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フォルダの構成をテキストで説明しようとしたとき、あの「├」や「└」といった記号をどう入力すればよいのかわからず、手が止まってしまうことはありませんか。
結論からいえば、フォルダツリーの記号は「罫線素片」と呼ばれる文字で、コピペ一覧から貼り付けるか「けいせん」と入力して変換することで使用できます。
ただし、半角と全角の記号が混在すると桁がずれて見えたり、環境によっては文字化けして表示されたりする場合があるため、使う場所に合った方法を確認しておくことが大切です。
この記事では、フォルダツリーに使われる記号の意味や種類から、Windows・Macそれぞれの入力方法、コピペ用の一覧、treeコマンドやWebツールを使った自動出力の方法までを紹介します。
資料やドキュメントでフォルダ構成をわかりやすく示したい方も、記号の入力に手間取っていた方も、自分に合ったやり方を見つけやすくなるはずです。
記号の意味と入力方法を押さえることで、フォルダツリーの作成をより効率的に行えます。
この記事でわかること
- ├└│─などフォルダツリー記号の意味と使い分け
- コピペだけで使える細線・太線の記号一覧
- Windows・Macそれぞれでの記号の入力方法
- treeコマンドやWebツールを使った構成図の自動作成方法
- フォルダツリーの記号は「罫線素片」と呼ばれる文字で、├と└が基本になる
- ツリー記号はコピペ一覧から拾えばキーボード操作なしで使える
- Windowsでは「けいせん」と打って変換すればツリー記号を入力できる
- Macは「けいせん」変換とEmoji and Symbols Viewerの2通りで入力する
- 罫線素片はUnicodeのBox Drawingブロックに割り当てられた全角文字である
- 手打ちが面倒なフォルダ構造はtreeコマンドで自動出力できる
- テキストを貼るだけでツリー図に変換できるWebツールも用意されている
- 見やすいディレクトリ構成図はインデントと記号の位置を揃えることで作れる
- パス区切り記号はWindowsの¥(\)とMac・Linuxの/で異なる
- まとめ
フォルダツリーの記号は「罫線素片」と呼ばれる文字で、├と└が基本になる

フォルダの中身を階層で表すときに使うあの記号は、罫線素片(けいせんそへん)と呼ばれる文字グループに属しています。
パソコンの説明書やIT系の記事でよく見かける├や└も、実はこの罫線素片という文字グループの一員です。
名前を知らなくても普段から目にしている記号なので、意味さえ押さえれば読み書きに困ることはありません。
├は枝分かれの途中、└は最後の項目を表す
フォルダツリーを組み立てるときにまず覚えておきたいのが、├と└の使い分けです。
├は「まだ下に続きがある枝分かれ」、└は「その階層で最後の項目」という役割を持っています。
この違いを意識するだけで、ツリー図がぐっと読みやすくなります。
たとえば親フォルダの中に子フォルダが3つある場合、上の2つには├を使い、一番下の3つ目だけ└に変える、という並べ方が一般的です。
└が出てきた時点で「この階層はここで終わり」と視覚的に伝わるため、読み手が階層構造を追いやすくなります。
逆に言うと、最後の項目まで├を使い続けてしまうと、どこで階層が終わっているのか分かりにくく見えることがあるため、注意が必要です。
手作業でツリーを書くときにありがちな失敗なので、書き終えたら一番下の記号が└になっているか見直す習慣をつけておくと安心です。
簡単に整理すると、次のような使い分けになります。
- ├:同じ階層にまだ次の項目が続く場合に使う
- └:同じ階層でその項目が最後になる場合に使う
│は縦のつながり、─は横の伸びを担当する
├や└と並んでよく使われるのが│と─です。
│は上下の階層がつながっていることを示す縦線で、─は項目名へと伸びる横線の役割を持っています。
具体的には、├や└の下に別の階層が続く場合、その空間を埋めるように│を縦に並べて「まだ関係が続いている」ことを表します。
一方の─は├や└のすぐ右側にくっつけて使い、フォルダ名やファイル名へとつなげる短い線として機能します。
この2つの記号は単独で使われることは少なく、├└とセットで初めて意味を持つ記号だと考えると分かりやすいです。
│が途切れていたり─の長さがバラバラだったりすると、階層の深さが伝わりにくくなってしまいます。
見た目を整えるコツとしては、同じ階層では│の位置をそろえ、─の本数もできるだけ統一することです。
この点を意識するだけで、手作りのツリー図でも見やすさがぐっと変わってきます。
太線の┣┗┃と細線の├└│は見た目の強さで使い分ける
罫線素片には、これまで紹介した細い線の記号に加えて、太い線で描かれた┣┗┃という仲間も用意されています。
