はじめに
クリックポストは、郵便局とヤフーが共同で提供しているオンライン発送サービスで、全国一律185円(2025年9月時点)で小型荷物を送れる手軽さが魅力です。A4サイズ・厚さ3cm以内・重さ1kgまでの荷物を対象としており、フリマアプリ利用者やハンドメイド販売を行う個人ユーザーにとって欠かせない存在となっています。
かつてはパソコンから利用するのが主流でしたが、現在はスマホの普及に伴い「パソコンを持っていない」「外出先で発送したい」と考える人が増えています。そこで気になるのが「スマホだけでクリックポストを使えるのか?」「ラベル印刷はパソコンが必須なのでは?」という点です。
結論から言えば、クリックポストは スマホだけで申し込みから支払い、ラベル印刷まで完結可能 です。自宅にWi-Fi対応プリンターがあればそのまま出力できますし、プリンターがない場合でもコンビニのマルチコピー機を利用すれば解決できます。ただし、スマホ印刷には独特の落とし穴や注意点があるため、基本手順とトラブル回避法を事前に理解しておくことが重要です。
この記事では、実際にスマホからクリックポストを使い続けているユーザーの体験談や具体的な事例を交えながら、申し込み方法からラベル印刷、よくある失敗とその解決策まで徹底解説します。読み終えた頃には「パソコンがなくても安心して発送できる」という自信を持てるはずです。
スマホからクリックポストを利用する基本の流れ
クリックポストの申し込み手順
スマホからクリックポストを利用する場合、まずは専用サイトにアクセスします。利用には Yahoo! JAPAN ID または Amazonアカウント が必要で、ログインすればすぐに申し込み可能です。特別なアプリをインストールする必要はなく、Safari(iPhone)やChrome(Android)などのブラウザから直接操作できます。
申し込みの流れは次のようになります。
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差出人情報の入力
初回は氏名・住所・電話番号を入力します。一度登録すると保存され、次回から自動表示されるため、毎回入力する手間はありません。 -
宛先情報の入力
郵便番号を入力すると住所が自動補完されるため、入力ミスが起きにくい設計になっています。フリマアプリから発送する場合は、取引画面から「クリックポストを利用する」を選ぶと、宛先がすでに入力された状態で開くこともあります。 -
内容品の入力
荷物に入っている品物を簡単に入力します。「本」「衣類」「アクセサリー」などシンプルでOKですが、郵便局員が確認するため曖昧すぎる表現(例:「モノ」「商品」など)は避けるのが無難です。 -
料金の支払い
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Yahoo!ウォレット(クレジットカード)
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Amazon Pay
のいずれかで支払いを行います。筆者はAmazon Payを利用しましたが、数秒で決済が完了し、その場で「支払い完了」の表示が出ました。スマホ決済に慣れている方であればスムーズに進められるはずです。
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ラベルの発行
支払いが終わると、すぐにラベル印刷用のPDFが生成されます。これを保存して印刷する流れになります。
実際に私がスマホから申し込んだ際、初めてでも入力から支払い完了まで約5分程度でした。2回目以降は差出人情報も宛先情報も自動補完されるので、3分以内で申し込みが済みます。フリマアプリで売れた商品の発送でも、移動中に入力して、帰宅後すぐ印刷して発送できるので非常に効率的です。
スマホでラベルを表示する方法
支払い完了後、「ラベルを印字する」ボタンを押すとA4サイズのPDFが生成されます。スマホでPDFを開く場合、標準ブラウザだけでは正しく表示されないこともあるので注意が必要です。
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iPhoneの場合
Safariで開けることが多いですが、真っ白な画面のまま表示されないこともあります。その際は一度「ファイルに保存」を選んでから、Adobe Acrobat ReaderなどのPDFアプリで開くと確実です。 -
Androidの場合
Chromeで問題なく表示できますが、拡大・縮小の調整がうまくいかないことがありました。保存してからGoogle PDF Viewerなど別アプリで開くと安定します。
実際に筆者がiPhoneで操作したとき、Safariでは正しく表示されなかったため、「ブック」アプリに保存して開き直しました。すると正常に表示され、そのままコンビニ印刷用に使えました。このように「表示できない=印刷できない」ではなく、アプリを切り替えるだけで解決できるケースが多いです。
ラベルはA4用紙に横向きで配置されています。印刷前に必ず「用紙に合わせて縮小」や「余白なし」の設定を確認しましょう。印刷がずれると、QRコードやバーコードが切れてしまい、郵便局で受け付けてもらえない場合があります。
スマホから直接印刷する際の注意点
