買ってから困りません。
- 素材名(ステンレス・アルミ・ブリキなど)
- 耐熱温度(書かれている場合)
- 使えない機器(電子レンジ・食洗機など)
- 手入れ方法や保管方法についての注意書き
買ったあとも、パッケージはすぐに捨てないほうが安心です。
表示の部分だけでも切り取って取っておけば、久しぶりに使うときに耐熱温度や手入れ方法を見直せます。
オーブンでは表示された耐熱温度の範囲内で使う
金属製のセルクルはオーブンで使えます。
ただし、パッケージに耐熱温度が書かれているときは、その温度を超えないように設定してください。
作り始める前に、レシピの焼き温度とセルクルの耐熱温度を見比べておきましょう。
レシピの温度が表示の上限を超えるなら、そのセルクルは使わずに別の型を選びます。
表示より高い温度で使うと、型がゆがんだり継ぎ目が傷んだりする原因になります。
一度ゆがんだセルクルは元に戻しにくく、次から生地がきれいな丸に仕上がらなくなってしまいます。
焼いている途中や焼き上がった直後のセルクルは、かなり熱くなっています。
素手では触らず、ミトンや耐熱手袋、トングを使って動かしましょう。
天板から下ろしたあとも、しばらく熱は残ります。
すぐに型を外したくなりますが、少し置いて粗熱を取ってから、ミトンを着けたまま外すと安全です。
金属製は電子レンジにかけず食洗機も避けて手洗いする
金属製のセルクルは電子レンジでは使えません。
金属を電子レンジに入れると火花が出て、発火や故障につながります。短い時間だけ温めたいときでも、セルクルを入れるのはやめてください。
うっかりやりがちなのが、セルクルで盛り付けたご飯やおかずを、型を付けたまま温め直してしまうことです。
温め直したいものは耐熱のお皿に移して加熱し、セルクルは外してから使いましょう。
洗うときは、食洗機を使わずに手で洗うのがおすすめです。
食洗機は高温のお湯と強い水流で長い時間洗うので、錆びや変形、継ぎ目の傷みにつながります。
手洗いなら、やわらかいスポンジと台所用の中性洗剤があれば十分です。
金属たわしや研磨剤入りのスポンジは表面に傷を付けてしまい、錆びのもとになるので使わないでください。
洗い終わったら、すぐに水気を拭き取ってしっかり乾かしてからしまいます。
電子レンジには入れず、洗うときは手洗いと覚えておけば、100均のセルクルでも長く使えます。
クッキングシートを巻き底をラップでふさげばセルクルから生地が漏れない
セルクルから生地が漏れるのを防ぐには、内側にクッキングシートを巻き、冷やすお菓子なら底をラップでふさげば、漏れずにきれいに作れます。
セルクルは底のない輪っかなので、何もしないと継ぎ目や下のすき間から生地が流れ出てしまいます。
焼くお菓子と冷やすお菓子で準備の仕方を分けておけば、初めてでも失敗しにくくなります。
まずは、作るお菓子ごとの準備を表で整理しておきます。
| お菓子の種類 | 底の準備 | 内側の準備 | 生地を入れる量 |
|---|---|---|---|
| 焼くお菓子(スコーン・タルトなど) | 天板にクッキングシートを敷く | クッキングシートを巻く | 8〜9分目まで |
| 冷やすお菓子(ムース・ババロアなど) | ラップで覆い輪ゴムで留める | クッキングシートを巻くと外しやすい | 縁の少し下まで |
内側にクッキングシートを巻くと生地が型から外れやすくなる
セルクルの内側にクッキングシートを1周巻いておくと、生地が金属に直接ふれません。
そのため、焼き上がったあとに型からするっと外れます。
型に油を塗るだけの場合と比べて、側面がなめらかに仕上がるのも良いところです。
シートはセルクルの高さより1〜2cm長めの帯状に切り、端を数cm重ねて巻くのがコツです。