太線と細線は同じ役割を持ちながら、見た目の強さが異なるため、用途に応じて選ぶことができます。
細線の├└│は、フォルダ構成をさらっと説明したいときや、文章の中に自然に溶け込ませたいときに向いています。
一方で太線の┣┗┃は線がしっかり目立つため、資料の見出し部分や強調したい階層を際立たせたいときに使われることが多い記号です。
下の表に、それぞれの記号のイメージをまとめました。
| 種類 | 記号例 | 印象・用途 |
|---|---|---|
| 細線 | ├ └ │ | やわらかい印象で、一般的な説明文に馴染みやすい |
| 太線 | ┣ ┗ ┃ | くっきりした印象で、強調したい部分に向いている |
一つの図の中で太線と細線を無秩序に混ぜてしまうと、どちらが重要な階層なのか伝わりにくくなります。
基本は細線で統一し、特に目立たせたい部分だけ太線に切り替える、というルールを自分の中で決めておくと、見た目が整ったツリー図に仕上がります。
ツリー記号はコピペ一覧から拾えばキーボード操作なしで使える
フォルダツリーの記号は、変換操作を覚えなくてもコピーして貼り付けることで使用できます。
読み方や入力方法を一つずつ調べるのは手間がかかりますが、よく使う記号をまとめて手元に置いておけば、必要なときにさっと取り出せます。
ここでは細線・太線・半角記号の3パターンを一覧で紹介します。
細線セット(┌┬┐├┼┤└┴┘─│)をそのまま貼り付ける
細線の罫線素片は、フォルダ構成図でもっとも使う頻度が高い記号のまとまりです。
下の一覧からそのままコピーして使用することで、変換の手間を省略できます。
テキストエディタやメモ帳、チャットツールなど、貼り付け先を選ばない点も扱いやすいところです。
- ┌ 左上の角(ツリーの起点)
- ┬ 上向きの分岐
- ┐ 右上の角
- ├ 枝分かれの途中
- ┼ 十字の交点
- ┤ 右向きの終端
- └ 最後の項目
- ┴ 下向きの分岐
- ┘ 右下の角
- ─ 横のライン
- │ 縦のライン
これらは全角文字として扱われるため、半角の記号と混ぜて使うと桁がずれて見た目が崩れやすくなります。
コピペする際は、貼り付け先のフォントが等幅かどうかも合わせて確認しておくと安心です。
文章の中に埋め込むより、構成図としてまとまった塊で使うほうが崩れにくい傾向があります。
太線セット(┏┳┓┣╋┫┗┻┛━┃)で見出し部分を強調する
太線セットは、細線と同じ並びの記号を線の太さだけ変えたものです。
見出しや強調したい階層に使うと、資料全体の中でその部分だけくっきり目立たせられます。
| 記号 | 役割の目安 |
|---|---|
| ┏ ┓ ┗ ┛ | 四隅の角 |
| ┳ ┻ | 上下方向の分岐 |
| ┣ | 枝分かれの途中(強調用) |
| ╋ | 十字の交点 |
| ┫ | 右向きの終端 |
| ━ ┃ | 横・縦のライン |
太線と細線を同じコピペ一覧の中から拾ってくると、うっかり両方を混在させてしまうことがあります。
見た目のルールを決めずに混ぜると、どの階層が重要なのか読み手に伝わりにくく見えるため、注意が必要です。
一覧はあくまで素材として使い、貼り付けたあとに統一感があるか見直す一手間を挟むと、仕上がりが安定します。
半角記号(|、+、-、\)だけでツリーを組む代替案もある
罫線素片が使えない環境や、半角文字だけで済ませたい場面では、半角記号の組み合わせで代用する方法もあります。
「|」「+」「-」「\」の4種類を組み合わせることで、簡易的なツリー構造を表現することができます。
プログラムのコメントやプレーンテキストのメモなど、装飾を最小限にしたい場面で選ばれることが多いやり方です。
- | … 縦のつながり(│の代わり)
- + … 分岐点や角(├└┌などの代わり)
- – … 横のライン(─の代わり)
- \ … 斜めのつながりを表す場合に使う
例えば「+– フォルダA」「| +– ファイル1.txt」のように組み合わせると、罫線素片がなくても階層関係が伝わる表記になります。
見た目の柔らかさは罫線素片に劣りますが、半角文字だけで完結するため文字化けの心配が少なく、環境を選ばずに使える点は利点です。
用途や共有先に応じて、罫線素片と半角記号を使い分けるとよいでしょう。
Windowsでは「けいせん」と打って変換すればツリー記号を入力できる

コピペ一覧を使わずその場で記号を出したいときは、日本語入力で「けいせん」と入力して変換することで呼び出せます。
パソコンにもとから入っている日本語入力の機能だけで完結するので、特別なソフトを追加する必要がありません。
読み方さえ覚えてしまえば、キーボード操作だけでツリー記号をサッと呼び出せるようになります。
日本語入力をオンにして「けいせん」で候補一覧を呼び出す
まずは画面右下のタスクバーなどで日本語入力がオンになっているか確認しましょう。
