「環境月間って言葉、どこかで聞いたことあるけど、実際に何をする月なの?」と思っている方は多いんじゃないかと思います。
毎年6月になると、テレビや職場の掲示板などで「環境月間」という言葉が出てきますよね。
でも、具体的にどんな意味があって、何をすればいいのか、イマイチぴんとこないまま過ごしてしまっている方も多いはずです。
この記事では、環境月間の基本的な成り立ちから、日常生活でできる具体的な取り組みまで、できるだけわかりやすく整理してお伝えします。
この記事でわかること
- 環境月間が6月に設定された歴史的な背景と理由
- 環境月間中に各地で行われる主なイベントや取り組みの概要
- 個人・家庭・職場でできる具体的なエコ活動の実例
- 環境月間をきっかけに習慣にしたい、年間を通じた環境への意識の高め方
環境月間とは何か?その意味と成り立ちをわかりやすく解説

「環境月間」という言葉を聞いたとき、なんとなく「環境に関係する月なんだろうな」とは思っても、誰が決めたのか、どんな意図があるのかまでを知っている人は相対的に少ないものです。
まずはその土台となる歴史と制度の話を整理しておきましょう。
環境月間の定義と法律上の位置づけ
環境月間とは、毎年6月1日から6月30日までの1か月間を指します。
この期間は環境省が中心となって、環境保全に対する国民の関心と理解を深めることを目的として設定されています。
単なるキャンペーン期間ではなく、「環境基本法」の第10条において「環境の日」として6月5日が定められており、その周囲の1か月全体を「環境月間」として位置づけているのが特徴です。
環境基本法は1993年(平成5年)に制定された法律で、日本の環境政策の基本的な方向性を定めるものです。
この法律の中で「環境の日」が明文化されたことで、6月は行政・企業・市民が一体となって環境について考える月として定着してきました。
法律に基づいた取り組みという点が、単なる民間キャンペーンとは大きく異なるところです。
なぜ6月5日が「環境の日」になったのか
6月5日が「環境の日」に選ばれた背景には、国際的な経緯があります。
1972年6月5日、スウェーデンのストックホルムで「国連人間環境会議」が開催されました。
これは人類の歴史上初めて環境問題を主要テーマとした国際会議で、「かけがえのない地球(Only One Earth)」をスローガンに掲げた歴史的な会議です。
この日を記念して、国連は毎年6月5日を「世界環境デー(World Environment Day)」と定め、現在も世界各国でさまざまなイベントが行われています。
日本もこの流れを受け、6月5日を「環境の日」として国内法で位置づけたわけです。
つまり、日本の環境月間は単なる国内の取り組みではなく、世界全体で環境問題に向き合う国際的な流れと関連しているとされているという点が重要です。
地球規模の課題に対して、日本という国として、また私たち個人として何ができるかを考えるための1か月、それが環境月間なのです。
環境月間ができた社会的背景
1960〜70年代の日本は高度経済成長期の真っただ中にあり、工場排水や大気汚染などによる公害問題が深刻でした。
水俣病や四日市ぜんそくなど、多くの人々が環境汚染の被害を受けた時代です。
その反省と教訓から、日本社会全体で「もっと環境を大切にしなければ」という意識が芽生え始めました。
1972年のストックホルム会議はその機運と重なり、国内外での環境保護への機運が高まりました。
その後、1993年に環境基本法が制定され、環境月間という形で毎年繰り返し環境問題を考える機会が制度化されたのです。
現代では地球温暖化・海洋プラスチック問題・生物多様性の喪失など、公害とはまた別の複雑な環境課題が山積しています。
だからこそ、環境月間という「立ち止まって考える月」の存在意義は、50年以上経った今でも色あせていないどころか、むしろ増している、と私は感じています。
環境月間に行われる主なイベントや取り組みの全体像

環境月間の期間中は、国・地方自治体・企業・学校などがさまざまなイベントや啓発活動を行います。
何が行われているのかを知っておくと、自分も参加できる取り組みを見つけやすくなりますよ。
国レベルの取り組み:環境省主催の行事
環境省は環境月間にあわせて、毎年さまざまな施策や広報活動を展開しています。
代表的なものとして、「環境白書」の公表があります。
これは日本の環境状況や政府の取り組みを年に一度まとめて発表するもので、毎年6月頃に閣議決定されます。
環境の現状を「数字と言葉」で可視化した資料として、研究者や教育者、環境に関心のある一般市民にも広く活用されています。
