家系ラーメンのお店で食べるチャーシュー丼を、家でも作ってみたいと思ったことはありませんか。
ただ、いざ作ろうとすると「タレは何を混ぜればいいのか」「チャーシューはどう切ればいいのか」で手が止まってしまう方も多いのではないでしょうか。
結論からいうと、刻んだチャーシューと長ねぎをご飯にのせて甘辛ダレをかければ、家系ラーメン風チャーシュー丼は家で作れます。
ただし、チャーシューを自家製にする場合は、豚肉の中心まで十分に火を通す必要があります。
豚肉は加熱不十分だと食中毒のリスクがあるため、後述の確認方法を参考に、中心までしっかり火が通ったことを確かめてください。
切り口の色と肉汁を見て、火が通ったことを確かめてから使いましょう。
この記事では、醤油・酒・みりん・砂糖で作るタレの配合、5mm〜1cmの角切りにする切り方のコツ、自家製と市販品の使い分け、家系らしさが出るトッピング、余ったときの保存方法までを紹介します。
なお、ここで紹介するのは家庭向けに雰囲気を再現したアレンジで、特定のお店の公式レシピではありません。
市販のチャーシューで手軽に済ませたい方、家系ラーメンが好きで、あの味をご飯でも楽しみたい方、どちらにも役立つ内容です。
タレの配合と切り方のポイントを押さえれば、家でも家系らしい満足感のあるチャーシュー丼が楽しめます。
この記事でわかること
- 醤油・酒・みりん・砂糖を煮詰めて作る甘辛ダレの配合
- チャーシューを5mm〜1cmの角切りにする理由と切り方のコツ
- 自家製チャーシューの作り方と、市販品を使って10分ほどで作る方法
- 卵黄・海苔・ほうれん草などのトッピングと、余ったときの保存方法
- 家系ラーメン風チャーシュー丼は家で作れる?刻んだチャーシューとネギに甘辛ダレをかければ再現できる
- タレは醤油・酒・みりん・砂糖を煮詰めて、最後にごま油で香りをつける
- 家系らしく仕上げるならチャーシューは5mm〜1cmの角切りにする
- 味を自分好みにしたいなら自家製、手軽さ重視なら市販品が向いている
- 自家製チャーシューは鍋で煮込むか電子レンジにかければ手軽に作れる
- 市販のチャーシューなら温めて刻むだけで10分ほどで作れる
- 卵黄・白髪ねぎ・海苔・ほうれん草をのせると家系らしさが増す
- 盛り付ける直前に炙ったり燻製の香りをつけたりすると店の味に近づく
- 家系ラーメンと一緒に食べるなら、スープと海苔を使うとさらにおいしい
- 店の味をそのまま楽しみたいならラーメン店のチャーシューを取り寄せる
- 余ったチャーシューとタレは冷蔵か冷凍で保存して、別の料理に使い回す
- まとめ
家系ラーメン風チャーシュー丼は家で作れる?刻んだチャーシューとネギに甘辛ダレをかければ再現できる

家系ラーメン風のチャーシュー丼は、刻んだチャーシューとねぎをご飯にのせ、甘辛いタレをかければ家でも再現できます。
特別な調理器具や難しいテクニックはいりません。
ラーメン店のサイドメニューでおなじみのあの味には、材料の組み合わせと盛り付けの順番を押さえるだけで近づけます。
そもそも家系ラーメンとは、横浜の吉村家(1974年創業)を源流とするラーメンです。
豚骨醤油のスープに太麺、鶏油(チーユ)を合わせるのが特徴です。
この記事で紹介する丼はその雰囲気を家庭向けに再現したアレンジで、特定のお店の公式レシピではありません。
基本の材料はチャーシュー・長ねぎ・海苔・ご飯・タレの5つ
用意するのは、チャーシュー・長ねぎ・海苔・ご飯・タレの5つだけです。
どれもスーパーでそろうものばかりなので、食べたいと思った日にすぐ作れます。
| 材料 | 役割 | 選び方・使い方のポイント |
|---|---|---|
| チャーシュー | 丼の主役。うま味と食べごたえを出す | ラーメン店でおなじみの煮豚タイプを使う |
| 長ねぎ | シャキッとした食感と辛みで味を引き締める | 刻んでたっぷりのせる |
| 海苔 | 家系ラーメンらしい見た目と磯の香りを出す | 大きめの板海苔を丼のふちに添える |
| ご飯 | タレを吸って全体をまとめる | 温かい白米を使う |
| タレ | 全体の味を決める甘辛味 | 醤油ベースを煮詰めて作る |
ここでいうチャーシューは、日本のラーメン店でよく見かける、豚肉をタレで煮込んだ煮豚のことです。
中華料理店で出てくる、表面が赤くて香ばしい焼き叉焼とは別物です。
買うときも作るときも、煮豚タイプを選んでください。
ご飯は普段炊いている白米で問題ありません。
少しかために炊いておくと、タレを吸ってもべちゃっとしにくくなります。
チャーシューは5mm〜1cmの角切りにすると、ご飯とよく絡みます。
タレは、醤油・酒・みりん・砂糖を煮詰めてごま油で香りをつけた甘辛味が基本です。
詳しい配合は次のセクションで紹介するので、ここでは味の決め手がタレだということだけ押さえておけば大丈夫です。
温かいご飯にタレを回しかけてから具をのせ、仕上げにもう一度タレをかける
おいしく仕上げるコツは、タレを2回に分けてかけることです。
ご飯に1回、具の上に1回かければ、どこを食べても味がしっかり感じられます。
手順はシンプルです。
丼に温かいご飯を盛り、タレを全体に回しかけます。
その上に刻んだチャーシューとねぎ、海苔をのせ、最後にチャーシューの上からもう一度タレをかければ完成です。
ご飯は炊きたてか、しっかり温め直したものを使ってください。
冷たいご飯だとタレが表面で止まってしまい、なじみにくくなります。
温かいご飯ならタレがすっと染み込み、チャーシューの脂もほどよくやわらかくなります。
ただし、最初のタレをかけすぎると、ご飯がべちゃっとして塩辛くなります。
1回目は大さじ1を目安に全体へ薄く回す程度にとどめましょう。
味が足りなければ、仕上げのタレで足せば失敗しません。
1杯の目安はご飯200gにチャーシュー80g前後
1杯分の量は、ご飯200gにチャーシュー80g前後が目安です。
ご飯200gはお茶碗に大盛り1杯くらいで、丼にするとちょうどいいボリュームになります。
チャーシューが少なすぎると、途中で具がなくなってご飯ばかりが残ってしまいます。
反対に多すぎると脂っこさが目立ち、最後まで食べるのが重くなります。
80g前後なら、ひと口ごとにチャーシューとご飯がバランスよく口に入ります。
お腹の空き具合に合わせて調整したいときは、ご飯とチャーシューの比率をそのまま保つのがコツです。
- 軽めに食べたいとき:ご飯150g・チャーシュー60g
