はじめに
Instagramを使っていると、ホーム画面や通知欄、フォロー候補に「あなたの知り合いかもしれません」という表示を見かけることがあります。「なぜ表示されるのか」と疑問に思う人も多いかもしれませんが、これはInstagramの自動推薦機能による一般的な動作です。
この機能は、Instagramがあなたの交友関係やアクティビティをもとに「つながりそうな人」を自動的におすすめしているもので、アカウント拡散の一環として導入されています。
しかし、「なぜあの人が出てくるの?」「知られたくない人に表示されたら嫌だ」「非表示にする方法はないの?」と感じる人も少なくありません。
この記事では、2025年時点の最新仕様に基づき、「あなたの知り合いかもしれません」表示の仕組み・おすすめされる条件・非表示の方法をわかりやすく解説します。
実際の表示条件やアルゴリズムの傾向を知れば、不要な表示を減らすことも可能です。
「あなたの知り合いかもしれません」とは?
表示される場所
この表示は、以下の3か所でよく見られます。
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ホームフィード(おすすめユーザー欄)
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フォロー一覧下部
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通知タブの「おすすめ」エリア
つまり、Instagramが「あなたと関係がありそう」と判断したアカウントをフォロー候補として提示しているわけです。
目的と仕組み
Instagramの目的は、ユーザー同士のつながりを増やし、アプリ利用時間を長くすること。そのため、AIが「共通点の多いユーザー」を自動で推薦する仕組みになっています。
Instagram公式によれば、この表示は単なるランダムではなく、以下のような要素をもとに判断されています。
「あなたの知り合いかもしれません」に出る主な理由
① 連絡先(電話帳)の同期
最も直接的な要因が電話帳の同期機能です。
初回ログイン時や「連絡先をリンク」設定をONにしている場合、スマホの電話帳に登録されている人をInstagramが認識し、候補として表示します。
つまり、電話番号を知っているだけで相手のアカウントがおすすめに出る可能性があります。
💡実例:
あなたのスマホに「高校の同級生Aさん」の番号が登録されていて、AさんもInstagramで同じ番号を使って登録していると、「あなたの知り合いかもしれません」にAさんが表示されます。
② Facebookとの連携
InstagramはMeta(旧Facebook)傘下のため、Facebookアカウントとの連携情報も共有されています。
Facebookで友達になっている人や、共通のコミュニティに属している人がインスタでも「知り合い候補」に出やすくなります。
③ 共通のフォロワー・タグ・コメント
InstagramのAIは「あなたと相手が同じアカウントをフォローしている」「同じ投稿にいいね・コメントをしている」「同じ位置情報タグを使っている」などの共通行動から関係性を推測します。
特に、同じ投稿に何度も反応している場合、候補に出やすくなります。
④ 同じWi-FiやIPアドレスの利用
一部ユーザーの報告では、同じネットワーク環境で利用している人が候補に出るケースもあるようです(※公式には未公表の仕組みです)。
たとえば同じ会社や学校のWi-Fiを使っている場合、同じネットワーク環境にいるユーザーが表示されるという報告もありますが、これは公式仕様として公表されているわけではなく、ユーザー間の観察による傾向です。
⑤ 検索履歴やプロフィール閲覧履歴
Instagramは「あなたが検索したアカウント」や「プロフィールを開いた相手」などの行動履歴も推薦に影響する可能性があります(※Meta公式はアルゴリズムの詳細を公開していません)。
何度も同じ人のプロフィールを見ていると、あなたの方にもその人が「知り合いかもしれません」と表示されることがあります。
「あなたの知り合いかもしれません」を非表示にする方法
方法①:連絡先の同期をオフにする
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Instagramアプリを開く
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右下プロフィール→右上メニュー(三本線)→「設定とプライバシー」
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「アカウントセンター」→「アカウント設定」→「連絡先の同期」
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「連絡先をリンク」をOFF
これで、電話帳情報がInstagramに送信されなくなり、新しい知り合い候補の表示が減ります。
方法②:Facebook連携を解除する
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設定とプライバシー→「アカウントセンター」→「プロフィール連携」
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Facebookとのリンクを削除
これにより、Facebookの友達や共通グループからの候補表示が止まります。
方法③:おすすめユーザーを手動で非表示にする
フォロー候補に表示されたアカウントの右横にある「×」または「削除」ボタンを押すと、そのユーザーは一時的にリストから除外されます。
完全非表示ではありませんが、繰り返すことでAIの学習が進み、似たタイプの候補が減ります。
方法④:非公開アカウントに切り替える
「設定とプライバシー」→「プライバシー」→「非公開アカウント」をONにすると、他人のおすすめ欄に自分が出る確率が大幅に下がります。
ただし、自分からも新規ユーザーが見つけにくくなるため、フォロワーを増やしたい人は注意が必要です。
「あなたの知り合いかもしれません」に出ないようにするコツ
プロフィール情報を最小限にする
電話番号・メールアドレス・実名など、個人特定に繋がる情報を登録しないことで、アルゴリズムが「同一人物」と判断しにくくなります。
連絡先アクセスを拒否する
アプリ初回起動時に「連絡先へのアクセスを許可しますか?」と表示されたら「許可しない」を選択。これにより、Instagramがあなたの電話帳データを参照できません。
サブアカウントを作る場合は別情報で登録
プライベート用・趣味用など複数アカウントを作る際は、別のメールアドレス・電話番号を使うのが安全です。
同一情報を使うと、アカウント同士が関連付けられて表示されることがあります。
まとめ
「あなたの知り合いかもしれません」は、InstagramがAIでつながりを推測しておすすめする自動表示機能です。
表示される主な理由は、連絡先の同期・Facebook連携・共通フォロワー・行動履歴など。
知らない人が出てきても、必ずしもあなたの情報が漏れているわけではありません。アルゴリズム上の推測表示にすぎません。
不要な表示を減らしたい場合は、
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連絡先同期をOFF
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Facebook連携を解除
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プロフィール情報を最小限に
この3ステップを意識すれば、表示はかなり少なくなります。
FAQ
Q1. 「知り合いかもしれません」に出ると相手にも自分が出ますか?
A. 双方向ではありません。あなたに表示されても、相手側には出ないこともあります。
Q2. 非公開アカウントにしても出ることはありますか?
A. ありますが頻度は減ります。連絡先情報が一致している場合などは表示されることがあります。
Q3. 知り合いに出ないように完全に防ぐ方法はありますか?
A. 完全に防ぐことは難しいですが、連絡先やFacebook連携をオフにすることで表示頻度を大幅に減らすことができます。
Q4. この表示を消すだけの設定はありますか?
A. 現時点ではありません。表示を減らすには同期解除・手動非表示で対応します。
※本記事は2025年時点のInstagram仕様および一般的なユーザー報告をもとに構成しています。実際の挙動や設定内容は今後のアップデートで変更される可能性があります。
※プライバシー保護に関する詳細は、Instagram公式ヘルプセンターおよびMetaプライバシーポリシーをご確認ください。
※本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、Meta社(Instagram運営会社)の公式見解や保証を示すものではありません。設定方法や挙動はアプリのバージョンによって異なる場合があります。