また、「グッドライフアワード」や「環境大臣表彰」などの表彰制度も環境月間を軸に動いています。
地域の環境保全活動や革新的なビジネスモデルを持つ企業・団体・個人が表彰されることで、社会全体の意欲が高まる仕組みです。
「自分たちの活動が国に認められた」という経験が、地域の草の根活動を継続させる大きな動機になるのは間違いありません。
さらに、環境省のウェブサイトでは環境月間に特設ページが設けられ、各種イベント情報やSDGsに関連した情報が掲載されます。
最新情報については最新情報については環境省の公式サイトでご確認いただくことをお勧めします。
地方自治体の取り組み:地域密着型のイベント
都道府県や市区町村レベルでも、環境月間にちなんださまざまなイベントが開催されます。
よく見られるのは以下のような取り組みです。
- 地域の河川・海岸・公園での清掃活動(クリーンアップキャンペーン)
- 環境に関する写真展・パネル展(公民館・図書館・ショッピングモールなど)
- 子ども向けの環境学習ワークショップ
- エコ製品・リサイクル品の展示・販売イベント
- 自転車通勤・ノーカーデーの推進キャンペーン
これらは地域によって内容が大きく異なります。
自分の住む市区町村のホームページや広報誌をチェックしてみると、意外と近所でイベントが開催されているのを発見できることがあります。
「参加するのは面倒くさい」と思っていても、近所の公園でゴミを拾うだけの気軽な清掃活動なら、子どもと一緒に参加しやすいですよね。
企業の取り組み:CSR・ESGとの連動
近年は企業の環境への取り組みも環境月間をきっかけに強化されることが多くなっています。
大企業を中心に、CSR(企業の社会的責任)やESG(環境・社会・ガバナンス)の観点から環境月間を活用するケースが増えています。
社内でのエコ活動強化週間の設定、取引先を巻き込んだCO2削減キャンペーン、環境に配慮した商品・サービスの特集PRなどが代表例です。
また、社員食堂でフードロス削減メニューを提供したり、ペーパーレス化を改めて推進したりと、日常業務の中での環境配慮を再確認する機会として活用している企業も多いです。
こうした企業の取り組みは、私たち消費者の意識にも影響を与えます。
学校・教育現場での取り組み
小学校・中学校・高校でも、環境月間にあわせた環境教育が行われることがあります。
ゴミの分別と資源循環について学ぶ授業、地域の自然を歩くフィールドワーク、ポスター・作文コンクールへの参加などが典型的です。
こうした教育が子どもたちに環境問題を「自分ごと」として感じてもらうきっかけになっています。
親世代にとっては、子どもが学校で学んできたことをきっかけに、家庭での環境への意識が変わることもあるでしょう。
「学校でリサイクルについて習ってきた」という子どもの言葉が、大人の行動変容につながる——そういう連鎖も環境月間の効果の一つだと思います。
個人・家庭でできる環境月間の取り組み:具体的なアクション20選

「環境月間だからって、特別なことをしなきゃいけないの?」と思う方もいるかもしれませんが、そんなことはありません。
日常の小さな習慣を少し変えるだけで、立派な環境への貢献になります。
ゴミと資源に関すること
ゴミの分別を丁寧にやり直してみるのは、最もシンプルかつ効果的な取り組みの一つです。
「ずっとこうやって捨ててたけど、これって本当に正しいの?」と一度確認することで、リサイクルの精度が上がります。
たとえば、ペットボトルはラベルとキャップを外してから捨てるのが基本ですが、これを知らずに一緒に捨ててしまっている人もまだ多い。
こういった「ちょっとした確認」が大事なんです。
また、フードロス削減も家庭でできる重要な環境対策です。
食べ物を買いすぎない・作りすぎない・食べ残さない、の3つを意識するだけで、家庭から出る生ゴミの量は大きく変わります。
「買い物前に冷蔵庫を確認してからスーパーに行く」という習慣だけでも、かなり変わりますよ。
エネルギーと水の使い方を見直す
電気・ガス・水の使い方を見直すのも、家庭でできる環境対策の基本中の基本です。
具体的には以下のようなことから始めてみましょう。
- 使っていない部屋の電気をこまめに消す
- 冷蔵庫の設定温度を季節に合わせて調整する(夏は中、冬は弱など)
- シャワーの時間を1〜2分短縮する
- 洗濯はまとめてまとめ洗いにする
- エアコンのフィルターを掃除して効率を上げる
これらは環境に優しいだけでなく、光熱費の節約にもつながります。
「環境のためにやる」という意識も大切ですが、「家計にも嬉しい」という実感があるほうが、習慣として長続きするものです。
移動・交通に関する工夫