- 標準:ご飯200g・チャーシュー80g
- しっかり食べたいとき:ご飯250g・チャーシュー100g
ねぎはひとつかみ分をたっぷり、海苔は2〜3枚添えると見た目のバランスがよくなります。
タレは1回目と仕上げを合わせて大さじ2ほどにし、あとは好みで加減してください。
きちんと量るのは最初の1回だけで十分です。
自分にちょうどいい量が一度わかれば、次からは目分量でもおいしく作れます。
タレは醤油・酒・みりん・砂糖を煮詰めて、最後にごま油で香りをつける
家系ラーメン風チャーシュー丼のタレは、醤油・酒・みりん・砂糖を煮詰め、火を止めてからごま油で香りをつければ完成です。
材料はどれも家によくある調味料なので、思い立ったその日に作れます。
甘辛くてとろっとしたタレがご飯に絡むと、一気にお店っぽい味になります。
分量の目安は次のとおりです。
丼2〜3杯分を作れる量にしてあります。
| 材料 | 分量 | 役割 |
|---|---|---|
| 醤油 | 大さじ4 | 塩気とうま味の土台 |
| 酒 | 大さじ2 | 豚肉の臭みを抑え、風味をまとめる |
| みりん | 大さじ2 | 照りとやさしい甘み |
| 砂糖 | 小さじ1〜2 | 甘辛さの調整 |
| ごま油 | 小さじ1/2 | 香りづけ(火を止めてから) |
| うま味調味料 | 少々(好みで) | コクを足す |
ここからは、煮詰め方、香りの足し方、家系らしいパンチの出し方の順に説明します。
醤油2・酒1・みりん1に砂糖少々を合わせ、弱火でとろみが出るまで煮詰める
基本の比率は、醤油2・酒1・みりん1に砂糖少々です。
この比率さえ覚えておけば、量を倍にしても半分にしても味がぶれません。
醤油が主役で、酒とみりんがその角を丸くしてくれるイメージです。
小鍋に材料をすべて入れて中火にかけ、ふつふつと煮立ったら弱火に落とします。
そのまま5分前後、ときどき鍋をゆすりながら煮詰めていきます。
量が最初の7割ほどに減り、スプーンの背にうっすら膜が張るくらいになったら火を止めます。
ここで気をつけたいのが焦げつきです。
煮詰めすぎると砂糖とみりんが焦げやすくなり、苦味が生じます。とろみが出始めると一気に煮詰まるので、鍋のそばを離れずに様子を見てください。
タレは冷めるとさらにとろみが増します。
「少しゆるいかな」と感じるくらいで止めるのが、ちょうどいい仕上がりです。
砂糖は甘めが好きなら小さじ2、すっきりさせたいなら小さじ1を目安にして、味見しながら次回から自分好みに寄せていけば十分です。
火を止めてからごま油とうま味調味料を加えて香りとコクを足す
ごま油とうま味調味料は、火を止めてから加えます。
ごま油は加熱し続けると香りが飛んでしまうので、最後に入れたほうが香りがしっかり立ちます。
ごま油の量は小さじ1/2が目安です。
入れすぎると醤油の風味よりごま油が前に出てしまい、家系らしさから離れてしまいます。
ほんのり香るくらいのほうが、豚肉の脂ともよくなじみます。
うま味調味料は好みで加える材料なので、なくてもおいしく作れます。
ひと振り入れると味に厚みが出て、ラーメン店のタレのようなあとを引く感じに近づきます。
自家製チャーシューの煮汁が手元にあれば、少し足すだけでもコクが出ます。
どちらも加えたら、鍋をくるっと回して全体を混ぜれば完成です。
数分おいておくと、ごま油の香りがタレ全体になじみます。
おろしにんにくとしょうがを少し加えると家系らしいパンチが出る
もうひと押しパンチがほしいときは、おろしにんにくとおろししょうがを加えます。
家系ラーメンの店には卓上ににんにくやしょうがを置いているところもあり、その香りが加わるだけでぐっと家系らしい雰囲気になります。
量はそれぞれチューブで1cmほど、小さじ1/4くらいが目安です。
入れるタイミングはごま油と同じく火を止めてからにします。
加熱しすぎないぶん香りがしっかり残り、食欲をそそる仕上がりになります。
にんにくを入れすぎると、チャーシューの味よりにんにくの香りが勝ってしまいます。
最初は少なめにして、物足りなければ食べるときに少しずつ足していくほうが失敗しません。
しょうがには、豚肉の脂っぽさをさっぱりさせる役割もあります。
こってりしたバラ肉のチャーシューと合わせるなら、しょうがを少し多めにすると最後まで食べ飽きません。
家族で食べるときは、にんにくとしょうがを入れずにタレを作り、好きな人だけあとから足すようにすると、みんなが自分好みの味で楽しめます。
家系らしく仕上げるならチャーシューは5mm〜1cmの角切りにする

家系ラーメン風に仕上げたいなら、チャーシューは5mm〜1cmの角切りにするのが基本です。
角切りにすると肉がご飯粒やタレと近い大きさになり、ひと口ごとに肉・ご飯・タレが一緒に口に入ります。
食べる人や見た目の好みに合わせて、刻む細かさを変えたりスライスにしたりする方法も覚えておくと便利です。
| 切り方 | 大きさの目安 | 向いている場面 |
|---|---|---|
| 角切り | 5mm〜1cm角 | 家系らしい食感を出したいとき(基本) |
| 細かめの角切り | 5mm角前後 | 子どもと食べるとき、タレをよくなじませたいとき |
| スライス | 厚さ3〜5mm | 来客時など、見た目を華やかにしたいとき |
角切りにするとタレとご飯がよく絡み、口の中でまとまる
角切りにすると、肉とご飯とタレがひとまとまりになって口に入ります。
薄切りのままだと肉だけが先に持ち上がって、ご飯があとに残りがちです。
角切りならご飯の間に肉が入り込むので、最後まで同じバランスで食べられます。
大きさの目安は5mm〜1cmです。
1cmに近いほど肉をかむ満足感が出て、5mmに近いほどご飯との一体感が強くなります。
肉のうま味をしっかり味わいたいなら1cm寄り、ご飯と一緒にかき込みたいなら5mm寄りにすると、好みの食感に近づきます。
角切りにはタレがからむ面が増えるという良さもあります。
切り口が多いぶんかけたタレが肉の表面にとどまるので、ひと口目からしっかり味がつきます。
大きさをそろえておけば、温め直すときも火の通りが均一になります。
切るときは、まず1cm幅の棒状に切り、向きを変えて同じ幅で切り分けるとサイコロ状にそろいます。
脂身の多い部分を少し大きめに残すと、こってりした食感がいいアクセントになります。
細かく刻むとタレがなじみやすく、子どもでも食べやすい
子どもと一緒に食べるときは、5mm角前後まで細かく刻むのがおすすめです。