自宅にプリンターがある場合は、スマホから直接接続して印刷が可能です。主な方法は以下の2つです。
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iPhoneの場合 → AirPrint対応プリンター
Wi-Fiで接続すればプリンターが自動検出され、数タップで印刷できます。アプリ不要でシンプルですが、プリンターがAirPrint非対応の場合は専用アプリが必要になります。 -
Androidの場合 → プリンターメーカー専用アプリ
Canon PRINT、Epson iPrint、Brother iPrint&Scanなどの無料アプリを利用します。写真印刷と同じ手順でPDFを選び、A4サイズに設定して印刷可能です。
ここで注意したいのが「用紙サイズ」と「印刷方向」です。クリックポストのラベルは横向きですが、プリンターの設定が縦印刷に固定されていると、一部が切れてしまいます。また、プリンターによってはデフォルトが「レターサイズ」になっていることがあり、そのまま印刷すると余白が大きく出てしまいます。
私が実際にBrother製プリンターを使った際も、最初は真っ白の紙しか出てこず焦りました。原因はプリンター側の用紙設定がA4ではなくレターサイズに切り替わっていたためでした。設定を直すと問題なく印刷でき、無事にラベルを荷物に貼ることができました。
印刷したラベルは普通のコピー用紙でもOKですが、長距離輸送の場合は雨や摩擦でにじむこともあります。そのため、透明テープで表面を保護したり、耐水ラベル用紙を使うのが安心です。
コンビニでクリックポストを印刷する方法
スマホからクリックポストを利用する場合、自宅にプリンターがない人でも安心です。コンビニのマルチコピー機を使えば、PDFをアップロードして印刷することができます。ここでは、セブンイレブン、ファミリーマート、ローソンそれぞれの方法を解説し、実際に体験したトラブルと解決策も紹介します。
セブンイレブンでの印刷手順
セブンイレブンでは、専用アプリ「netprint(ネットプリント)」を利用します。
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アプリをダウンロード
iPhoneならApp Store、AndroidならGoogle Playから「netprint」をインストールします。 -
会員登録またはログイン
会員登録をしてログインすると、スマホからPDFをアップロードできるようになります。ゲスト登録でも利用可能ですが、会員登録をしておくと印刷履歴を確認できて便利です。 -
PDFをアップロード
クリックポストのラベル(PDF)を「共有」からnetprintアプリに送信します。すると、8桁の予約番号が発行されます。 -
セブンイレブンで印刷
店舗のマルチコピー機で「ネットプリント」を選び、予約番号を入力します。A4サイズ・白黒印刷で1枚20円、カラーなら60円で印刷可能です。
実際に筆者が利用したときは、アップロードから印刷までわずか5分程度でした。画面操作もシンプルで、初めてでも迷わず進められると思います。
注意点としては、ラベルは 必ずA4サイズ・白黒印刷でOK という点です。カラーである必要はありません。最初に筆者はカラー印刷を選んでしまい、不要な出費をしてしまいました。クリックポストのバーコードやQRコードはモノクロでも読み取れるため、コストを抑えるなら白黒印刷で十分です。
ファミリーマート・ローソンでの印刷方法
ファミマとローソンでは、同じ系列のマルチコピー機を採用しており、操作方法もほぼ共通です。利用するのは「PrintSmash」または「ネットワークプリントサービス」です。
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PrintSmashアプリをインストール
無料で利用でき、Wi-Fi経由でスマホからPDFを直接コピー機に送信できます。 -
コンビニのマルチコピー機に接続
店舗内でスマホをWi-Fi接続すると、アプリ内にコピー機が表示されます。そこからPDFを選んで送信します。 -
印刷設定を選択
A4サイズ、白黒印刷で20円。こちらもカラー印刷は不要です。 -
印刷実行
コピー機からその場でラベルが出力されます。
また、「ネットワークプリントサービス」を利用する方法もあります。この場合、事前に会員登録してPDFをアップロードし、コンビニのコピー機に番号を入力して印刷します。スマホから直接送信するPrintSmashの方がスピーディーですが、事前に用意しておきたい場合はネットワークプリントの方が便利です。
筆者はファミマでPrintSmashを使いましたが、アプリからPDFを送信してから印刷完了まで約3分と非常にスムーズでした。ただし、店内Wi-Fiが混雑していると送信が途中で途切れることがあるので、その点だけ注意が必要です。
コンビニ印刷でのトラブル回避策
コンビニ印刷は便利ですが、現場での失敗談も少なくありません。ここではよくあるトラブルと解決策をまとめます。
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印刷サイズがずれる
→ コピー機の設定で「用紙サイズに合わせる」を選ぶと、余白が大きく出てしまうことがあります。必ず「原寸印刷」に設定しましょう。 -