車の使用を少し減らして自転車や徒歩に切り替えるだけで、CO2排出量はかなり変わります。
近所への買い物や短距離の移動を自転車にするだけでも、年間を通じれば積み重なります。
また、アイドリングストップの習慣も大切です。
信号待ちや駐車中のアイドリングは、無駄な燃料消費と排気ガスの原因になります。
公共交通機関を積極的に使うのも有効な選択肢です。
「電車やバスって不便だな」と感じることもありますが、月に何度かでも車の代わりに使うことで、CO2削減に貢献できます。
環境月間の6月は気候的にも過ごしやすい季節なので、「今月だけでも自転車通勤してみよう」という試みがしやすい時期でもありますよ。
消費行動を見直す
「マイバッグ・マイボトル・マイ箸」の持参は、もはや多くの人が実践していますが、改めて徹底する意識を持つことが大切です。
コンビニやカフェで使い捨て容器を受け取る機会をなるべく減らすことで、プラスチックゴミの削減に直接つながります。
また、「なるべく長く使う・修理して使う」という意識も環境対策の一つです。
壊れたらすぐに新しいものを買うのではなく、修理できるかを考えてみる。
服や家電を少し長く使うだけで、製造にかかるエネルギーや資源の消費を抑えることができます。
最近は「リペアカフェ」と呼ばれる修理のワークショップを開催する地域も増えており、環境月間のイベントとして実施されることもあります。
情報を「知る・伝える」行動も立派な取り組み
環境問題について本を読んだり、ドキュメンタリーを見たりして知識を深めることも、立派な環境月間の取り組みです。
知識がなければ行動は変わりません。
家族や友人と「最近こんなこと知った」と話すだけでも、意識の輪が広がります。
SNSで環境に関する情報を発信することも、現代ならではの参加の形です。
職場・コミュニティでの環境月間活動:組織としてできること

個人の取り組みも大切ですが、職場やコミュニティという集団の力を活かすと、より大きなインパクトを生み出せます。
職場での環境月間の活用法について、具体的に見ていきましょう。
職場でのエコ活動の始め方
職場での環境取り組みは、トップダウンで決めるものもあれば、現場の社員が「やってみよう」と声を上げることで動き出すものもあります。
環境月間をきっかけに、職場で以下のような取り組みを提案してみてはいかがでしょうか。
- コピー用紙の使用量を集計して節約目標を設定する
- 昼休みや就業後の不要な照明・PCをオフにするルールを作る
- 社内のゴミ分別ルールを改めて周知する
- 社員食堂やお弁当のプラスチック容器を削減する取り組みを始める
- オンライン会議の活用で出張・移動を減らす
「環境月間だから、6月だけ頑張る」のではなく、環境月間をきっかけにして年間を通じた習慣にしていくことが大切です。
6月に始めたルールが7月以降も続けば、それが本当の意味での環境への貢献になります。
地域コミュニティでの活動
町内会・自治会・PTAなどのコミュニティ単位でできる活動もあります。
地域の清掃活動や花壇の手入れ、緑化活動などは、環境月間の取り組みとして非常にわかりやすく、参加しやすいものです。
「地域の人が集まって何かをする」という体験そのものが、コミュニティの連帯感を高める効果もあります。
また、フリーマーケットやものの「おさがり」交換会を開催することも、廃棄物を減らすという観点から立派な環境活動です。
「まだ使えるものを捨てずに次の人へ渡す」という循環の仕組みを地域で作ることが、長期的な環境負荷の低減につながります。
学校・保護者として取り組めること
子どもを持つ保護者として、環境月間に学校側と連携した取り組みも考えられます。
PTAの活動として環境テーマのイベントを企画したり、家庭での省エネ実践を子どもに報告してもらうワークシートを配布したりと、学校教育と家庭教育を結びつける工夫が効果的です。
子どもたちが「環境について家で話せる」環境を作ることが、次世代の環境意識の底上げにつながります。
企業・団体としての対外的な発信
会社や団体のホームページ・SNSで、自社の環境取り組みを発信することも意義のある行動です。
「うちの会社はこんなことをしている」という情報を外に出すことで、顧客や取引先の環境意識にも良い影響を与えられます。
特に環境月間の6月は、こうした発信が世間に受け取られやすいタイミングです。
消費者として「環境に取り組んでいる企業の商品を選ぶ」という意識が高まっている現在、企業の環境への姿勢を伝えることは事業上の意味でも重要度を増しています。
| 取り組みの場 | 具体的な行動例 | 難易度 |
|---|---|---|
| 個人・家庭 | ゴミ分別の徹底、節電・節水、マイバッグ持参 | ★☆☆(簡単) |