肉が小さいとかみ切りやすく、口の中でも引っかかりにくくなります。
スプーンですくいやすいので、小さな子どもでも自分で食べやすい丼になります。
細かく刻むと、タレもなじみやすくなります。
肉の表面積が増えるぶんタレが全体に行きわたり、どこを食べても味がそろいます。
肉の量が少なめでもご飯全体に散らばるので、ボリューム感が出るのもうれしいところです。
ただし、刻みすぎるとそぼろのようになって、チャーシューらしい食感がなくなってしまいます。
5mmより小さくはせず、5mm角を下限の目安にするのがコツです。
大人用は1cm、子ども用は5mmと、同じチャーシューから切り分ければ家族それぞれに合わせられます。
1本のブロックで2通りの食感が楽しめるので、別々に作る手間もかかりません。
スライスを並べて盛れば見た目が豪華な丼になる
見た目を華やかにしたいときは、スライスしたチャーシューをご飯の上に並べる盛り方もあります。
肉の断面がきれいに見えるので、来客時や特別な日の食卓にぴったりです。
角切りとはまた違う、ごちそう感のある丼に仕上がります。
並べるときは、厚さ3〜5mmに切ったチャーシューを少しずつ重ねながら、丼の縁に沿って円を描くように置きます。
中央をあけておき、そこに刻みねぎをこんもりのせると彩りのバランスが整います。
スライスは見た目がいいぶん、食べるときに肉とご飯が分かれやすいのが弱点です。
スライスの下に角切りを少し忍ばせておけば、見た目と食べやすさの両方を満たせます。
普段は角切り、見せたいときはスライスと使い分けるのがおすすめです。
どちらにするか迷ったら、家系らしい食べやすさを優先して角切りを選べば間違いありません。
冷蔵庫で冷やしてから切ると形がくずれにくい
チャーシューをきれいに切りたいなら、冷蔵庫でしっかり冷やしてから包丁を入れます。
冷えると脂が固まって肉の繊維も締まるので、切っても形がくずれにくくなります。
角切りもスライスも、断面がそろってきれいに仕上がります。
煮込んだばかりの温かいチャーシューをすぐに切ると、脂が固まっていないため肉の形がくずれやすくなります。特に豚バラは脂身と赤身がはがれやすく、角切りにしようとしても形が残りません。
粗熱をとったら冷蔵庫に入れ、中まで冷えてから切るのが失敗しない手順です。
冷やす時間は、ブロックのままで数時間が目安です。
前日に作って一晩冷蔵庫で寝かせておけば、翌日には切りやすくなっているうえに味もなじみます。
切ったあとはフライパンや電子レンジで温め直してから、温かいご飯にのせて仕上げます。
包丁はよく切れるものを使い、押しつぶさずに前後に引くように動かすと断面がきれいになります。
脂で刃がすべりやすくなったら、ときどきキッチンペーパーで刃をふくと切れ味が戻ります。
味を自分好みにしたいなら自家製、手軽さ重視なら市販品が向いている
チャーシュー丼に使うチャーシューは、味を自分好みにしたいなら自家製、手軽さを優先するなら市販品を選べば間違いありません。
自家製は手間がかかるぶん、味の濃さや脂の量を思いどおりに決められます。
市販品は温めて刻むだけなので、食べたいと思ったその日にすぐ作れます。
どちらを選ぶかは、かけられる時間と、味にどこまでこだわりたいかで決まります。
違いを表にまとめると次のとおりです。
| 比べるポイント | 自家製 | 市販品 |
|---|---|---|
| 手間と時間 | 煮込みと冷ます時間が必要 | 温めて刻むだけ |
| 味の調整 | 濃さや甘さを自由に決められる | 商品の味がベースになる |
| 脂の量 | 部位選びや下ごしらえで調整できる | 商品ごとに決まっている |
| 向いている人 | 週末にじっくり作りたい人 | 平日の夕飯やお昼にさっと作りたい人 |
自家製なら味の濃さや脂の量を自由に調整できる
自家製の大きな強みは、味の方向性を自分で決められることです。
チャーシュー丼は上からさらにタレをかけるので、チャーシュー自体は少し薄めに仕上げておくと、全体の塩気がちょうどよくまとまります。
市販品ではこの加減ができませんが、自家製なら煮汁の醤油を控えめにするだけで調整できます。
脂の量も好みに合わせられます。
煮込む前に余分な脂身を切り落とせばあっさりに、そのまま残せばこってりに寄せられます。
煮汁が冷えたときに表面で白く固まった脂を取り除けば、口当たりがさらに軽くなります。
家族の好みに合わせやすいのも、自家製ならではの良さです。
子どもが食べるなら砂糖を少し増やして甘めに、大人向けならしょうがを多めにして香りを立たせるなど、同じ材料でも配合しだいで仕上がりが変わります。
何度か作るうちに、家の定番の味が決まってきます。
赤身と脂のバランスがよい豚肩ロースは丼にしても重くなりにくい
自家製で部位に迷ったら、まずは豚肩ロースを選ぶのがおすすめです。
肩ロースは赤身の間に脂が網目のように入っていて、肉のうま味と脂の甘みがほどよく両立しています。
ご飯と一緒にたっぷり食べても、最後まで重く感じにくい部位です。
赤身が多いので、角切りにしても形が残りやすいのも利点です。
身がしっかりしているため粒がそろい、見た目のよい丼になります。
噛むと肉の繊維がほどけて、タレとご飯がよく絡みます。
注意したいのは、赤身が多いぶん、強い火で煮ると固くなりやすい点です。
豚肉は中心までしっかり火を通す必要があるので、加熱を短くするのではなく、火を弱めにして時間をかけることで食感を整えます。
こうすると、しっとりやわらかい仕上がりになります。
スーパーでは塊のまま売られていることが多く、糸やネットで縛った状態のものもあります。
縛ってある肉は煮込んでも形がくずれにくいので、初めて作る人でも扱いやすいです。
こってり感を出したいなら豚バラブロックを選ぶ
家系ラーメンのようなこってりした味わいを求めるなら、豚バラブロックが向いています。
赤身と脂身が層になって重なっているため、口に入れると脂がとろりと溶けて、濃厚な甘みが広がります。
甘辛いタレとの相性もよく、少しの量でも満足感のある丼になります。
一方で、脂が多いぶん、食べ進めるうちに重く感じやすい部位でもあります。
豚バラだけで大盛りにすると、脂の摂取量が多くなり、食べ進むにつれて重く感じやすくなります。こってり派の人も、チャーシューの量は控えめにしてねぎをたっぷり合わせると、最後までおいしく食べられます。
脂のしつこさが気になるときは、肩ロースと豚バラを半分ずつ混ぜるのもひとつの方法です。