オンの状態で「けいせん」と入力し、変換キーを押すと、罫線素片の候補がまとめて一覧に表示されます。
候補の中から├や└、│や─といった記号を選べば、そのまま文章中に入力される仕組みです。
一つずつ探すのは少し手間ですが、「けいせん」という読み一つで一通りの記号が表示されるという点は覚えておくと便利です。
変換候補の並び順は環境によって多少異なる場合があります。
目的の記号が見当たらないときは、候補一覧をスクロールして探してみてください。
なお、変換候補の表示件数はソフトの設定によって変わることがあります。
候補が少なく感じる場合は、次に紹介する読み方を使う方法も試してみましょう。
「ひだりうえ」「ひだりした」など読みで狙った記号を直接出す
「けいせん」で一覧から探す以外に、記号の形をイメージした読みで直接変換する方法もあります。
例えば┌のような形は「ひだりうえ」、└のような形は「ひだりした」といった読みで変換候補に出てくる場合があります。
この方法のよいところは、一覧をスクロールする手間がなく、狙った記号にすぐたどり着ける点です。
フォルダツリーで頻繁に使う└や├だけを覚えておけば、入力のスピードはぐっと上がります。
ただし、読み方と記号の対応は日本語入力ソフトの種類やバージョンによって差がある場合があります。
思った記号と異なるものが変換候補に出てくることもあるため、入力後は形をよく確認してから使用するようにしましょう。
よく使う読みと記号の対応は、下の表のように簡単にメモしておくと入力がスムーズになります。
| 読み方の例 | 出てくる記号のイメージ |
|---|---|
| けいせん | ├└│─などの候補が一覧表示される |
| ひだりうえ | ┌のような左上の角を表す記号 |
| ひだりした | └のような左下の角を表す記号 |
| みぎうえ | ┐のような右上の角を表す記号 |
| みぎした | ┘のような右下の角を表す記号 |
文字コード表(charmap)やIMEパッドの部首検索からも選べる
変換で目的の記号がうまく見つからないときは、Windowsに用意されている文字コード表を使う方法もあります。
検索欄に「charmap」と入力して起動すると、罫線素片を含むさまざまな文字を一覧から探して選べます。
文字コード表では文字の並びがコード順になっているため、罫線素片のグループがまとまって表示されるのが特徴です。
目的の記号を見つけたら選択してコピーし、書類やメモに貼り付けるだけで使えます。
もう一つの方法として、日本語入力に備わっているIMEパッドを使う手もあります。
IMEパッドの部首検索や手書き入力の機能を使えば、読み方があいまいな記号でも形から探し当てられる場合があります。
普段は変換候補やコピペ一覧で済ませつつ、見つからない記号だけ文字コード表やIMEパッドで探すという使い分けをすることで、作業の手間を削減できます。
用途に応じて自分に合った方法を選んでみてください。
Macは「けいせん」変換とEmoji and Symbols Viewerの2通りで入力する

Macでフォルダツリーの記号を入力する方法は、日本語入力での変換と、記号一覧アプリからの選択の2つの方法があります。
日本語入力をよく使う人は変換のほうが手早く、英語配列やアルファベット中心の作業をしている人は記号一覧を使う場面が増えます。
どちらもMacに標準で備わっている機能なので、追加のアプリを入れる必要はありません。
日本語入力なら「けいせん」変換がWindowsと同じ手順で使える
Macでも日本語入力をオンにした状態で「けいせん」と入力して変換すると、罫線素片の候補一覧が表示されます。
これはWindowsのIMEと同じ仕組みで、読みから変換候補を呼び出すという操作の流れに違いはありません。
すでにWindowsでの変換方法を試した人であれば、迷わず使えるはずです。
候補の中には├や└だけでなく、┌や┐、┼といった組み合わせ用の記号も含まれています。
スペースキーで候補を送りながら、目的の形を探して選ぶだけで入力が完了します。
変換候補の並び順は環境によって多少前後することがあるため、狙った記号がすぐに出てこない場合は候補一覧をひと通り確認してみるとよいでしょう。
「けいせん」の一発変換はMacでも利用できるという点を覚えておくと、記号入力の手間を軽減できます。
日本語入力のオンオフはキーボード左上や画面上部の入力メニューから切り替えられます。
普段は英語入力を使っている人でも、記号を入力するときだけ一時的に切り替える運用がしやすい方法です。
英語入力時はEmoji and Symbols Viewerで罫線カテゴリを開く
英語入力のまま記号を探したい場合は、Emoji and Symbols Viewerという標準機能が役立ちます。
メニューバーの入力メニューや編集メニューから絵文字と記号の一覧を開くと、罫線素片がまとまったカテゴリを表示できます。