重ねた部分は生地の重みで押さえられるので、テープなどで留めなくてもずれません。
長さが足りないと継ぎ目から生地がはみ出すので、円周より少し長めに用意しておきましょう。
100均のセルクルは金属の板を丸めてつないだ作りが多く、継ぎ目にわずかな段差やすき間があります。
シートを1枚巻いておけば、そこに生地が入り込んだり、外へ漏れたりするのを防げます。
型の強度が少し頼りないと感じるときも、シートが内側から支えになってくれます。
焼くときは、天板にもクッキングシートを敷いてからセルクルを置きます。
底のすき間から生地がにじみ出ても、シートの上で受け止められるので天板が汚れません。
焼き上がった直後のセルクルは熱くなっているので、外すときはミトンや耐熱手袋を使ってください。
冷やし固めるお菓子は底をラップで覆い輪ゴムでしっかり留める
ムースやババロアのように冷やして固めるお菓子は、底をラップでふさいでから使います。
ラップをセルクルの底にぴんと張り、余った部分を側面に沿って折り上げて輪ゴムで留めれば、液状の生地を流し込んでも漏れません。
ラップは大きめに切り、2重にしておくと破れにくくなります。
輪ゴムは側面の下のほうにかけ、ゆるみがないか一周ぐるりと確かめましょう。
底面にしわが寄ると、固まったお菓子の底に跡が残るので、ぴんと張ることが大切です。
生地を流し込む前に、セルクルをバットやお皿にのせておくと安心です。
冷蔵庫まで運ぶときに型が安定し、万が一少し漏れても受け止められます。
底にスポンジ生地や砕いたクッキーを敷いてから流すと、すき間がさらにふさがります。
ただし、ラップと輪ゴムで底をふさぐのは冷やすお菓子だけにして、オーブンやフライパンで加熱するときには使わないでください。
熱でラップや輪ゴムが溶けて、食品に付いてしまいます。
焼くお菓子は、前の見出しで紹介したクッキングシートの方法で準備しましょう。
型から外すのは、しっかり固まってからにします。
外側を温めたタオルで包むか、内側にナイフを沿わせて一周すると、側面を崩さずにきれいに抜けます。
生地は8〜9分目まで入れて膨らむ余裕を残す
焼くお菓子の生地は、セルクルの8〜9分目までを目安に流し入れましょう。
ホットケーキやスポンジのように加熱で膨らむ生地は、縁ぎりぎりまで入れると、膨らんだ分が上からあふれ出します。
あふれた生地は側面をつたって下に流れ、天板やフライパンに焦げ付きます。
形が崩れるうえに、後片付けの手間も増えてしまいます。
少し余裕を残しておくほうが、結果的にきれいな形で焼き上がります。
いくつか同時に作るときは、お玉やスプーンで同じ量ずつ入れていくのがおすすめです。
最初の1個で量を決め、あとはそれにそろえると、焼き上がりの高さもそろいます。
見た目がそろうと、並べたときの印象もぐっと良くなります。
内側に巻いたクッキングシートを高さより長めにしておくと、少し膨らみすぎてもシートが壁になってあふれにくくなります。
8〜9分目の目安とあわせて使えば、さらに安心です。
一方、ムースのように膨らまない生地なら、縁の少し下まで入れてかまいません。
100均セルクルなら厚焼きホットケーキからムースまで幅広く作れる

100均のセルクルがあれば、厚焼きホットケーキからムース、おかずの盛り付けまで幅広く作れます。
焼く・冷やす・詰めるの3通りに使えるので、1つ持っているだけで出番がぐっと増えます。
ここでは代表的な4つの使い方を、手順のコツとあわせて紹介します。
| 作るもの | 使い方 | うまく作るポイント |
|---|---|---|
| 厚焼きホットケーキ | フライパンで焼く | 弱火でふたをしてじっくり焼く |
| スコーン | 生地を型抜きして焼く | 型を真上からまっすぐ押し下げる |