赤身のうま味と脂のコクを一度に楽しめて、食べごたえと軽さのバランスがとれます。
部位ごとの特徴をまとめると次のとおりです。
- 豚肩ロース:赤身と脂のバランスがよく、あっさりめで重くなりにくい
- 豚バラブロック:脂が多く、こってりとした濃厚な味わいになる
- 半分ずつ混ぜる:うま味とコクの両方を楽しめる
どちらの部位を選ぶ場合も、ご飯と一緒に食べたときの脂の量を思い浮かべながら選ぶと失敗しません。
その日の気分やおなかの空き具合に合わせて、部位を使い分けてみてください。
自家製チャーシューは鍋で煮込むか電子レンジにかければ手軽に作れる

自家製チャーシューは、鍋でコトコト煮込むのを基本にして、時間がない日は電子レンジで作れます。
鍋はじっくり味がしみてやわらかく仕上がります。
レンジは加熱時間をぐっと短くできるのが強みです。
どちらの方法でも、中心までしっかり火を通すことが大切です。
それぞれの違いをまとめると次のとおりです。
| 項目 | 鍋で煮込む | 電子レンジ |
|---|---|---|
| 向いている部位 | 豚肩ロース | 豚バラブロック |
| 加熱時間 | 弱火で約1時間 | 600Wで合計10分前後+余熱 |
| 仕上がり | 味がしみてしっとりやわらか | 脂がとろっとして手早く完成 |
| おすすめの場面 | 休日など時間に余裕がある日 | 平日の夕飯など急ぐ日 |
豚肩ロースは醤油・酒・砂糖・みりんの煮汁で弱火で約1時間煮込む
豚肩ロースのブロック(500g)は、まずフライパンで表面全体に焼き色をつけます。
こうすると肉のうま味が外に逃げにくくなり、煮汁にも香ばしさが移ります。
煮汁は、醤油100ml・酒100ml・みりん50ml・砂糖大さじ2・水300mlが目安です。
長ねぎの青い部分と薄切りのしょうがを加えると、豚肉のくさみが抜けてすっきりした味になります。
鍋に肉と煮汁を入れて沸騰させたら弱火にし、落としぶたをして約1時間煮込みます。
煮汁は肉の半分くらいまでしか届かないので、15分おきに肉を転がして全体に味をからめてください。
強火でぐらぐら煮立てると、肉が締まってかたくなります。
表面が小さくふつふつする程度の火加減を保つのが、やわらかく仕上げるコツです。
豚バラブロックは電子レンジで加熱したあと、余熱で中まで火を通す
豚バラブロック(400g)なら、電子レンジで手早く作れます。
肉の全体をフォークで刺して味がしみる通り道を作ります。
耐熱容器に入れたら、醤油大さじ3・酒大さじ2・みりん大さじ2・砂糖大さじ1をからめます。
ラップはふんわりかけ、600Wで5分加熱します。
いったん取り出して肉の上下を返し、さらに5分加熱すると加熱ムラを防げます。
金属製の容器やアルミホイルは火花が出て危ないので、レンジには入れないでください。
加熱が終わったら、ラップをしたまま10分ほど置いて余熱で中まで火を通します。
レンジは外側から先に熱くなるので、休ませる時間をとると中心まで熱が行きわたります。
厚みのあるブロックや500gを超えるものは、加熱時間を少しずつのばして調整します。
余熱のあとに中心の様子を確かめ、火の通りが足りなければ1分ずつ追加で加熱してください。
加熱後は煮汁につけたまま冷まして味をしみ込ませる
煮込みやレンジ加熱が終わっても、すぐには取り出さず煮汁につけたまま冷まします。
肉は温度が下がるときに煮汁を吸い込みます。
このひと手間で、中までしっかり味が入ります。
ただし、鍋ごと常温で長く置きっぱなしにするのはやめましょう。
煮込み料理は、ゆっくり冷めていく間に菌が増えやすいとされています。
鍋底を氷水に当てて手早く粗熱をとったら、煮汁ごと保存容器や保存袋に移して冷蔵庫で冷やします。
保存袋なら空気を抜いて口を閉じれば、少ない煮汁でも肉全体が浸かり、味が均一になります。
ひと晩おくと、煮汁の味が肉の中心までなじみます。
表面に白く固まった脂をスプーンで取り除くと、すっきりした味わいになります。
中心まで火が通っているか、切り口の色と肉汁で確かめる
チャーシューを食べる前に、中心まで火が通っているかをしっかり確かめます。
確実なのは、肉の厚い部分に料理用の温度計を刺し、中心温度が63℃以上に達しているかを確認する方法です。
温度計がないときは、厚みのある部分に竹串を刺して、出てくる肉汁を見ます。
透明な肉汁なら火が通っています。
赤やピンクがかった肉汁が出るなら、まだ加熱が足りません。
切り口の色も判断材料になります。
中心まで白っぽい灰色から薄い茶色に変わっていれば大丈夫です。
中心に赤みやピンク色が残っていたら、食べずに再加熱してください。
生や加熱不十分な豚肉は食中毒の原因となります。
再加熱は、煮汁ごと鍋に戻して弱火で煮るか、耐熱容器に移してレンジで1分ずつ様子を見ながら温めます。
生や加熱不十分な豚肉は食中毒を引き起こす可能性があるため、迷ったら再加熱を選んでください。
豚肉の中心温度が63℃以上に達することが食中毒予防の目安とされています。
市販のチャーシューなら温めて刻むだけで10分ほどで作れる
市販のチャーシューを使えば、温めて刻み、ご飯にのせるだけで、10分ほどで家系ラーメン風チャーシュー丼が完成します。
煮込みの時間がいらないので、お昼ごはんや仕事帰りの夕飯にもすぐ作れます。
流れはシンプルで、選ぶ・焼く・タレを合わせるの3つだけです。
時間の目安を表にまとめたので、作る前にざっと見ておいてください。
| 手順 | やること | 時間の目安 |
|---|---|---|
| 1. 切る | チャーシューを5mm〜1cmの角切りにする | 2〜3分 |
| 2. 焼く | フライパンで表面を軽く焼いて脂を溶かす | 2〜3分 |
| 3. タレを合わせる | 付属のタレと自家製のタレを混ぜて味見する | 1〜2分 |
| 4. 盛る | ご飯にタレ、具、仕上げのタレの順でのせる | 2分 |
スライス済みのチャーシューを選べば切る手間が省ける
市販品には、かたまりのブロックタイプと、薄く切ってあるスライスタイプがあります。
手軽さを優先するなら、スライス済みのものを選ぶのが近道です。
スライスなら、数枚を重ねて包丁を縦横に入れるだけで角切りになります。
ブロックのように厚みをそろえて切る必要がないので、まな板の上の作業が1〜2分で終わります。
薄いスライスを角切りにすると、ひと口ごとにタレがしっかり絡みます。