このビューアーは検索欄にキーワードを入力して絞り込むこともできるため、罫線に関連する語で検索すると目的の記号にたどり着きやすくなります。
一覧から記号をダブルクリックすれば、カーソル位置にそのまま挿入される仕組みです。
日本語入力に切り替える手間を省きたい場合や、英語配列のキーボードで作業している場合には、こちらの方法のほうが操作の流れを止めずに済みます。
変換に依存せず記号を選べる点が、このビューアーを使用する場合の最大のメリットです。
ただし記号の分類名やカテゴリ名は表示バージョンによって表記が異なることがあるため、見当たらないときは検索欄を使って探すのが確実です。
一覧をスクロールして探すよりも早く見つかる場合があります。
「Emoji and Symbols Viewer」を検索して探す
よく使う記号はお気に入り登録やユーザ辞書に登録して呼び出す
毎回一覧から探すのは手間なので、頻繁に使う記号はお気に入りやユーザ辞書に登録しておくと呼び出しが早くなります。
Emoji and Symbols Viewerでは記号を右クリックしてお気に入りに追加できる場合があり、次回からは専用のカテゴリからすぐに選べます。
日本語入力を使う場合は、システム環境設定のユーザ辞書に「けい1」「けい2」のような短い読みを登録し、変換候補として├や└を割り当てておく方法もあります。
読みを自分で決められるので、覚えやすい組み合わせにしておくと入力の速度が上がります。
登録の際に同じ読みを別の記号に重複登録してしまうと、変換候補が増加して選択が困難になる可能性があるため注意が必要です。
読みは記号ごとに区別しやすいものを選ぶとよいでしょう。
下の一覧は登録しておくと使いやすい記号と読みの組み合わせの例です。
| 記号 | 登録する読みの例 | 用途の目安 |
|---|---|---|
| ├ | けいひだり | 枝分かれの途中 |
| └ | けいすみ | 最後の項目 |
| │ | けいたて | 縦のつながり |
| ─ | けいよこ | 横の伸び |
一度登録してしまえば、日本語入力のオンオフに関わらず短い読みだけで記号を呼び出せるようになります。
作業の中で記号を使う頻度が高い人ほど、登録の手間に見合う効果が得られるはずです。
罫線素片はUnicodeのBox Drawingブロックに割り当てられた全角文字である
フォルダツリーで使う├や└といった記号は、Unicodeという文字の共通規格の中で、それぞれ特定の番号が割り当てられた文字として定義されています。
見た目は線を組み合わせただけのシンプルな記号ですが、コンピューターの内部ではきちんと管理された文字コードとして扱われています。
この仕組みを知っておくと、文字化けなどのトラブルにも落ち着いて対応しやすくなります。
├はU+251C、└はU+2514として定義されている
Unicodeでは、罫線素片と呼ばれる記号群が「Box Drawing」というブロックにまとめられています。
たとえば├は「U+251C」、└は「U+2514」という番号で定義されており、これはどの環境であっても基本的に同じ記号を指す共通の住所のようなものです。
この番号を知っていると、コピペ一覧が見つからない場合でも、文字コードから記号を呼び出す手段が使えます。
WindowsのIMEパッドやMacの文字ビューアでは、コード番号を入力して該当する記号を探すことができる場合があります。
下の一覧は、フォルダツリーでよく使われる記号とUnicode番号の対応をまとめたものです。
細かい番号までは覚える必要はありませんが、記号ごとに異なる番号が割り当てられているという点を理解しておくと、より深い知識につながります。
| 記号 | Unicode番号 | 用途の目安 |
|---|---|---|
| ├ | U+251C | 枝分かれの途中 |
| └ | U+2514 | 最後の項目 |
| │ | U+2502 | 縦のつながり |
| ─ | U+2500 | 横の伸び |
半角と全角が混在すると桁がずれるので統一する
罫線素片は全角文字として扱われる文字幅を持つため、半角のハイフンやパイプと組み合わせて使用すると、表示の桁がずれる可能性があります。
フォルダツリーは縦の線や横棒がきれいに揃ってこそ見やすくなるため、この桁ずれは意外と目立つ落とし穴です。
たとえば├と─を組み合わせる際、うっかり半角の「-」を混ぜてしまうと、下の階層に進むにつれて線が斜めにずれていくことがあります。
特にコピペと手入力を併用しているときに起こりやすいミスなので、記号の種類を途中で切り替えないことを意識することが大切です。
作成の途中で桁がずれていないか不安になった場合は、一度全体を選択して同じフォントで表示し直し、線が一直線に揃っているか目で確認する方法が手軽です。
全角と半角どちらを使うかを最初に決めておくと、後から直す手間を減らせます。
環境によっては文字化けするため等幅フォントで表示する