| ムース・ババロア | 冷やし固める | しっかり固まってから外す |
| ポテトサラダ・ご飯 | 詰めて盛り付ける | 軽く押さえてから型を持ち上げる |
厚焼きホットケーキはフライパンにセルクルを置いて弱火でじっくり焼く
厚焼きホットケーキは、フライパンにセルクルを置き、弱火でふたをしてじっくり焼くのがコツです。
型が生地を横から支えるので、ふつうに焼くよりも高さが出て、ふっくらした仕上がりになります。
手順はシンプルです。
フライパンに薄く油をひき、内側にクッキングシートを巻いたセルクルを置いてから、生地を8〜9分目まで流し入れます。
ふたをして弱火で焼き、表面にぷつぷつと穴が開いて縁が乾いてきたら裏返す合図です。
火が強いと、外側だけ焦げて中が生焼けになりがちです。
厚みがある分、中まで火が通るのに時間がかかるので、片面10〜15分を目安にゆっくり焼きます。
焼き上がったら竹串を刺して、生地が付いてこないか確かめましょう。
裏返すときや型を外すときは、セルクルがかなり熱くなっています。
焼いている途中や焼き上がった直後のセルクルは、素手で触らないでください。
フライ返しで型ごと返し、外すときはミトンや耐熱手袋、トングを使うと安全です。
スコーンは生地を型抜きして焼くと高さと形がそろう
スコーンは、のばした生地をセルクルで型抜きしてから焼くと、高さと形がそろいます。
包丁で切り分けるよりも断面がきれいになり、並べたときの見た目が整います。
お店のような丸いスコーンを作りたいときに便利です。
型抜きするときは、セルクルを真上からまっすぐ押し下げるのがポイントです。
ぐりぐりとひねると生地の断面がつぶれ、焼いたときに膨らみにくくなります。
型の縁に薄く打ち粉をつけておくと、生地がくっつかずにすっと抜けます。
抜いた生地は、クッキングシートを敷いた天板に並べて焼きます。
型に入れたまま焼くと、横に広がらず縦にしっかり伸びるので、背の高いスコーンに仕上がります。
その場合はセルクルの内側にもクッキングシートを巻いておくと、焼き上がりが外しやすくなります。
ムースやババロアは冷やし固めると側面がまっすぐきれいに仕上がる
ムースやババロアは、セルクルに流し入れて冷やし固めると、側面がまっすぐきれいに仕上がります。
カップで作るのとは違い、型を外したあとに立ち姿を見せられるのが魅力です。
ケーキ屋さんに並んでいるような、きっちりした円柱形になります。
底にスポンジや、砕いたビスケットで作った土台を敷いてから流し入れると、持ち上げたときに崩れにくくなります。
土台の上にムースを重ね、表面をスプーンの背やヘラで平らにならしてから冷蔵庫へ入れます。
底のふさぎ方は前述のとおりです。
型から外すのは、しっかり固まってからにします。
外側を温めたタオルで包むか、ナイフを内側に沿わせてぐるりと一周させると、側面をなめらかに保ったまま外せます。
固まりきらないうちに外すと形が崩れるので、気をつけましょう。
冷やす時間はレシピによって違いますが、3時間以上を目安にするとしっかり固まります。
前の日に作って一晩冷やしておけば、当日は外して飾るだけなのでラクです。
ポテトサラダやご飯を詰めればお店のような盛り付けになる
セルクルはお菓子作りだけでなく、料理の盛り付けにも使えます。
ポテトサラダやご飯を詰めてから型を外すと、お皿の上にきれいな円柱が立ち、お店のような見た目になります。
いつものおかずでも、ちょっと特別な一皿に見えます。
やり方は、お皿の上にセルクルを置き、中に具材を詰めてスプーンの背で軽く押さえるだけです。
押さえたら、セルクルを真上にそっと持ち上げて外します。
押さえ方が弱いと崩れやすく、強すぎると食感が固くなるので、形が保てるくらいの力加減にします。