ご飯と混ざりやすく、最後までまとまりのある丼になるのもうれしいところです。
一方で、ゴロッとした食べごたえがほしいならブロックタイプが向いています。
その日の気分や、食べる人の好みに合わせて選び分けてみてください。
フライパンで軽く焼くと脂が溶けて香りが立つ
市販のチャーシューは冷蔵庫から出したままだと、脂が白く固まっています。
そのままのせるより、フライパンでさっと焼いたほうがぐっとおいしくなります。
油はひかずに、中火で熱したフライパンへ刻んだチャーシューを入れます。
軽く転がしながら焼くと、脂が溶けて香ばしい匂いが立ち、表面にうっすら焼き色がつきます。
ただし、強火で長く焼きすぎると、肉の水分が失われて硬くパサついた食感になります。焼き色がついたらすぐ火を止めるくらいで十分です。
フライパンを出すのが面倒なら、電子レンジで温める方法もあります。
その場合はパックのトレーから耐熱皿に移し、ラップをふんわりかけて温めてください。
アルミのトレーや容器はレンジに入れられないので、移しかえを忘れないようにします。
付属のタレは自家製のタレと合わせて甘さを調整する
市販のチャーシューには、小袋のタレが付いていることがよくあります。
便利ですが、商品によって甘めだったり塩気が強めだったりと、味の方向がかなり違います。
そこでおすすめなのが、前のセクションで紹介した自家製のタレと混ぜて使う方法です。
付属のタレと自家製のタレを1対1で合わせ、小皿に取って味見をしてから量を決めます。
- 甘すぎると感じたら、自家製のタレを多めにする
- しょっぱいと感じたら、付属のタレを多めにするか、みりんを少し足す
- 物足りないときは、おろしにんにくを少量加えてパンチを出す
チャーシューを焼いたフライパンにタレを加えて、さっと温めるのもひとつの手です。
溶け出た豚の脂がタレになじみ、家系らしいコクのある味にまとまります。
自家製のタレがないときは、付属のタレに醤油を数滴たらすだけでも甘さが引き締まります。
少しずつ足して、好みの味に近づけてください。
卵黄・白髪ねぎ・海苔・ほうれん草をのせると家系らしさが増す

家系ラーメン風チャーシュー丼は、卵黄・白髪ねぎ・海苔・ほうれん草をのせるだけで、ぐっと家系らしい一杯になります。
どれも家系ラーメンでおなじみの具材なので、丼に並ぶだけで「あの味」を思い出させてくれます。
味に変化もつけやすく、最後まで飽きずに食べられます。
| トッピング | 役割 | のせ方の目安 |
|---|---|---|
| 卵黄 | タレの塩気をやわらげ、まろやかにする | 丼の中央に1個 |
| 白髪ねぎ・刻みねぎ | 脂っこさをやわらげ、シャキッとした食感を加える | ひとつかみ分をたっぷり |
| 海苔 | 磯の香りと家系らしい見た目を出す | 全形の4分の1を2〜3枚 |
| ほうれん草 | 彩りとさっぱり感を足す | ゆでたものをひとつまみ分 |
卵黄をのせるとタレの塩気がやわらぎ、まろやかになる
甘辛いタレがしみたチャーシューの上に卵黄をひとつ落とすと、味の角がとれてまろやかになります。
黄身がタレとご飯にからみ、塩気をやさしく包んでくれるからです。
卵黄は丼の真ん中にのせるのがおすすめです。
チャーシューを少しよけてくぼみを作り、そこに置くと流れ落ちにくくなります。
食べ始めはそのまま味わい、途中で黄身をくずして混ぜると、ひと口目とは違う味を楽しめます。
使う卵は、賞味期限内の生食用の卵を、冷蔵庫から出してすぐに使う必要があります。
常温に置いたままの卵や、殻にひびが入った卵は食中毒のリスクがあるため、生で食べないでください。
妊娠中の人や乳幼児、高齢の人、免疫力が低下している人は、生卵の摂取を避け、温泉卵などしっかり加熱した卵を使ってください。
温泉卵でも黄身のとろみは十分にあり、まろやかさはしっかり出ます。
長ねぎは白髪ねぎか刻みねぎにしてたっぷりのせる
家系ラーメンといえば、たっぷりのねぎも欠かせません。
チャーシュー丼でもねぎを多めに盛ると脂っこさがやわらぎ、シャキッとした食感がアクセントになります。
白髪ねぎは、長ねぎの白い部分を5cmほどの長さに切り、縦に切り込みを入れて芯を取り除いてから、外側を細く千切りにします。
切ったあと冷水に5分ほどさらすと、辛みが抜けてふんわりした見た目に仕上がります。
水気はキッチンペーパーでしっかり拭き取ってください。
手早く済ませたい日は、小口切りの刻みねぎで十分です。
刻みねぎはタレとよくなじみ、角切りのチャーシューと一緒にスプーンですくいやすくなります。
見た目を重視するなら白髪ねぎ、食べやすさを重視するなら刻みねぎと使い分けましょう。
ねぎにごま油を少したらし、軽くあえてからのせるのもおすすめです。
ラーメン店のねぎトッピングのような香ばしさが加わり、丼全体の風味が引き立ちます。
海苔とほうれん草で家系ラーメンの具材感を出す
家系ラーメンの丼に欠かせないのが、大きな海苔と青々としたほうれん草です。
この2つを添えるだけで、見た目が一気に家系らしくなります。
海苔は全形を4等分に切り、丼のふちに2〜3枚立てるように差し込みます。
タレのかかったご飯を海苔で巻いて食べると、磯の香りと甘辛い味がよく合います。
時間がたつとしんなりするので、海苔は食べる直前に添えるのがコツです。
ほうれん草は、塩を少し入れたお湯で1分ほどゆで、冷水にとってから3〜4cmの長さに切ります。
チャーシューの横にこんもりと盛り付けると、緑色が映えて彩りがよくなります。
水気が残っているとタレが薄まり、ご飯が水っぽくなってしまいます。
ゆでたあとは両手でぎゅっと握るようにして、水分を残さず絞りきりましょう。
冷凍のほうれん草なら、ゆでる手間を省けて手軽です。
豆板醤やマヨネーズを足せばピリ辛やこってり味に変えられる
基本の味に慣れてきたら、調味料をひとつ足して味の変化を楽しめます。
手軽なのが、豆板醤でピリ辛にする方法と、マヨネーズでこってりさせる方法です。
- ピリ辛にしたいとき:タレ大さじ1に豆板醤を小さじ4分の1ほど混ぜる
- こってりさせたいとき:チャーシューの上にマヨネーズを細く絞る
- 両方楽しみたいとき:豆板醤とマヨネーズを1対2で混ぜてピリ辛マヨにする
豆板醤は辛さが強いので、少しずつ加えて味見をしながら調整してください。
子どもと一緒に食べるときは、大人の分だけ取り分けてから混ぜれば、ひとつのタレで2つの味を作れます。
マヨネーズは卵黄との相性もよく、両方のせると濃厚でまろやかな味わいになります。