罫線素片はUnicodeで広く定義されている文字ですが、使っているフォントによっては対応する見た目のデータを持っておらず、四角い記号や別の文字に置き換わって表示されることがあります。
これがいわゆる文字化けと呼ばれる状態です。
この現象を避けるためには、プログラムのソースコード表示などで使用される等幅フォントを選択することが効果的です。
等幅フォントは一文字ずつの幅が揃っているため、罫線素片本来の縦横のつながりが崩れにくいという特徴があります。
メモ帳やテキストエディタで作業する場合は、フォントの種類を等幅系のものに切り替えるだけで見え方が改善するケースが多く見られます。
資料として配布する際は、受け取る側の環境によって見え方が変わる場合があるため、表示が崩れていないか事前に確認しておくと安心です。
手打ちが面倒なフォルダ構造はtreeコマンドで自動出力できる

フォルダの階層が深くなってくると、記号を一つずつ手で打ち込むのは正直しんどい作業になります。
そんなときはtreeコマンドを使用することで、フォルダ構造を自動で書き出すことができます。
パソコンに標準で用意されている機能なので、特別なソフトを追加しなくても試せる点が助かります。
Windowsはコマンドプロンプトで「tree /f」を実行する
Windowsパソコンには、コマンドプロンプトという文字だけで操作する画面が用意されています。
ここに「tree」と入力するだけでも、フォルダの階層構造を罫線素片付きで表示してくれます。
フォルダ名だけでなく中のファイル名まで一覧にしたい場合は、「tree /f」というコマンドを実行することで、ファイルも含めた構成を確認できます。
書き出したい場所まで移動してから実行する必要があるため、対象のフォルダにたどり着いているかを確認してから打ち込むと安心です。
コマンドプロンプトの開き方は、スタートメニューの検索欄に「cmd」と入力して探す方法が一般的として知られています。
普段こうした画面に触れ慣れていない人でも、コマンドを一行打つだけなので身構えなくて大丈夫です。
ただし、フォルダの数やファイルの数が多い場所で実行すると、画面いっぱいに文字が流れてしまい全体を見渡しにくくなることがあります。
深い階層のフォルダで試す前に、まずは小さめのフォルダで動きを確認しておくと扱いやすくなります。
MacやLinuxはターミナルでtreeをインストールして使う
MacやLinuxのパソコンでは、ターミナルという画面から同じような一覧表示ができます。
ただしWindowsとは違い、treeというコマンド自体が最初から入っていない場合があるため、事前に準備しておく必要があります。
Macの場合は、Homebrewと呼ばれる導入支援の仕組みを使って追加するのが一般的な流れです。
ターミナルを開いて所定のコマンドを打ち込むと、treeコマンドが使える状態になります。
Linuxの場合は、使っているディストリビューションに応じたパッケージ管理コマンドで導入します。
手順は少しずつ異なりますが、どの環境でも「treeを追加してから使う」という流れ自体は共通しています。
導入さえ済ませてしまえば、あとの使い方はWindowsとほぼ変わりません。
フォルダを移動してからtreeと打ち込むだけで、階層構造が罫線素片付きで画面に表示されます。
- Windows:コマンドプロンプトでそのまま「tree /f」が使える
- Mac:Homebrewなどで事前にtreeを導入してから使う
- Linux:パッケージ管理コマンドで事前にtreeを導入してから使う
出力結果はリダイレクトでテキストファイルに保存する
画面に表示された構造をそのまま資料として使いたい場合は、リダイレクトという仕組みを使ってテキストファイルに保存する方法が便利です。
コマンドの末尾に「> ファイル名.txt」のように書き加えるだけで、表示内容がファイルとして残ります。
この方法を使えば、画面をコピーして貼り付けるといった手間が省け、そのままメールやチャットで共有できる形に整えられます。
長い階層構造ほど、この保存方法のありがたみを感じやすくなります。
保存先のフォルダを間違えると、目的とは異なる場所にファイルが作成されてしまうため、実行前に現在のフォルダの位置を確認することが大切です。
慣れないうちは、デスクトップなど分かりやすい場所を指定して試すと迷いにくくなります。
作成したテキストファイルは、メモ帳やテキストエディタで開けばそのまま内容を確認できます。
等幅フォントで開けば罫線素片の縦横のつながりも崩れにくく、資料として読みやすい状態を保てます。
テキストを貼るだけでツリー図に変換できるWebツールも用意されている

コマンド操作が苦手な人でも、Webツールを使用することで、テキストを貼るだけでツリー図を作成することができます。
ブラウザ上で完結するものが多く、インストールの手間もかかりません。