ネットワークエラーで送信できない
→ 店内Wi-Fiが混雑しているとエラーになることがあります。その場合は、USBメモリにPDFを保存して直接差し込む方法が確実です。 -
印刷したラベルが郵便局で使えなかった
→ A4サイズ以外で印刷すると、規定外になり受付不可になることがあります。縮小や拡大はせず、必ずA4で印刷しましょう。
実際に筆者は、ファミマで「用紙に合わせる」設定を選んでしまい、ラベルが小さく印刷されてしまった経験があります。幸い郵便局員の方に「もう一度印刷してきてください」と指摘されて気づきましたが、これでは時間とお金を無駄にしてしまいます。事前にプレビューでサイズを確認することが大切です。
自宅プリンターをスマホと連携する方法
クリックポストを日常的に使う人にとって、最も効率が良いのは自宅プリンターを活用する方法です。スマホから直接印刷できる環境を整えておけば、コンビニに行く手間が省け、発送作業を大幅に短縮できます。ここでは、Wi-Fi対応プリンターを使うケース、USB接続の可否、そしてインクや用紙選びのポイントを解説します。
Wi-Fiプリンターを利用するケース
近年販売されている家庭用プリンターの多くはWi-Fi対応です。iPhoneなら AirPrint、Androidなら 各メーカーの専用アプリ を使うことで、スマホから直接印刷が可能になります。
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iPhone(AirPrint対応)
クリックポストのラベルPDFを開き、「共有」から「プリント」を選ぶだけで、同じWi-Fiに接続されているプリンターが自動的に表示されます。アプリ不要で非常に簡単です。 -
Android(メーカーアプリ)
Canon PRINT、Epson iPrint、Brother iPrint&Scanなどのアプリを利用します。アプリ内でPDFを選び、印刷設定を「A4・原寸」にして出力します。
筆者はCanonのWi-Fiプリンターを使用していますが、スマホから印刷するのにかかる時間はおよそ1分程度。ブラウザでPDFを開き、「共有」からCanonアプリに送るだけで完了します。パソコンを立ち上げる必要がないため、発送作業のストレスが大幅に減りました。
USB接続で印刷できるか
一部のAndroid端末ではOTGケーブルを使ってUSB接続し、プリンターに直接つなぐことが可能です。しかし、すべてのプリンターで動作保証があるわけではなく、専用ドライバーが必要になるケースもあります。
iPhoneでは基本的にUSB接続は不可で、Wi-FiまたはBluetooth対応プリンターを利用するしかありません。したがって、スマホ印刷を前提にするならWi-Fi対応モデルを選ぶのが安心です。
インクや用紙の選び方と実体験談
自宅印刷で意外と気になるのがコストです。クリックポストのラベルはA4用紙1枚に収まるため、白黒印刷で十分ですが、インクや用紙によって仕上がりや耐久性に差が出ます。
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コピー用紙(普通紙)
最も安価で入手しやすく、問題なく利用可能。筆者も普段はこちらを使用しています。ただし、雨に濡れるとにじむ可能性があるため、テープで保護するのが必須です。 -
ラベルシール用紙
裏面がシールになっており、印刷後そのまま荷物に貼れるため便利です。切り貼りの手間が省け、見た目もきれいに仕上がります。ただし、コストはやや高めです。 -
耐水紙・光沢紙
長距離輸送や雨天時でも安心。筆者が一度、沖縄に荷物を送った際には雨対策として耐水紙を使いました。到着後もラベルがきれいなままで、安心感がありました。
インク代については、白黒1枚あたり数円程度と考えて差し支えありません。筆者の環境では、A4普通紙で1枚あたり約3円ほどで印刷できています。コンビニの20円と比較すると圧倒的に安いため、発送頻度が多い人には自宅プリンターがおすすめです。
スマホ利用時によくある失敗と対処法
スマホからクリックポストを利用できるのは便利ですが、実際にやってみると意外なところでトラブルが起こることがあります。ここでは、ユーザーからよく聞かれる失敗例を取り上げ、その原因と対処法を具体的に紹介します。実際に筆者自身や周囲の体験談も交えて解説するので、初めて利用する方でも安心して準備できるはずです。
PDFが開けない・文字化けする場合
最も多いトラブルのひとつが「PDFが正しく開けない」というものです。
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症状例
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Safariで開くと真っ白な画面になる(iPhone)
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Chromeで開くと文字が四角い記号に化ける(Android)
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開けてもラベルが正しく表示されない