ボリュームが増える分、ご飯を少なめに盛ると最後まで食べやすくなります。
盛り付ける直前に炙ったり燻製の香りをつけたりすると店の味に近づく
家系ラーメン風チャーシュー丼をもう一段おいしくしたいなら、盛り付ける直前に炙るか、燻製の香りをつけると店の味にぐっと近づきます。
ラーメン店のチャーシューがおいしく感じるのは、タレの味だけでなく、焼き目の香ばしさや脂の甘い香りがあるからです。
自家製でも市販品でも、ひと手間加えるだけで香りが立ち、食べたときの満足感が変わります。
家にあるものに合わせて、次の4つから選んでみてください。
| 方法 | 香りの特徴 | 必要なもの | 手軽さ |
|---|---|---|---|
| ガスバーナーで炙る | 脂が溶けた香ばしさ。炙りチャーシュー風 | 調理用ガスバーナー、焼き網か金属製のバット | ふつう |
| フライパンで焼く | しっかりした焼き目の香ばしさ | フライパン | 手軽 |
| スモークチップで燻す | 本格的な燻製の香り | スモークチップ、鍋、焼き網、アルミホイル | 手間がかかる |
| 燻製しょうゆを使う | ほんのり燻製風 | 燻製しょうゆ | とても手軽 |
盛り付ける直前にガスバーナーで表面を炙り、香ばしさを出す
ガスバーナーで炙ると、表面の脂がジュッと溶けて、タレの糖分がほんのり焦げます。
この香ばしさが、お店で出てくる炙りチャーシューのような風味を生み出します。
炙るときは、角切りにしたチャーシューを金属製のバットや焼き網の上に広げます。
火を5〜10cmほど離し、一か所に当て続けないで、全体をなでるように動かすのがコツです。
脂がふつふつと泡立ち、ふちに少し焼き色がついたら十分です。
器は耐熱性のものか網を使い、周りに燃えやすいものを置かないようにしてください。
プラスチック製の容器やラップの上にのせたまま炙らないでください。
加熱により溶融・発火する危険があります。
炙ったチャーシューは熱いうちにご飯にのせ、海苔やねぎはそのあとで添えます。
先にのせてしまうと、海苔が焦げたり、ねぎがしんなりしたりするからです。
炙ってから具を盛る順番にすれば、香ばしさと具材の食感を両方楽しめます。
バーナーがなければ熱したフライパンで焼き目をつける
バーナーがなくても、フライパンで焼き目をつければ香ばしさは十分に出せます。
わざわざ新しく買いそろえる必要がないので、思い立ったときにすぐ試せるのがうれしいところです。
フライパンを中火でしっかり熱してから、チャーシューを並べます。
チャーシュー自体に脂があるので、油はひかなくても大丈夫です。
片面30秒〜1分を目安に焼き、焼き色がついたら裏返してください。
角切りにする前の厚切りやブロックの状態で焼くと、平らな面に焼き目をつけやすくなります。
冷蔵庫から出したチャーシューの表面だけを焼けば中は冷えたままなので、そのあと5mm〜1cmの角切りにしてもきれいに切れます。
どのひと口にも香ばしい部分が入るのもいいところです。
焼き終わったら、フライパンに残った脂をご飯に少しかけるのもおすすめです。
豚の脂の香りが加わって、家系ラーメンらしいこってり感が出ます。
スモークチップや燻製しょうゆを使えば燻製風の香りを手軽につけられる
スモークチップを使った燻製は難しそうに見えますが、家庭の鍋でもできます。
すでに火が通ったチャーシューに香りをまとわせるだけなので、短い時間で終わります。
- 鉄製のフライパンか古い鍋にアルミホイルを敷き、スモークチップをひとつかみ入れる
- チップの上に焼き網をのせ、チャーシューを並べてふたをする
- 中火にかけて煙が出てきたら弱火にし、5〜10分を目安に燻す
フッ素樹脂加工のフライパンは空焚きに向かないので使わないでください。
燻している間は換気扇を回し、火のそばを離れないようにします。
チップにはサクラやヒッコリーなどの種類があり、サクラは香りがしっかりしていて豚肉と合わせやすいとされています。
もっと手軽にしたいなら、燻製しょうゆを使う方法があります。
タレに使う醤油の一部を燻製しょうゆに替えるか、仕上げに数滴たらすだけで、燻製のような香りが広がります。
火を使わずに燻製風の香りをつけられるので、忙しい日でも取り入れやすい方法です。
入れすぎると香りが強くなりすぎるため、最初は少なめにして、味見をしながら足していきましょう。
家系ラーメンと一緒に食べるなら、スープと海苔を使うとさらにおいしい

家系ラーメンと一緒に食べるなら、スープと海苔を使うと、丼もラーメンもさらにおいしく味わえます。
家系ラーメンの濃い豚骨醤油スープは、甘辛ダレのチャーシュー丼とよく合います。
お店でラーメンを食べるときの楽しみ方は、家でもそのまま取り入れられます。
ここでは、スープのかけ方、海苔の使い方、量の調整の3つに分けて紹介します。
持ち帰りやお取り寄せの家系ラーメンと合わせるときにも使える方法です。
ラーメンのスープをひとさじかけると豚骨醤油のコクが加わる
丼を半分ほど食べたら、ラーメンのスープをレンゲでひとさじかけてみてください。
甘辛ダレに豚骨醤油のコクと鶏油の香りが加わり、味の印象ががらりと変わります。
最初から最後まで同じ味だと飽きやすいので、途中で味を変えるきっかけになります。
かける量はレンゲ1〜2杯が目安です。
ご飯がスープを少し吸ってやわらかくなり、お茶漬けに近い、さらっとした食感も楽しめます。
スープをかけすぎると、タレの塩気と重なってしょっぱくなります。
家系のスープはそれだけで味が濃いので、少しずつ足して、味見をしながら調整してください。
タレは丼を作るときにかけておき、スープは食べている途中で足すのがコツです。
最初から両方かけるより、味の変化をはっきり楽しめます。
スープに浸した海苔でご飯を巻いて、家系流の食べ方を楽しむ
家系ラーメン好きの間では、スープに浸した海苔でご飯を巻いて食べる楽しみ方がよく知られています。
大きめの海苔をスープにくぐらせるとしんなりして、ご飯をくるりと包みやすくなります。
チャーシュー丼でこの食べ方をするなら、ご飯と角切りのチャーシューを海苔でいっしょに巻くのがおすすめです。
スープのコク、海苔の香り、甘辛いタレがひと口にまとまり、手巻き寿司のような感覚で食べられます。
海苔はスープに長く浸すと破れやすいので、さっとくぐらせるくらいで十分です。
全形の海苔を4等分ほどに切ると、ひと口分を巻くのにちょうどいい大きさになります。
スープは熱いので、海苔を浸すときは箸を使い、指で直接触らないようにしてください。