ここでは目的別に使い分けやすい4つのサービスを紹介します。
| ツール名 | 得意なこと | 向いている場面 |
|---|---|---|
| ディレクトリツリーメーカー(Oteto.dev) | インデント入力から即変換 | treeコマンドが使えない環境 |
| ツリー構造変換 | インデント文字列をASCIIアート化 | 階層をテキストで書き出したいとき |
| Edraw(Wondershare) | 図形として整えた構成図作成 | 資料としてきちんと見せたいとき |
| Shutterstock | イメージ素材の提供 | 説明資料の背景や挿絵 |
ディレクトリツリーメーカー(Oteto.dev)はインデント入力で即変換できる
ディレクトリツリーメーカーは、インデントを付けたテキストを入力するだけでツリー図に変換できるWebツールとして知られています。
フォルダ名を階層ごとに改行し、半角スペースやタブでインデントを付けていけば、罫線記号付きの構造に自動で組み替わる仕組みです。
手打ちで├や└の位置を合わせる作業が要らないため、桁ずれの心配なく入力に集中できる点が使いやすさにつながっています。
コマンドプロンプトやターミナルを開くのが面倒なときや、そもそもtreeコマンドが使えない環境でも代わりに使える点も助かります。
入力欄に貼り付けた内容はその場で変換結果が確認できるため、階層の抜けや誤りにもすぐ気づけます。
ブラウザだけで完結する手軽さから、ちょっとした資料作りにも向いています。
ツリー構造変換(フォルダ階層図・ディレクトリ構造図作成ツール)は階層の書き出しに向く
ツリー構造変換は、インデント形式で書いたテキストをディレクトリツリーやフォルダ階層図としてASCIIアートに表現できるWeb上のツールとして紹介されています。
フォルダとファイルの親子関係を書き出す作業に向いており、階層の深さが増えても見た目が崩れにくいのが特徴です。
使い方はシンプルで、階層ごとにインデントを付けたテキストを入力欄に貼り付けるだけで、罫線素片を使った構造図が自動生成されます。
手作業で記号の位置を揃える手間が省けるため、階層数が多い構成ほど時間短縮の効果を感じやすくなります。
ただし、入力するインデントの幅がずれていると、変換結果の階層関係も崩れてしまうことがあります。
貼り付ける前に、インデントの深さを階層ごとに統一しておくと安心です。
「ツリー構造変換(フォルダ階層図・ディレクトリ構造図作成ツール)」を検索して探す
Edraw(Wondershare)は図形として整えた構成図を作れる
Edrawは、ディレクトリ構成図をボックスと矢印を使った図形として描ける作図ツールとして知られています。
罫線記号だけのテキスト表現とは違い、フォルダやファイルを箱で囲み、線でつないで表現できるため、見た目の分かりやすさを重視したい場面に向いています。
社内資料やプレゼン用のスライドに構成図を載せたいときは、テキストベースのツリーよりも図形の方が伝わりやすいことがあります。
色分けや大きさの調整もできるため、重要なフォルダを目立たせるといった工夫もしやすくなっています。
テキストのツリー図とは異なる仕組みのため、コピペでそのまま流用できない点には注意が必要です。
図形として一から組み立てる前提で使うツールだと理解しておくと、思っていた使い方と違って戸惑うことを避けられます。
資料用のイメージ素材はShutterstockから探す
Shutterstockは、「ディレクトリツリー」に関連したHD画像素材が1487点ほど収録されているとされるロイヤリティフリーの写真・イラスト素材サービスです。
資料やスライドの表紙、説明の補足として使えるイメージ画像を探す際の選択肢になります。
自分でツリー図を作る代わりに、イメージとして視覚的な素材を添えたいときに役立つ場面があります。
フォルダやツリー構造をモチーフにしたイラストは、説明文だけでは伝わりにくい雰囲気を補う目的で使われることがあります。
- 資料の表紙や見出し部分の装飾として
- 説明文の理解を助ける補助画像として
- プレゼン資料の背景素材として
素材の利用条件や収録点数、価格などは変更される場合があるため、最新の情報は公式サイトや販売ページでご確認ください。
見やすいディレクトリ構成図はインデントと記号の位置を揃えることで作れる
ツリー記号を並べるだけでは、見やすい構成図にはなりません。
桁を揃えるルールを決めて記述することで、階層関係がひと目で伝わる図になります。
ここでは記号の使い方や表記のコツを、具体的な書き方とあわせて紹介します。
同じ階層の記号は必ず同じ桁に並べる
フォルダ構成図で読みにくくなる原因のほとんどは、階層ごとの桁がずれていることにあります。
同じ階層に属するファイルやフォルダの記号は、必ず同じ位置から書き始めるようにします。