ご飯を使うなら、ちらし寿司やケチャップライスを詰めて、上に具材をのせるのもおすすめです。
ツナやアボカド、トマトなどを層にして重ねると、断面がカラフルなサラダになります。
家族の誕生日やおもてなしの席でも喜ばれます。
盛り付けだけに使うなら加熱しないので、プラスチック製のセルクルでも問題ありません。
焼き菓子用の金属製と分けて持っておくと、使い分けもしやすくなります。
100均セルクルは継ぎ目・錆び・強度に気を付ければ長く使える
100均のセルクルは、継ぎ目の洗い方と乾かし方、しまい方の3つを押さえれば長く使えます。
値段が手ごろなぶん金属が薄く、継ぎ目も板の端を重ねて留めただけの作りが多いので、扱い方で持ちが変わります。
どれも難しい手入れではありません。
使ったあとと、しまうときのひと手間を習慣にするだけです。
気を付けたいポイントを表にまとめました。
| ポイント | 起きやすいトラブル | 対策 |
|---|---|---|
| 継ぎ目 | 段差に生地や油が残る | 毛先の細いブラシで継ぎ目に沿って洗う |
| 錆び | 水気が残って赤茶色の錆びが出る | 洗ったらすぐ拭き、中までしっかり乾かす |
| 強度 | 重ねたり押したりして楕円形にゆがむ | 重ねすぎず、立てるか入れ子にしてしまう |
継ぎ目の段差に生地が残りやすいので洗い残しがないようにする
セルクルは、細長い金属の板を丸め、端と端をつないで作られています。
このつなぎ目には小さな段差やすき間があり、生地やバター、クリームが入り込みます。
表面だけをさっと洗うと、段差の奥に汚れが残ったままになります。
残った油分や生地は時間がたつとにおいやべたつきのもとになり、次に作るお菓子にも移ってしまいます。
洗うときは、ぬるま湯に台所用の中性洗剤を溶かし、柔らかいスポンジで内側と外側を洗います。
継ぎ目は使い古しの歯ブラシなど毛先の細いブラシを使い、段差に沿ってなでるように動かすと汚れをかき出せます。
焼き菓子の生地がこびりついたときは、ぬるま湯にしばらくつけてふやかしてから洗いましょう。
金たわしや研磨剤入りのスポンジでこすると表面に傷が付き、そこから錆びが出やすくなるので使いません。
洗ったらすぐに水気を拭き取り錆びを防ぐ
前述のとおり、セルクルは手洗いが基本です。
洗い終わったら、水切りかごに置きっぱなしにせず、すぐに乾いたふきんで水気を拭き取りましょう。
水がたまりやすいのは、やはり継ぎ目の段差です。
ふきんで拭くだけでは奥の水分まで取りきれないので、拭いたあとは風通しのよい場所に立てて置き、中まで乾かしてからしまいます。
ブリキやスチールなど鉄を含む素材は、ステンレスより錆びやすい素材です。
パッケージの素材表示を見て錆びやすい素材だとわかったら、乾かす時間を長めにとっておくと安心です。
しまう場所にも気を配りましょう。
シンク下のように湿気がこもる場所は避け、乾いた引き出しや棚に置くのがおすすめです。
もし赤茶色の錆びが出てしまったら、錆びたセルクルは食品に使わないでください。
錆びが生地に移るおそれがあるので、新しいものに買い替えましょう。
薄い金属は力を加えると変形しやすいので重ねて保管しすぎない
100均のセルクルは、手に持つと軽く感じるほど薄い金属で作られているものが多くあります。
軽くて扱いやすい反面、強い力がかかると丸い形がゆがみます。
よくあるのが、いくつも重ねて引き出しに押し込み、上からの重みで楕円形につぶれてしまうパターンです。
形がゆがむと生地を入れたときにすき間ができ、仕上がりの形も左右で崩れてしまいます。
保管するときは、同じサイズを重ねるのは2〜3個までにして、立てて並べるか平らな場所に置きます。