| 職場 | ペーパーレス化、コピー削減、ゴミ分別ルール整備 | ★★☆(中程度) |
| 地域コミュニティ | 清掃活動、フリマ開催、緑化活動 | ★★☆(中程度) |
| 企業・団体 | 環境方針の策定、ESG対応、外部への情報発信 | ★★★(やや難) |
環境月間を通じて意識したいSDGsと地球環境問題の最前線

環境月間を「ただのキャンペーン」として終わらせないために、現在の地球環境問題の全体像とSDGs(持続可能な開発目標)との関係を把握しておくと、取り組みに深みが生まれます。
SDGsと環境月間のつながり
SDGsとは、2015年に国連が採択した2030年までに達成すべき17の目標のことです。
「誰一人取り残さない」持続可能な社会を実現するための国際的な指針として、企業・自治体・個人の行動指針になっています。
環境月間で取り上げられるテーマの多くは、このSDGsの目標と深く関連しています。
たとえば、「目標13:気候変動に具体的な対策を」「目標14:海の豊かさを守ろう」「目標15:陸の豊かさも守ろう」は、環境月間の活動と直接リンクする目標です。
家庭での省エネはCO2削減(目標13)に、プラスチック削減は海洋汚染の防止(目標14)に、地域の緑化活動は生物多様性の保全(目標15)につながっています。
こうした整理をしてみると、日常の小さな行動が世界の大きな目標と結びついていることが実感できます。
地球温暖化:最も身近で深刻な環境問題
現在の地球環境問題の中で最も広く認知されているのが地球温暖化です。
産業革命以降の化石燃料の大量使用によって大気中のCO2濃度が上昇し、地球の平均気温が上がり続けています。
その影響として、異常気象の増加・海面上昇・氷河の融解・生態系の変化などが世界各地で起きています。
日本でも、夏の猛暑が年々厳しくなっていることや、台風の強大化・大雨による水害の頻発など、温暖化の影響を身近に感じている人は多いのではないでしょうか。
2050年カーボンニュートラルの実現に向けて、日本政府は大きな目標を掲げています。
これは2050年までに温室効果ガスの排出を実質ゼロにするという宣言です。
国や企業が取り組むべき課題ではありますが、一人ひとりの意識と行動が積み重なることでこの目標に近づけるという意味で、私たち個人の環境への取り組みも無関係ではありません。
海洋プラスチック問題:今すぐ行動できる課題
海洋プラスチック問題は、地球温暖化と並んで注目度が高まっている環境課題です。
毎年数百万トンとも言われるプラスチックゴミが海に流れ込み、海洋生物に深刻な影響を与えています。
プラスチックが細かく砕けた「マイクロプラスチック」が魚介類の体内に取り込まれ、食物連鎖を通じて人間の食卓にも影響を及ぼす可能性があると指摘されています。
この問題に対して個人でできることとして、使い捨てプラスチックを減らす行動が直接的に効果があります。
マイボトルやマイバッグの利用、不要なビニール袋の受け取り拒否、プラスチック包装が少ない商品の選択など、日常の消費行動の見直しがそのまま海洋環境の保護につながります。
生物多様性の保全:身近な自然を守ることから
「生物多様性」という言葉は少し難しく聞こえますが、要するに「地球上のさまざまな生き物が多様に存在し、それぞれが関係しあって生態系を支えている」という状態のことです。
現在、人間の活動による環境破壊・外来種の持ち込み・気候変動などによって、多くの生物種が急速に失われています。
身近なところでは、地域の里山・田んぼ・小川などの自然環境を守ることが生物多様性の保全に直結します。
地域の清掃活動や植樹活動も、実はこの観点から重要な意味を持っています。
環境月間の活動として、近所の自然環境に目を向けてみることは、生物多様性という大きなテーマへの入口になります。
| 環境問題のテーマ | 関連するSDGs目標 | 個人でできること |
|---|---|---|
| 地球温暖化 | 目標13(気候変動対策) | 節電・節ガス、車の使用削減 |
| 海洋プラスチック | 目標14(海の豊かさ) | 使い捨てプラスチックを減らす |
| 生物多様性の喪失 | 目標15(陸の豊かさ) | 地域の自然保護活動への参加 |
| フードロス | 目標12(つくる責任) | 食材を無駄なく使い切る工夫 |
環境月間が終わっても続けたい!年間を通じた環境意識の育て方

「環境月間だけ頑張って、7月からはもとどおり」では本末転倒ですよね。
環境月間をきっかけにして、年間を通じた環境への意識を育てる方法を考えてみましょう。
「ちょっとだけ意識する」習慣の重ね方