たとえば全角スペース2文字分、あるいは半角スペース4文字分など、階層を1つ下げるごとのインデント幅を最初に決めておくと迷いません。
エディタによってはタブとスペースが混在して見た目がずれることがあるため、どちらか一方に統一しておくと安心です。
特に手入力で構成図を作るときは、コピペを繰り返すうちに桁がずれてしまう場合があります。
作成後に上から下まで縦に記号の位置を目で追って確認するだけでも、ずれに気づきやすくなります。
等幅フォントで表示していない環境だと、桁が揃っているつもりでもずれて見えることがあります。
構成図を共有する際は、表示に使うフォントについても一言添えておくと親切です。
最終要素だけ└にして枝の終わりを明示する
同じ階層の中で、まだ続きがある項目には├を使い、その階層で最後の項目にだけ└を使うのが基本の書き方です。
この使い分けによって、どこで枝分かれが終わるのかが視覚的にわかるようになります。
下記は同じ階層にファイルが3つある場合の例です。
- ├ file_a.txt(まだ続きがある)
- ├ file_b.txt(まだ続きがある)
- └ file_c.txt(この階層の最後)
最後の項目に├を使用してしまうと、まだ下に続きがあるように見え、読み手が構造を誤解する可能性があります。
特に階層を追加・削除した後に記号を直し忘れるケースが多いので、編集後は最終行の記号を必ず見直すようにします。
入れ子になった階層では、内側の枝でも同じルールを繰り返し適用します。
外側の枝が└になっていても、その内側にさらに複数の項目があれば、内側の途中の項目には├を使う点に注意が必要です。
フォルダ名の末尾に「/」を付けてファイルと区別する
構成図の中でフォルダとファイルが混在していると、名前だけではどちらか判断しづらいことがあります。
フォルダ名の末尾にスラッシュを付けておくと、見た人がひと目で区別できるようになります。
たとえば「images/」と書けばフォルダ、「logo.png」と書けばファイルだと伝わりやすくなります。
この表記はプログラムの世界でも広く使われている慣習で、社内資料や説明資料でもそのまま応用できます。
拡張子のないフォルダ名が並ぶ構成図では、この一手間があるかないかで読みやすさが大きく変わります。
フォルダとファイルの区別を記号ひとつで表現できるため、手間の割に効果が大きい工夫といえます。
チームで構成図を共有する場合は、この表記ルールをあらかじめ決めておくと、人によって書き方がばらつくことを防げます。
コメントは記号の右側にまとめて書く
フォルダやファイルの役割を補足したいときは、コメントをツリー記号や名前の右側にまとめて書くのが基本です。
左側や記号の間にコメントを挟むと、桁がずれて構成図全体が読みにくくなってしまいます。
コメントの前には「#」や「//」など、区切りとわかる記号を置いておくと、名前とコメントの境界がはっきりします。
以下は表記の一例です。
| 記述例 | 説明 |
|---|---|
| ├ config/ # 設定ファイル置き場 | フォルダの用途を右側に補足 |
| └ main.py # 起動用スクリプト | ファイルの役割を右側に補足 |
コメントの開始位置も、できるだけ列を揃えておくと見た目が整います。
名前の長さがまちまちな場合は、スペースで調整して開始位置を合わせる工夫が有効です。
行ごとにコメントの書き方がばらつくと、せっかく揃えたインデントの効果が薄れてしまう点にも注意しておきたいところです。
パス区切り記号はWindowsの¥(\)とMac・Linuxの/で異なる

フォルダの階層をパスで書き表すとき、区切りに使う記号はOSによって見た目が変わります。
Windowsでは円記号(¥)やバックスラッシュ(\)が使われ、MacやLinuxではスラッシュ(/)が使われる決まりです。
構成図をやり取りする相手の環境によって表記が違って見えるため、この違いを知っておくと混乱を避けやすくなります。
Windowsの円記号はバックスラッシュと同じ文字コードで表示が違うだけ
Windows環境でパスを書くと「C:¥Users¥フォルダ名」のように円記号(¥)で区切られているのを目にすることが多いと思います。
実はこの円記号、内部的にはバックスラッシュ(\)とまったく同じ文字コードが割り当てられており、表示するフォントの違いで見た目が変わっているだけです。
日本語環境向けのフォントでは同じコードの文字が円記号として表示され、英語圏のフォントではバックスラッシュとして表示される、という仕組みになっています。
そのためプログラムのコードなどでは「\」と書いても「¥」と書いても、環境によっては同じ意味として扱われる場合があります。
ただし見た目が違うことで「別の記号なのでは」と戸惑う人も少なくありません。
フォルダ構成図をテキストで共有する際は、どちらの表記を使っているか一言添えておくと親切です。