サイズ違いをそろえているなら、大きいものの中に小さいものを入れ子にすると型同士がぶつからず、場所も取りません。
型抜きで使うときも、押し込む力が強すぎると縁が曲がってしまいます。
生地を冷やして少し固めにしておき、真上からまっすぐ押せば、余計な力をかけずに抜けます。
少しゆがんだ程度なら、手で丸く整え直せばまた使えます。
継ぎ目が開いてすき間が気になるときは、内側にクッキングシートを巻いて補いましょう。
大きいサイズやハート・猫などの形は100均で見つからなければ製菓材料店で探す

大きいサイズやハート・猫などの変わった形のセルクルは、100均で見つからなければ製菓材料店や通販で探すのが近道です。
100均のセルクルは1人分向けの小さめサイズが中心で、ホールケーキ用の大きな型や動物の形までは置いていないことが多いからです。
まずは季節の売り場をのぞき、それでも見つからなければ専門店や通販に切り替えましょう。
ハートや星などの変形型はバレンタインなど季節の売り場に並ぶことがある
ハートや星の形のセルクルは、いつもの製菓道具の棚よりも、バレンタインやクリスマスといったイベント前の特設コーナーで見かけることが多いです。
手作りお菓子を作る人が増える時期に合わせて、型やラッピング用品がまとめて並びます。
バレンタイン前ならハート、クリスマス前なら星というように、その時期にちなんだ形が中心です。
ただし、どんな形が並ぶかは年や店舗によって違い、期間限定の商品として扱われる場合があります。
気を付けたいのは、季節の売り場の入れ替わりが早いことです。
イベントが終わると棚ごと片付けられてしまうので、欲しい形を見つけたら早めに手に入れておきましょう。翌年に同じ形が並ぶとは限りません。
猫やくまなどの動物の形は、100均ではなかなか見つからない形のひとつです。
どうしても動物の形で作りたいなら、最初から製菓材料店や通販の製菓用セルクルを探すほうが早く見つかります。
15cm以上の大きいサイズは製菓材料店や通販で探すほうが確実
家族みんなで切り分けるホールケーキを作るなら、直径15cm以上のセルクルが欲しくなります。
100均では小さめサイズが中心なので、この大きさを探すなら最初から製菓材料店や通販を見るほうが確実です。
製菓材料店では、同じ丸型で直径を少しずつ変えたシリーズが並んでいることもあり、作りたいケーキの大きさに合わせて選べます。
店頭なら、何人分のケーキを作りたいかを伝えて、店員さんに合うサイズを相談するのもひとつの方法です。
大きいサイズほど生地の量が増えて、型にかかる重さも大きくなります。
手に取ったときにしっかりした作りだと感じるものを選ぶと、生地を流し込んでも形が崩れにくくなります。
通販で選ぶときは、写真の印象ではなく、商品説明に書かれた直径と高さ、素材の表示を見て選びます。
内径と外径のどちらで書かれているかで仕上がりの大きさが少し変わるので、表記の仕方も確かめておくと安心です。
| 探す場所 | 見つけやすいもの | 選ぶときのポイント |
|---|---|---|
| 100均 | 1人分向けの小さめの丸型、季節限定のハートや星 | 製菓道具の棚に加えて季節の売り場ものぞく |
| 製菓材料店 | 15cm以上の大きいサイズ、動物などの変わった形 | 実物を手に取って作りや厚みを確かめられる |
| 通販 | 大きいサイズ、変形型、スライド式 | 直径・高さ・素材の表記を読んで選ぶ |
サイズを変えて使い回したいなら直径を調整できるスライド式セルクルも選択肢になる
いろいろな大きさのケーキを作りたいけれど、型をいくつもそろえると場所を取る、という人にはスライド式セルクルが向いています。
帯状の金属を輪にして、重なる部分をずらすことで直径を変えられるしくみです。