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原因は、スマホ標準のPDFビューアが完全対応していないことです。
解決策
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Adobe Acrobat ReaderなどのPDF専用アプリをインストールする
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PDFを一度「ファイルに保存」や「ダウンロード」してから開く
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それでもダメなら別のブラウザアプリを利用する
筆者も実際にiPhoneのSafariで白紙になる現象を経験しましたが、「ブック」アプリに保存してから開くと正常に表示されました。アプリを切り替えるだけで解決するケースが多いため、慌てず対応しましょう。
印刷サイズがズレる場合
ラベルを印刷するときに、サイズが小さくなったり、余白が広すぎたりする失敗もよくあります。
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症状例
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コンビニのコピー機で縮小されて出力された
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プリンターで横幅が切れてしまった
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QRコードが欠けて読み取れない
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解決策
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印刷設定で「拡大縮小なし」「原寸」を選択する
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「用紙に合わせる」ではなく「等倍」で印刷する
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印刷プレビューで必ず位置を確認してから出力する
筆者は一度、ファミマのコピー機で「用紙に合わせる」を選んでしまい、ラベルが小さく印刷されました。その結果、郵便局で「バーコードが読み取れません」と返され、再度印刷する羽目になりました。わずかな設定の違いが大きな失敗につながるので注意が必要です。
ラベルがはがれる・にじむときの工夫
印刷まではうまくいっても、発送中にラベルが剥がれたり、雨でにじんだりすることがあります。
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原因
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普通紙に印刷してそのまま貼ると、粘着力が弱く剥がれやすい
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インクジェットプリンターの水性インクは水に弱い
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対策
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ラベルシール用紙を利用する
A4サイズのラベル用紙に印刷すれば、切ってそのまま貼れるため便利です。剥がれにくく、見た目もきれいに仕上がります。 -
透明テープで保護する
普通紙を使う場合は、印刷したラベルを荷物に貼った後、上から透明テープで覆うのが安心です。筆者も雨の日の発送では必ずこの方法を取っています。 -
耐水紙を利用する
頻繁に発送する人や長距離輸送が多い人には、耐水紙をおすすめします。沖縄や北海道など距離のある発送では特に効果的です。
筆者の友人は、普通紙のラベルをそのまま貼ったところ、雨でにじんでしまい、郵便局で再配送手続きが必要になった経験があります。それ以来、必ず透明テープで保護しているそうです。
効率よく発送するための小技
クリックポストはスマホだけで完結できる便利なサービスですが、発送回数が増えてくると「入力や印刷に時間がかかる」「同じ作業を繰り返して面倒」と感じることもあります。ここでは、発送作業を効率化するための小技を紹介します。特にフリマアプリやネットショップを日常的に利用している方には大きな時短効果があります。
複数件をまとめて印刷する方法
フリマやショップ運営をしていると、1日に複数件の発送が必要になることもあります。そのたびに1件ずつPDFを開いて印刷していると時間がかかります。
解決策:PDFを結合する
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無料アプリ「Adobe Acrobat」「Smallpdf」などを使って複数のPDFを1つにまとめる
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スマホからでも操作可能で、数分で複数ラベルを1枚のファイルにできます