環境への取り組みを長続きさせるコツは、ハードルを低く設定して、少しずつ習慣を重ねることです。
「完璧にやろう」と思うと続かない。
「今日だけで、ちょっとだけ」を毎日繰り返すほうが、長期的には大きな効果を生みます。
たとえば、「今日は買い物にマイバッグを持っていった」「今日はペットボトルを分けて捨てた」という小さな行動の積み重ねが、半年・1年経つと習慣として定着します。
最初の動機が「環境月間だから」であっても、気づいたらそれが自然な日常になっている——そういう流れが理想的です。
家族で共有する「環境日記」や「エコ記録」
家族や同居している人と一緒に、毎月の電気・ガス・水道の使用量を記録してみるのもおすすめです。
「先月より電気代が下がった」「今月はゴミが減った」という変化が数字で見えると、達成感と継続のモチベーションが生まれます。
子どもがいる家庭では、こうした記録をゲーム感覚でつけることで、子どもの環境への興味を育てることもできます。
また、環境月間の6月に「今年の環境目標」を立ててみるのも良い方法です。
「今年は使い捨てプラスチックを月5個以下にする」「電気代を昨年より10%減らす」など、具体的な目標があると行動につながりやすくなります。
情報のアップデートを習慣にする
環境問題は日々新しい情報が出てきます。
「知らないから何もしない」ではなく、「少しずつ知る」ことを継続することが大切です。
環境省のウェブサイト、NHKの環境特集、書籍など、信頼性の高い情報源から定期的に情報を得る習慣をつけておくと良いでしょう。
年に一度、環境月間のタイミングで「今の環境問題の最前線はどこにあるのか」をチェックするだけでも、知識のアップデートになります。
環境月間以外の「環境関連記念日」を活用する
環境に関する意識を保つために、年間を通じた記念日を活用するのも有効です。
- 2月2日:世界湿地の日(ラムサール条約採択日)
- 3月22日:世界水の日(国連制定)
- 4月22日:アースデイ(地球の日)
- 6月5日:世界環境デー・環境の日
- 9月16日:国際オゾン層保護デー
- 10月第3月曜日:世界ハビタット・デー
これらの日を意識しておくと、1年を通じて環境への意識を途切れさせずに保ちやすくなります。
特別なことをしなくても、「今日は水の日だから、節水を少し意識してみよう」というくらいの軽い気持ちで十分です。
環境への取り組みを「楽しむ」という視点
環境への取り組みを「義務・制限・我慢」として捉えると、長続きしません。
「楽しい・気持ちいい・達成感がある」という経験と結びつけることが、継続の鍵です。
たとえば、自転車通勤は運動にもなって爽快、マイボトルで好きなコーヒーを持ち歩くのはちょっとした贅沢、食材を使い切るレシピを考えるのは料理の楽しさとつながる——こうした「プラスの体験」として環境行動を位置づけることで、自然に続けられるようになります。
「環境のため」だけでなく「自分の生活が豊かになるから」という動機を大切にしながら、無理なく続けていくことが、結果的に最も大きな環境への貢献につながると思います。
まとめ:環境月間をきっかけに、小さな一歩を踏み出そう
この記事のポイントをまとめます。
- 環境月間は毎年6月1日〜30日の1か月間で、環境基本法に基づいて設定された制度的な取り組み期間。
- 6月5日の「環境の日」は、1972年のストックホルム国際会議を起源とし、世界環境デーと連動している。
- 環境月間中には国・地方自治体・企業・学校がさまざまなイベントや啓発活動を展開している。
- 個人・家庭でできる取り組みは「ゴミ分別の徹底」「節電・節水」「使い捨てプラスチックの削減」「フードロス削減」など多岐にわたる。
- 職場や地域コミュニティでの集団的な取り組みは、より大きなインパクトをもたらす。
- SDGsとの連動を意識すると、日常の小さな行動が世界規模の目標とつながっていることが実感できる。
- 環境月間を「6月だけの取り組み」にせず、年間を通じた習慣へと発展させることが重要。
環境問題というと、なんだか遠い話・大きすぎる話に感じてしまうことってありますよね。
でも、環境月間という「立ち止まって考える月」を上手に活用することで、日常の中に環境への意識を少しずつ組み込んでいくことができます。
完璧にやろうとしなくていい。
「今日はちょっとだけゴミの分け方を丁寧にしてみた」「久しぶりに自転車で買い物に行った」、そういう小さな積み重ねが、長い目で見れば大きな変化につながっていく。
6月という節目を使って、自分にできることをひとつだけ始めてみることが、環境月間を「意味のある1か月」にする一番のコツだと思います。
ぜひ今年の6月を、そんな一歩を踏み出すきっかけにしてみてください。