1つあれば小さめのケーキから大きめのホールケーキまで作れるので、収納もすっきりします。
調整できる直径の範囲は商品によって違うとされているので、作りたい大きさが収まるかを購入前に確かめましょう。
使うときは、直径を決めたら留め具をしっかり固定してから生地を入れます。
固定がゆるいまま使うと、生地の重みで輪が広がって形がいびつになります。
スライド式は重なる部分に段差ができるので、仕上がりの側面にうっすら線が残ることもあります。
気になるときは、内側にクッキングシートを巻いておくと側面がなめらかに仕上がります。
決まった大きさをよく作るなら固定サイズのセルクル、いろいろな大きさを試したいならスライド式というように、作るお菓子と頻度に合わせて選び分けるのがおすすめです。
セルクルが無いときは牛乳パックやクリアファイルで代用できる
セルクルが手元にないときは、冷やすお菓子なら牛乳パックやクリアファイル、焼くお菓子ならアルミホイルで代用できます。
どれも家にあることが多いので、作りたいと思ったその日に始められます。
ただし、代用品は手元にセルクルがないときの一時的な方法です。
紙やプラスチックの代用品は、冷やすお菓子と盛り付け専用です。
作る前に、下の表で使い分けを確かめましょう。
| 代用品 | 向いている使い方 | 加熱 |
|---|---|---|
| 牛乳パック | ムース・ゼリー・盛り付け | 不可 |
| クリアファイル | ムース・レアチーズケーキ・盛り付け | 不可 |
| ペットボトル | 小さなムース・ゼリー・盛り付け | 不可 |
| アルミホイル | スコーンやクッキー生地など固めの焼き菓子 | オーブンのみ可 |
冷やし固めるお菓子なら牛乳パックやクリアファイルを丸めて輪にする
牛乳パックは洗って乾かしてから、幅4〜5cmの帯状に切ります。
輪にしたら端を2cmほど重ね、外側からセロハンテープで留めます。
紙に厚みとハリがあるので、ムースを流し込んでも形が崩れにくいのが長所です。
クリアファイルも帯状に切って丸め、同じように外側をテープで留めます。
薄くてしなやかなので好きな直径に合わせやすく、透明なので中の層がきれいに重なっているかを横から確かめられます。
クリアファイルは食品用に作られたものではありません。
内側にクッキングシートを1周巻いてから使えば、生地が直接ふれずに済みます。
シートがあると固まったあとも外しやすく、側面もなめらかに仕上がります。
底のふさぎ方は前述のとおりです。
輪の継ぎ目は液が漏れやすいので、テープは上から下まですき間なく貼っておきましょう。
ペットボトルを輪切りにすれば小さな丸型として使える
ペットボトルは、側面がまっすぐな部分を輪切りにすると小さな丸型になります。
500mlのボトルなら直径6〜7cmが目安で、1人分のムースやポテトサラダの盛り付けにちょうどいい大きさです。
表面にでこぼこや溝のない、円筒形のボトルを選びます。
くびれや模様があると、その形がそのままお菓子の側面に写ってしまいます。
ボトルは滑りやすいので、カッターで小さく切り込みを入れてから、はさみで1周切り進めます。
切り口は硬くとがっていて手を切りやすいので、ゆっくり作業してください。
切り口にマスキングテープを巻いて覆っておくと、扱うときも安心です。
ペットボトルは硬さがあるので、牛乳パックより輪がゆがみにくいのが利点です。
同じ高さにいくつか切りそろえておけば、小さなデザートをまとめて作れます。
オーブンで焼くときはアルミホイルを何重にも重ねた型にする
オーブンで焼くお菓子には、アルミホイルを何重にも折り重ねて作った枠で代用します。
ホイルを長めに引き出し、幅4〜5cmの帯になるまで折りたたんで、6〜8重くらいの厚みを持たせるのがコツです。