なお、この円記号とバックスラッシュの関係は歴史的な事情によるもので、深く追いかけるとかなり専門的な話になってきます。
ここでは「同じ文字が違って見えているだけ」という点だけ押さえておけば十分です。
Mac・Linux・URLではスラッシュが区切り記号になる
MacやLinuxの環境では、フォルダの区切りにスラッシュ(/)を使うのが基本です。
「/Users/フォルダ名/ファイル名」のように、Windowsの円記号とは向きが逆の記号が使われている点に気づいた人もいるのではないでしょうか。
さらに、ブラウザで見かけるURLの区切りにもスラッシュが使われています。
もともとUnix系のシステムでスラッシュが採用され、それがインターネットの仕組みにも受け継がれた、という流れがあるようです。
普段Windowsを使っている人がMacの操作画面やコマンドの説明を見ると、区切り記号が違うことに違和感を覚えるかもしれません。
逆にMacユーザーがWindowsのパス表記を見ると、同じような戸惑いを感じることがあります。
フォルダ構成図をテキストベースで書く場合、区切り記号にどちらを使うかで階層の伝わり方が変わってくるため、事前にどちらの環境向けの資料なのかを意識しておくと安心です。
共有する構成図は環境を明記して混乱を防ぐ
区切り記号の違いを踏まえると、フォルダ構成図やパスの記載を共有するときはどちらの環境を前提にしているかを明記しておくことが重要です。
特に手順書やマニュアルのような資料では、この一言があるかないかで読み手の理解のしやすさが変わってきます。
たとえば資料の冒頭に「本資料はWindows環境を前提としています」といった注記を入れるだけで、円記号とスラッシュのどちらを使うべきか読み手が迷わずに済みます。
逆に環境の指定がないまま円記号とスラッシュが混在していると、コピーしたパスがそのまま動かない、といった行き違いにつながりかねません。
簡単な目安として、以下のような対応関係を覚えておくと便利です。
| 環境 | 区切り記号 | 表記例 |
|---|---|---|
| Windows | ¥(\) | C:¥Users¥資料 |
| Mac・Linux | / | /Users/資料 |
| URL | / | https://例.com/資料 |
チームで作業を分担する場合や、社外の相手と資料をやり取りする場合には、使用環境をひと言添えるだけで無用な行き違いを減らすことができます。
ちょっとした注記ではありますが、フォルダ構成やパスの共有をスムーズにするための工夫として覚えておいて損はないはずです。
まとめ
この記事のポイントをまとめます。
- フォルダツリーの記号は罫線素片と呼ばれ、├と└を基本に│や─を組み合わせて使う
- 細線セットや太線セットのコピペ一覧を使えば、キーボード操作なしで記号を貼り付けられる
- Windowsでは「けいせん」と入力して変換すると、ツリー記号の候補一覧を呼び出せる
- Macでは日本語入力の「けいせん」変換と、Emoji and Symbols Viewerの2通りで記号を入力できる
- 罫線素片はUnicodeのBox Drawingブロックに属する全角文字で、├はU+251C、└はU+2514として定義されている
- フォルダ構成を手打ちするのが面倒な場合は、treeコマンドで自動出力する方法がある
- テキストを貼るだけでツリー図に変換できるWebツールも用意されている
- 見やすい構成図は、インデントと記号の位置を揃え、最終要素だけ└にすることで作りやすくなる
- パスの区切り記号はWindowsの円記号(バックスラッシュ)とMac・Linuxのスラッシュで異なるため、環境を明記すると混乱を防ぎやすい
フォルダツリーの記号は、一見すると特殊な文字に見えますが、仕組みを知ってしまえば意外と扱いやすいものです。
コピペ一覧やIME変換、専用ツールなど、自分に合った方法を選べば、無理に覚え込まなくても必要な記号を呼び出せます。
WindowsとMacでは入力方法に違いがありますが、どちらも「けいせん」という読みから変換できる点は共通しています。
まずはこの基本を押さえておくと、環境が変わっても慌てずに対応しやすくなります。
手作業での入力が面倒に感じる場合は、treeコマンドやWebツールを試してみるのもひとつの方法です。
フォルダの階層が複雑になるほど、自動化できる部分は自動化したほうが、作業の負担を減らしやすくなります。
構成図を見やすく整えるコツは、記号そのものよりもインデントや桁の揃え方にあることが多いです。
細かい部分ですが、この点を意識するだけで、読み手に伝わりやすい資料に近づけられるでしょう。
今回紹介した記号一覧や入力方法を参考に、まずは身近なフォルダ構成を書き出すところから試してみてください。
使い慣れてくると、資料作成やドキュメント整理の場面でも自然に活用できるようになっていくはずです。