筆者が5件分をまとめて印刷した際、プリンターに紙をセットするのも1回で済み、切り分け作業も一気にできました。作業時間は従来の半分以下に短縮でき、特に発送が集中する月末には大活躍しています。
発送準備を短縮する工夫
毎回住所や差出人を入力するのは意外と手間です。しかしクリックポストには 履歴保存機能 があるため、効率化できます。
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差出人情報は初回入力後、自動で保存される
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過去に送った宛先も履歴から呼び出し可能
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住所録のように使えるので、リピーターへの発送が楽になる
フリマアプリ経由で利用する場合はさらに便利です。購入者の情報が自動反映されるため、入力ミスのリスクが減ります。筆者はメルカリを使っていますが、取引画面から「クリックポスト」を選ぶだけで、宛先がすでに入力された状態になるので非常に助かっています。
梱包とラベル貼りの最適化
発送準備にかかる時間は「梱包」と「ラベル貼り」が大きな割合を占めます。ここを工夫するとさらに効率的です。
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梱包材をあらかじめ用意しておく
クリックポスト対応サイズの封筒や箱をまとめ買いしておけば、商品に合わせてすぐ使えます。100均でもA4封筒や厚紙封筒が手に入ります。 -
シールラベル用紙を活用する
A4シートタイプのラベル用紙に印刷すれば、切ってそのまま貼れるのでテープが不要になります。見た目もすっきり仕上がります。 -
作業手順をルーティン化する
「商品を入れる → 封をする → ラベルを貼る → 透明テープで補強」という流れを固定すると、迷わず作業できるようになります。
筆者は以前、普通紙に印刷してハサミで切り、スティックのりで貼っていました。しかし途中で角が浮いてしまったり、時間がかかったりして非効率でした。ラベルシール用紙を導入してからは、貼り付けが1枚わずか数秒で完了し、見た目もきれいでクレーム防止にもなっています。
まとめ
クリックポストは、スマホだけで申し込みからラベル印刷、発送まで完結できる非常に便利なサービスです。自宅にパソコンがなくても、スマホとプリンター、またはコンビニ印刷を組み合わせれば、誰でも手軽に利用できます。
実際に筆者も、以前は発送のたびにパソコンを立ち上げていましたが、スマホだけで済むようになってからは作業効率が大幅に向上しました。外出先で申し込みを済ませ、帰宅後に印刷してそのままポスト投函、という流れも可能になり、発送作業の自由度が格段に上がったと感じています。
もちろんスマホ利用にはいくつか注意点があります。PDFが開けない場合は専用アプリを利用する、印刷設定は必ず「A4・原寸」にする、ラベルは透明テープで補強するなど、ちょっとした工夫で失敗を防げます。これらのポイントを押さえておけば、郵便局での差し戻しや再印刷の手間もほぼゼロになります。
また、発送頻度が多い人は、自宅にWi-Fi対応プリンターを導入するとコストも作業時間も大幅に削減できます。ラベルシール用紙を使えば貼り付け作業も一瞬で終わり、見た目もプロのように仕上がります。
一方で、月に数回しか利用しない人にとっては、コンビニ印刷の方が経済的で便利です。どの方法を選ぶかは利用スタイル次第ですが、どちらにしても「パソコンがないから利用できない」という不便さは一切ありません。
スマホだけでクリックポストを使いこなせるようになれば、フリマ取引もネットショップ運営も、これまで以上にスムーズになります。発送作業にかかる時間を短縮し、空いた時間を別の作業や趣味に使うことができるのは、大きなメリットといえるでしょう。
FAQ(よくある質問)
Q1:スマホだけでクリックポストを利用できますか?
A1:はい、申し込みから支払い、印刷、発送までスマホだけで可能です。パソコンは不要です。実際に筆者もスマホだけで数十件発送しましたが、問題なく利用できました。
Q2:コンビニでモノクロ印刷しても発送できますか?
A2:はい、ラベルは白黒印刷でも有効です。バーコードやQRコードはモノクロでも読み取れるため、コスト削減のためにもモノクロで十分です。
Q3:スマホにPDFアプリがなくても印刷できますか?
A3:一度ファイルに保存し、コンビニのプリントアプリ(netprintやPrintSmash)を利用すれば印刷可能です。ただし表示が崩れることがあるため、Adobe Acrobat ReaderなどPDF専用アプリを入れておくと安心です。
Q4:ラベルの再印刷はスマホからできますか?
A4:はい、マイページから再発行が可能です。再印刷期限は支払い完了から一定期間なので、印刷トラブルがあっても安心です。
Q5:支払い方法はスマホ決済に対応していますか?
A5:Yahoo!ウォレット(クレジットカード)とAmazon Payに対応しており、スマホから簡単に決済できます。実際に筆者はAmazon Payを利用し、ワンタップで支払いが完了しました。