帯ができたら輪にして、端を2〜3cm重ねて折り込み、ほどけないようにしっかり押さえます。
天板にクッキングシートを敷いて枠を置き、内側にもクッキングシートを巻いてから生地を入れましょう。
ホイルの枠は重ねても柔らかいので、生地の重みで少しずつ外側へ広がります。
流れやすい生地より、スコーンやクッキー生地のように形を保てる固めの生地に向いています。
仕上がりは市販のセルクルに劣り、側面にしわが残ったり輪がゆがんだりしやすくなります。
アルミホイルの枠も金属なので、前述のとおり電子レンジには入れないでください。
紙やプラスチックの代用品は加熱調理に使わない
牛乳パック・クリアファイル・ペットボトルは、オーブン・電子レンジ・フライパンのどれにも使いません。
熱で樹脂やコーティングが溶けて、お菓子に付いたり形が崩れたりするからです。
牛乳パックは紙に見えますが、内側と外側が樹脂でコーティングされています。
クリアファイルやペットボトルも樹脂でできているので、熱を加えれば変形するものとして扱いましょう。
「耐熱」と書かれたペットボトルもありますが、これは温かい飲み物を入れるための表示とされています。
オーブンやフライパンの熱に耐えるものではないので、加熱には使いません。
冷やすお菓子でも、ゼラチン液などは熱いまま流し込まず、粗熱を取ってから入れます。
焼き菓子を作りたいときは、アルミホイルの枠を使うか、100均の金属製セルクルを用意するのが確実です。
実在する100均セルクルならダイソーとセリアの定番品から選べる

実在する100均セルクルを選ぶなら、ダイソーの「セルクル型(サークル)」とセリアの「セルクルリング」が定番です。
どちらもステンレス製で、高さは5cmとそろっています。
違うのは直径の大きさなので、作りたいのが1人分のケーキか、ひと口サイズのデザートかで選び分けましょう。
まずは2つの商品を表で比べてみます。
サイズや価格は、各社で紹介されている情報をもとにまとめました。
| 項目 | ダイソー セルクル型(サークル) | セリア セルクルリング |
|---|---|---|
| 素材 | ステンレス | ステンレス |
| サイズ(直径×高さ) | 約10.6cm×5cm | 6cm×5cm |
| 価格 | 110円(税込) | 110円(税込) |
| オーブン | 使用可 | パッケージの表示で確認 |
| 電子レンジ・食洗機 | 使用不可とされる | 電子レンジは使用不可(金属製のため)、洗うときは手洗い |
| 向いている使い方 | ムース、厚焼きホットケーキ | 小さめのデザート、型抜き |
価格や取り扱いは、時期によって変わることがあります。
最新の情報は公式サイトや販売ページでご確認ください。
ダイソー セルクル型(サークル)
ダイソーの「セルクル型(サークル)」は、直径約10.6cm、高さ5cmのステンレス製セルクルとして知られています。
直径10cmほどというと、ケーキ屋さんに並んでいる1人分のケーキより少し大きいくらいです。
1個あれば、1人分のデザートを十分な量で作れます。
ムースや厚焼きホットケーキ向けの商品として紹介されています。
高さが5cmあるので、スポンジとムースを2段に重ねても縁からはみ出さずに収まります。
ホットケーキも生地に厚みを持たせて焼けるので、お店で見るような背の高い仕上がりを目指せます。
オーブンで使える一方、電子レンジと食洗機には使えないとされています。
オーブンで焼くお菓子にもそのまま使えるのは、ステンレス製ならではの強みです。
前述のとおり、使ったあとは手洗いして、すぐに水気を拭き取っておけば長持ちします。
110円で買えるので、家族の人数分をそろえても負担になりにくいところも助かります。