巻いたあとも少し冷ましてから口に運べば、やけどの心配が減ります。
ラーメンと合わせるなら丼は小盛りにして量を調整する
ラーメンとチャーシュー丼を両方ふつうの量で用意すると、多すぎて食べきれないことがあります。
ラーメンと合わせるなら、丼はご飯100〜150gを目安に小盛りにしましょう。
チャーシューも40g前後に減らし、ねぎや海苔などのトッピングは控えめにします。
ラーメンにもチャーシューや海苔がのっているので、丼は「ご飯をおいしく食べるための一品」と考えるとバランスが取れます。
| 食べ方 | ご飯の目安 | チャーシューの目安 |
|---|---|---|
| 丼だけで食べる | 200g | 80g前後 |
| ラーメンと合わせる | 100〜150g | 40g前後 |
| ラーメンを大盛りにする | 茶碗に半分ほど | 20〜30g |
家族で食べるときは、大きめの丼に作って取り分ける方法もあります。
スープをかけるかどうかを人それぞれで選べるので、好みに合わせやすくなります。
麺を食べ終わったあと、残ったスープに丼のご飯を少し入れて「締め」にする楽しみ方もあります。
そうするつもりなら、丼をさらに少なめにしておくと最後までおいしく食べきれます。
店の味をそのまま楽しみたいならラーメン店のチャーシューを取り寄せる
お店の味をそのまま丼で楽しみたいなら、ラーメン店のチャーシューを取り寄せるのが近道です。
店で仕込んだ肉は、味の入り方も食感も家で作るものとはひと味違います。
届いたものを刻んでのせるだけで、本格的な一杯に仕上がります。
ここで紹介する商品は、どれも家系ラーメン風チャーシュー丼のための公式セットではありません。
家庭でアレンジして楽しむための材料として、気になるお店の味から選んでみてください。
なお、この記事で紹介する外部サイトやサービスへのリンク・推奨は、著者による推薦であり、報酬関係はありません。
| 商品名 | 販売元 | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| 山岡家オリジナル豚肩ロースチャーシュー | ラーメン山岡家(山岡家商店) | 豚肩ロースのブロック(1個 約250g以上) | 好みの厚さや大きさに切りたい人 |
| らーめん弁慶 醤油とんこつ5食セット | らーめん弁慶(楽天市場) | チャーシュー500g・ちゃーしゅう丼のタレ・薬味付き | ラーメンと丼を一緒に楽しみたい人 |
| 宅麺セレクト 豚バラ太巻チャーシュースライス 200g | 宅麺 | スライス済みで薄味に仕上げてある | 切る手間を省きたい人 |
| 黒亭本店 チャーシュー 200g | 黒亭 | 熊本ラーメンの名店のチャーシュー | 少しの量でお店の味を試したい人 |
内容量や販売状況は変わることがあるため、購入前に必ず公式サイトや販売ページで最新情報をご確認の上、ご購入ください。
記事掲載後の価格変更や商品廃止については、当サイトでは責任を負いかねます。
届いたら、商品に記載された保存方法に従い、直ちに冷蔵庫または冷凍庫で保管してください。
常温での放置は食中毒のリスクを高めます。丼にのせる前には、中心まで温め直してから使います。
山岡家オリジナル豚肩ロースチャーシュー
ラーメン山岡家の公式通販「山岡家商店」では、豚肩ロースのブロックチャーシューが用意されています。
1個が約250g以上あるので、1杯80gで考えると丼3杯分ほどになります。
山岡家では、店舗のサイドメニューにもチャーシュー丼があります。
特製ダレで煮込んだチャーシューを使った丼として知られているので、お店で食べた丼の味を家でも楽しみたい人には選びやすい商品です。
肩ロースは赤身と脂のバランスがよい部位なので、角切りにしてたっぷりのせても重たくなりません。
ブロックで届くぶん、角切りにするか厚めのスライスにするかを自分で決められるのもうれしいところです。
丼に使ったあとで少し残ったら、薄く切ってラーメンの具にのせるのもおすすめです。
1つのブロックで、いろいろな食べ方を楽しめます。
らーめん弁慶 醤油とんこつ5食セット(チャーシュー500g・ちゃーしゅう丼のタレ付き)
浅草のらーめん弁慶が楽天市場で販売している「醤油とんこつ5食セット」は、ラーメンとチャーシュー丼の両方を楽しみたい人向けのセットです。
チャーシュー500gのほかに、ちゃーしゅう丼のタレと薬味が付いています。
麺には開化楼の麺が使われていて、スープは背脂系の醤油とんこつとして紹介されています。
家系とはタイプが違いますが、豚骨醤油のこってりした味を家で楽しめるのが魅力です。
専用のタレが付いているので、自分でタレを煮詰めなくても丼が作れます。
ラーメンを作るついでにチャーシューを刻んでタレをかければ、ラーメンと丼のセットがお店のように食卓にそろいます。
チャーシューだけ欲しいときは、同じお店の「自家製チャーシュウ 500g×2本(ブロック)」という商品もあります。
冷凍で届くブロックで、チャーシュー丼やチャーハンにも使えると紹介されています。
「らーめん弁慶 醤油とんこつ5食セット(チャーシュー500g・ちゃーしゅう丼のタレ付き)」を検索して探す
宅麺セレクト 豚バラ太巻チャーシュースライス 200g
ラーメンの通販サイト「宅麺」では、スライス済みの豚バラ太巻チャーシューが200g入りで用意されています。
最初から切ってあるので、まな板と包丁を出さずに丼の準備を始められます。
このチャーシューの特徴は、肉の旨みが残るように薄味に仕上げてあることです。
味が控えめなぶん、自家製のタレやトッピングの味をじゃましません。
豚バラなので、こってり感はしっかりあります。
スライスのまま並べれば見た目が豪華な丼になりますし、角切りにすればタレとよく絡んで家系らしい一杯に仕上がります。
薄味なので、タレは少し多めにかけるくらいでちょうどよくなります。
最初は控えめにかけて、食べながら足していくと好みの濃さに合わせやすくなります。
「宅麺セレクト 豚バラ太巻チャーシュースライス 200g」を検索して探す
黒亭本店 チャーシュー 200g
黒亭は熊本ラーメンの名店として知られています。
そのチャーシューは200g入りで、お取り寄せチャーシューのまとめ記事でも取り上げられています。
熊本ラーメンは家系とは別のジャンルですが、チャーシュー丼の具として使うぶんには問題ありません。