4個あれば4人分のムースを一度に冷やせるので、誕生日やおもてなしのデザート作りがラクになります。
ホットケーキも、フライパンに2個並べて同時に焼けば待ち時間を短くできます。
どちらを買うか迷っているなら、最初の1個はダイソーの直径約10.6cmを選ぶと、使い道が広くて失敗しにくいです。
ムースも焼き菓子もおかずの盛り付けも、このサイズがあればひと通り試せます。
セリア セルクルリング
セリアの「セルクルリング」は、直径6cm、高さ5cmのステンレス製セルクルとして知られています。
小さめのデザートや型抜きに向いた商品として用意されていて、ダイソーの商品よりひと回り以上小さいサイズです。
手のひらにすっぽり収まるくらいの大きさになります。
直径6cmは、ひと口で食べるには大きく、1人分のケーキよりは小さいくらいです。
小さなムースやゼリーをいくつも並べたいときに向いていて、何種類か作ってテーブルに並べると見た目が華やかになります。
カップに入れるより側面がまっすぐ見えるので、小さくても見栄えがします。
型抜きにも使いやすいサイズです。
食パンやハム、ご飯を丸く抜いて重ねれば、小さなサンドイッチやおにぎりもかわいく盛り付けられます。
直径のわりに高さがあるので、具材を何層か重ねてもきれいに収まります。
セリアの商品で気を付けたいのは、紹介されている情報に加熱についての記載がないことです。
オーブンで使えるかどうかは、買う前にパッケージの表示で確かめてください。
また、取り扱いは店舗によって異なるとされているので、前述のとおり出かける前に在庫を確認しておくと安心です。
大きさの違う2つを組み合わせるのもおすすめです。
大きめはダイソー、小さめはセリアと買い分けると、作れるお菓子の幅が広がります。
1人分のケーキからひと口デザートまで、同じ110円のセルクルで作り分けられます。
まとめ
この記事のポイントをまとめます。
- セルクルは底のない輪っか状の型で、ダイソー・セリア・キャンドゥの製菓道具売り場で探せる
- 100均セルクルは1人分のお菓子に合う小さめサイズが中心で、直径と高さはパッケージの表記で確かめる
- キッチン用品の中の製菓道具売り場で探し、出かける前に在庫を確かめておくと確実
- 金属製ならオーブンで使えるが、電子レンジと食洗機には使えない
- 内側にクッキングシートを巻き、冷やすお菓子なら底をラップでふさげば、生地が漏れずにきれいに作れる
- 厚焼きホットケーキからムース、おかずの盛り付けまで幅広く使える
- 継ぎ目の洗い方、洗ったあとの乾かし方、しまい方の3つを押さえれば長く使える
- 大きいサイズやハートなどの形は、100均で見つからなければ製菓材料店や通販で探す
- 手元にないときは、冷やすお菓子なら牛乳パックやクリアファイル、焼くお菓子ならアルミホイルで代用できる
セルクルと聞くと本格的な製菓道具のように感じますが、100均なら1個110円から手に入ることが多いので、初めての方でも気軽に試せます。
まずは作りたいお菓子を1つ決めて、それに合う直径と高さの金属製セルクルを選んでみてください。
100均にないサイズや形が欲しくなったら、そのときに製菓材料店や通販まで探す範囲を広げれば十分です。
使うときに忘れないでほしいのは2つです。
電子レンジには入れないこと、加熱中や焼き上がった直後のセルクルは素手で触らず、ミトンやトングを使うことです。
100均セルクルの取り扱いや価格、在庫は店舗や時期によって変わる場合があります。
最新の情報は公式サイトや店頭でご確認ください。
小さな輪っかが1つあるだけで、いつものホットケーキやポテトサラダがお店のような見た目になります。
週末のおやつ作りから気軽に取り入れてみてください。