同じタレでも、肉が変わると仕上がりの印象が変わるのも面白いところです。
200gは丼2杯分ほどの量なので、まずは少しだけ試してみたい人にも向いています。
気に入ったら、ほかのお店のチャーシューと食べ比べてみるのもおすすめです。
取り寄せたチャーシューを使い分けると、家で作る丼の幅がぐっと広がります。
週末のお昼に、いつもとは違うお店の味で丼を作ってみるのも楽しいものです。
余ったチャーシューとタレは冷蔵か冷凍で保存して、別の料理に使い回す

余ったチャーシューとタレは、冷蔵か冷凍で保存すれば、別の料理にそのまま使い回せます。
多めに作っておけば、次の丼やチャーハンがすぐに作れるので、忙しい日の助けになります。
ただし煮込み料理は傷みやすいため、保存の仕方と日数の目安は押さえておきましょう。
まずは、保存方法ごとの目安を表にまとめておきます。
| 種類 | 冷蔵の目安 | 冷凍の目安 | 保存のポイント |
|---|---|---|---|
| チャーシュー | 2〜3日 | 約1か月 | 1回分ずつラップで包み、保存袋に入れる |
| タレ(肉を煮ていないもの) | 1週間 | 約1か月 | 清潔な保存瓶に入れる |
| チャーシューを煮た煮汁 | 2〜3日 | 約1か月 | 固まった脂を取り除いてから保存する |
チャーシューは冷蔵なら2〜3日、使う分ずつ小分けにして冷凍すれば約1か月もつ
チャーシューを保存するときは、粗熱がとれたら常温で放置せず、直ちに冷蔵庫または冷凍庫で保管してください。
煮込み料理は常温で放置すると食中毒菌が増殖しやすいため、加熱後できるだけ早く冷却が必要です。
冷蔵で保存するなら、2〜3日を目安に食べ切ります。
乾燥を防ぐためにラップでぴったり包むか、煮汁ごと保存容器に入れておくと、しっとりした状態を保てます。
食べ切れない分は、早めに冷凍へ回しましょう。
使う分ずつ小分けにしてから冷凍すると、必要な量だけ取り出せて便利です。
1回分ずつラップで包み、冷凍用の保存袋に入れて空気を抜いておくと、霜がつきにくくなります。
丼に使う予定があるなら、5mm〜1cmの角切りにしてから冷凍しておくのもおすすめです。
保存袋に平らに広げて凍らせれば、使うときに手で割って、必要な分だけ取り出せます。
解凍は冷蔵庫でゆっくり行い、食べる前にはフライパンや電子レンジで中心までしっかり温め直します。
冷凍した日付を袋に書いておけば、1か月の目安を過ぎていないかがひと目でわかります。
タレは清潔な保存瓶に入れて冷蔵し、1週間を目安に使い切る
余ったタレは、清潔な保存瓶に入れて冷蔵庫で保存します。
瓶はよく洗ってしっかり乾かすか、煮沸してから使うと安心です。
水けが残っていると傷みやすくなるので、乾かす工程は省かないようにしましょう。
保存期間は、1週間を目安に使い切ります。
醤油や砂糖が入っているぶん日持ちしやすいタレですが、手作りなので保存料は入っていません。
早めに使い切る前提で、作る量を調整しておくと無駄が出ません。
気をつけたいのが、チャーシューを煮込んだあとの煮汁です。
肉のうま味や脂が溶け込んでいるため、タレだけのものより傷みやすく、チャーシューと同じく冷蔵2〜3日を目安に扱います。
冷やすと表面に白い脂が固まるので、取り除いてから保存するとすっきりした味で使えます。
タレを取り出すときは、毎回乾いた清潔なスプーンを使います。
食べかけの箸や濡れたスプーンを入れると、そこから傷みやすくなります。
1週間で使い切れそうにないときは、製氷皿に入れて冷凍しておくと、1回分ずつ取り出せます。
余ったチャーシューとタレはチャーハンやおにぎりの具に使う
余ったチャーシューとタレは、チャーハンにすると最後までおいしく使い切れます。
角切りのチャーシューを溶き卵やご飯と一緒に炒め、仕上げに鍋肌からタレを回し入れるだけで、香ばしい一皿になります。
コツは、タレを醤油の代わりに使うことです。
味つけがひとつで決まるので、ほかの調味料はこしょうを少し振る程度で十分です。
冷凍したチャーシューを使うときも、炒めながら中までしっかり火を通せば問題ありません。
おにぎりの具にするなら、刻んだチャーシューを一度温め直してから、少量のタレと絡めて使います。
汁けが多いとご飯がべちゃっとするので、タレは具にからむ程度に控えめにしておくのがポイントです。
刻みねぎやごまを混ぜ込めば、食感と香りにも変化が出ます。
作ったおにぎりは、なるべく早めに食べるようにします。
持ち歩く場合は、具とご飯をしっかり冷ましてから包み、保冷剤を添えておくと安心です。
ほかにも、刻んだチャーシューを野菜炒めに加えたり、ラーメンにのせたりと、使い道はいろいろあります。
丼の翌日に別の料理へ姿を変えれば、同じチャーシューでも飽きずに楽しめます。
まとめ
この記事のポイントをまとめます。
- 家系ラーメン風チャーシュー丼は、刻んだチャーシューとネギに甘辛ダレをかければ家で再現できる
- タレは醤油・酒・みりん・砂糖を弱火で煮詰め、火を止めてからごま油で香りをつける
- チャーシューは5mm〜1cmの角切りにすると、タレとご飯がよく絡む
- 自家製なら鍋での煮込みが基本で、手軽さ重視なら市販品を温めて刻めば10分ほどで作れる
- 卵黄・白髪ねぎ・海苔・ほうれん草をのせると家系らしさが増す
- 盛り付ける直前に炙るか燻製の香りをつけると、店の味に近づく
- 家系ラーメンと一緒に食べるなら、スープと海苔を使うと丼もラーメンもさらにおいしくなる
- 店の味をそのまま楽しみたいなら、ラーメン店のチャーシューを取り寄せるのが近道
- 余ったチャーシューとタレは常温に置かず、すぐに冷蔵か冷凍で保存して別の料理に使い回す
家系ラーメン風チャーシュー丼は、特別な材料がなくても、チャーシューとネギ、甘辛ダレがあれば家で手軽に楽しめる一杯です。
押さえておきたいのは、タレを焦がさないように様子を見ながら煮詰めることと、チャーシューを角切りにしてご飯となじませることの2つです。
自家製のチャーシューを使う場合は、中心までしっかり火が通っているかを確かめてから盛り付けてください。
まずは市販のチャーシューで気軽に作ってみて、慣れてきたらトッピングや炙りでアレンジしたり、自家製に挑戦したりするのがおすすめです。
取り寄せの商品は価格や販売状況が変わることもあるので、最新の情報は公式サイトや店頭でご確認ください。
タレの甘さやトッピングを少しずつ変えながら、自分好みの家系ラーメン風チャーシュー丼を見つけてみてください。

